東芝製 Dynabook Satellite J11 240C/4
東芝3モードフロッピードライバー


◆フロッピーディスクについて
 フロッピーディスクドライブは昔からあり仕様も全く変わらな い事からも、ほとんどの場合にはWindowsをインストール しただけでフロッピーが使用可能となり、今回のNotePCで も全く問題なく使用でき右下図の様にコントローラとドライブが インストールされていた。
 その為に特別な事が無い限りには標準のままで使用する事をお 薦めする。
 東芝のダウンロードサイトを見てみると『東芝3モードフロッ ピーディスクドライバ』と言う物があり、おそらく昔NEC製の PC98が1.25MBタイプのフロッピーディスクのみ使用可 能だった事もあり、それに対応したドライバーが出ている事かが あり懐かしいものである。
 これは8インチのフロッピードライブが基準となっており、後 の5インチフロッピーディスクが8インチフロッピーの制御のま まで使用した事から最後の両面2トラックを使用しない仕様だっ た事から1.25MBしなってしまったのだろう。
 しかしNEC製のPC98も1.44MBを読めないのは48 6チップセット機までで、Pentium機になってからは両タ イプのフロッピーが読み書きできる様になった為に必要無くなっ た機能である。
 その為に現在ではまず1.25MBを使用する事は無く、昔の FA機器が残っていれば必要かも知れないが、おそらく必要とす る人はほとんどいないだろう。
 今回はLANや赤外線通信でも説明したデバイスと照合を行わ ないタイプのインストール方法として紹介する為に、この東芝製 の3モードフロッピードライバーをインストールしてみた。

◆標準フロッピーディスクコントローラ
 フロッピーディスクドライバーもLANドライバーと同様に東 芝のサイトからダウンロードしたファイルの中にはSetup. exeは無い為に、本来のWindowsからのドライバーイン ストール手順で組み込む事になるが、このSetup.exeの 無い一般的なドライバーのインストールは、左下図の様にデバイ スマネージャ内にあるデバイスのプロパティを開いておく。
 ここで紹介するフロッピードライバーの場合には、フロッピー のコントローラとドライブの2つのドライバーをインストールす る必要があり、インストールの順序は制御する側からと言う事で コントローラ用のドライバーを先にインストールする必要がある 。
 その為にデバイスのプロパティを開くのは左下図の様に【標準 フロッピーディスクコントローラ】で、この次に説明する【フロ ッピーディスグドライブ】で無い事に注意する必要がある。
 そして左上図の上の方にある【ドライバ】タブをマウスでクリ ックすると右上図の様なドライバ画面が表示される為に、この中 にある【ドライバの更新】ボタンをマウスで選択する。
 これにより左下図の様なハードウェアの更新ウィザード画面が 表示される。
 そして左上図でも一番下の項目である【いいえ、今回は接続し ません】を選択して【次へ】をマウスでクリックする事で右上図 の画面へと進む。
 更に右上図でも下の項目である【一覧または特定場所からイン ストール】を選択して次に進む。
 そして左上図ではこれまで指定していた上の項目とは違い、下 の項目である【検索しないで、インストールするドライバを選択 する】を選択する様にする。
 もしもここで上側の【次の場所で最適のドライバを検索する】 を選択して、実際のドライバーのあるフォルダを指定してもドラ イバーが見つからないと言うメッセージが表示されてインストー ルができないだろう。
 その為に左上図では必ず下の項目である【検索しないで、イン ストールするドライバを選択