インクジェットプリンターについて ◆PCプリンター PC98を始めた頃にはまだハードディスクがやっと一般的にな った頃で、印刷の為のプリンターはドットインパクトプリンターや インクリボンタイプのプリンターが主流であった。 その為に綺麗に印刷するにはレーザープリンターが望ましく、当 時のカラープリンターはとても写真画質としてはまだまだで、イン クリボン等も高価だった為にカラーの必要性は感じなかった。 低画質カラープリンターに金額をかけるのならば、その金額があ ればモノクロでもレーザープリンターの方が良いと思われた。 しかしレーザープリンターは高価だったが、その頃からA4サイ ズであれば20万円を切る価格で販売され始めた。 その頃からプリンターやスキャナーはエプソンを使用しており、 当時のレーザープリンターはLP−2000を使用しており、その 後も同社のLP−1500Sを経て現在では右図にあるLP−16 00を使用している。 最近ではインクジェットプリンターでも顔料インク等の使用によ り、普通紙にも綺麗な印刷ができるのだろうが、やはり普通紙への 印刷画質とスピードではこの古いレーザープリンターでもこちらの 方が良いだろう。 トナーも感光体とセットで1.5万円弱で数千枚の印刷が出来る 為に、1回当たりの購入価格はかかるもののインクジェットプリン ターとのランニングコスト比較では、モノクロの印刷比較にしても おそらく逆に安い位であろう。 更に、ここ数年前からメーカー側でトナーの販売を終了してしま った為にリサイクルトナーを使用しているが、こちらであれば更に 安くなっているのだがリサイクルトナーメーカーも販売を終了して いる所が多くなってきている。 その為に、このレーザープリンターが故障してしまった場合や、 頃合いを見てレーザープリンターも買い換える必要が出て来るだろ う。 最近ではレーザープリンターもかなり安価になり、A4モノクロ レーザープリンターでは1〜2万円台でも購入でき、A4カラーレ ーザープリンターでも5万円前後から販売されている。 その為に、写真画質ではインクジェットプリンターを外せないも のの、レーザープリンターも普通紙に高速・高画質で印刷できる事 からカラーレーザープリンターとした方が良く、中型機であればA 3印刷や両面印刷ユニット等もある事から買い替え時期で検討する のが一番良いだろう。 ◆カラープリンター そしてカラープリンターと言えば1997年に購入したGATE WAY2000製の P5−200 にキャンペーンとして付いてきたEPSONのMJシリーズを使用 したのが最初であったが、黒の無い4色インク仕様と言う事もあり 色合いは全く出ず、解像度もブツブツと見えてしまい新聞や雑誌の 方が高画質であった。 丁度その頃からEPSONから写真画質のPMシリーズが販売さ れ、早速PM−700Cとその次のモデルを使用してみたが、よう やくPCプリンターでも写真と同等の画質で印刷できる様になった 事から、インクジェットプリンターも手放せない1台となる。 使用頻度が多かった事もあり故障してしまった後は、CDやDV Dに直接印刷できると言う事からも右図の右側にあるPM−900 Cを使用していたが、どうしてもCD印刷の位置が合わせられない と言う事で、後に右図左図にあるPM−950Cを使用する事とな る。 しかしPM−900Cは購入直後に用紙が真っ黒になる様な印刷 しか出来なくなり、販売店の保障もあり新品と交換して頂いたのだ が、2〜3ヶ月してまた同じ症状が出てしまった為に修理に出した 。 しかし異常なしと帰ってきてしまうが、やはり全く印刷できずに 真っ黒な紙が排出されて来るだけであった。 当時はまだUSBが流行り初めで不安定な時であった為に、トラ ブルが出ない様にとパラレルポートでプリンターを駆動していた為 に、PC側のプリンターポートの故障かと思われた。 その為に当時他の2台のPCにも新しいプリンタードライバーを ダウンロードしてインストールしてからプリンターを接続したのだ が、全く同じ現象の為にプリンターが悪いだろうと思われた。 試しにUSBを使用してみると何も問題無かったかの様に動作す る為に、この時期からインクジェットプリンターにはUSBを使用 して接続する様になった。 CDの印刷ズレが発生する事から左図にあるPM−950Cも追 加する事となったが、こちらは使い始めてまもなくインクつまりが 多発する様になり、印刷し終えて30分も経たないうちに電源を入 れると既にインクがつまっている状態になっている場合がある。 そんな状態で使っていると全くインクが出なくなってしまい、新 品のインクカードリッジと入れ換えてクリーニングモードをインク が空になるまで行っても直らなかった。 ところが何気なく見たメーカーのページには無料修理の案内があ り、早速無料修理の依頼を行ったのだが直らなかった。 その為に、現在でも必ず印刷前にはテスト印刷を行い、出ていな い色があったならばクリーニングモードを実行してテスト印刷する と言った作業が必ず必要となる。 そして2006年の年末に年賀ハガキをPM−900Cで印刷中 にプリンターが動作しなくなり、PM−950Cで急遽印刷する事 になったのだが、元々PM−950Cはインクつまりがひどい為に 新しいプリンターを購入する事にした。 ◆今回はCanonにしてみる 数年前からEPSONでは顔料タイプのインクを使用したプリン ターが増えてきているが、どうも複合機の顔料タイプがイマイチの 画質だった為にイメージが悪く、染料タイプのインクを使用してい るプリンターに限定した。 最近のカタログではやはり染料の方が綺麗な為か、顔料タイプの インクを使用したプリンターが減って来ている様である。 そして今回のPM−950Cのインクつまりの件もあったのだが 、どうやら私だけでなくEPSONのプリンターでは周囲でインク つまりなのか故障が多い話しを聞いており、染料タイプの物だけで なく顔料タイプの物も2〜3年で印刷できなくなった等と言う話し もあった。 それだからなのか全てCanon製のプリンターに代えている人 がほとんどで、真似をした訳ではないのだが今回はPM−950C で散々な目に遭っている為に、これをキッカケにCanon製のプ リンターを使用してみる事にした。 ◆Canon製のカラー表示について 色々と調べてみるとCanon製のプリンターの場合にはEPS ON製のプリンターとは違い、どうやらインクの色数表示には注意 が必要である。 EPSONでは7色といえば左図の様に7つが別々の色となって いるのだが、Canonでは右図の様に黒色が2つあるのがわかる と思うが、ほとんどのインクには【7e】と記載されているが1つ だけ【9】と記載されている物がある。 この【7e】と記載されている物は全て染料タイプのインクで、 【9】と記載されている物は顔料タイプのインクであり、写真の印 刷には全て染料タイプのインクで印刷し、当然この場合には黒色も 染料タイプのインクを使用するが、文字等は顔料インクの黒を使用 する様で、ハガキの住所面等に印刷すればにじみ難く綺麗に仕上が るのが特徴らしい。 その為に、Canonの場合には7色と言っても実質は6色と言 う事になり、EPSONのプリンターと比較する場合には1色差し 引いた物と考える必要がある。 今回は色数の一番多いiP7500の7色と決めていたが、その 下のiP4300を見てみると5色となっており、顔料インクの黒 を除くと4色となってしまう事からも、黒を除くと3色となりカラ ーの表現範囲が狭くなる事からもiP7500となるだろう。 また、更にもう一つ下のiP3300になると4色となっている が、これから顔料黒を抜くと3色となってしまい、染料の黒を抜く と2色となってしまう為にどうやって色を表現するのかだが、よく 調べてみるとどうやらここまで色数が少ないモデルになると染料の 黒は搭載していない様である。 しかし、染料の3色と顔料の黒を使用して表現しているのかどう かは不明で、何れにしてもCanon製で高画質を狙う場合には、 最低でも5色以上を選択するのが無難であろう。 ◆昔のカラー一体型タンク 右図はPM−900Cのインクタンクだが、黒とカラーとの2つ のタンク構成となっており、次のモデルであるPM−920Cまで はこの様なタイプだった様である。 最近では上記の様に各色インクタンクが個別になっており、無く なった物だけ交換すればよい為に効率が良いとあるが、実際には1 色無くなると次々に無くなる為に結局は全色予備を持つ事になる為 に、例えば1色1千円とすると全色で7千円となってしまい結構な 出費となる事がわかるだろう。 しかし、右図の様にカラーが1つのタンクになっていると6色で 2千円弱と安く、印刷できる枚数が少ないにしても1回の出費が少 なくて済む分ではお得感があり、レーザープリンターのトナーと同 様に沢山印刷できランニングコストが安いと言われても1度で出費 する金額が大きいと考えてしまう人の方が多いだろう。 その為に、あまり頻繁に使わない人であればこの2タンク方式の プリンターの方が良い様な感じがあるのだが、残念ながら最近では このタイプのプリンターは無くなってきている。 ◆今度はスキャナーが故障 プリンターの話では無いが、プリンターの故障で検討していた後 に、今度はスキャナーが通信エラーで動かなくなってしまった。 スキャナーはこれで3台目で、1台目や2台目が壊れたのは結構 年数も経ち使い過ぎの感じもあった為にしょうがなかったが、今回 の物はまだそれほど経ってもおらず、ここ最近はデジカメの利用頻 度の方が多かった事もあり、どうやらメカ的な破損等ではない様で ある。 分解してみると、ヘッドにあるフレキシブルケーブルの付け根部 分にある線材にヒビが入っている様で、この部分を仮に修復した所 では上手く動作した様である。 とりあえず間に合わせに直してみたが、結局修理に出しても購入 当初と同じ部品に交換されればまた同じトラブルが発生するのは目 に見えており、動くうちはこのまま使用するつもりではあるが、次 に故障してしまったならばプリンター同様にCanon製のスキャ ナーにしてしまうかどうか悩む所である。 どうも新しい物は安作りになってしまっている為かトラブルが多 く、これはEPSONだけではないのだろうが、これだけ周囲も含 めトラブルが続いていると別メーカーにしたくなってしまうのは私 だけだろうか? メインに戻る ⇒ コンピュータ選択メニュー ⇒ 関連製品メニュー ⇒ PIXUSメニュー |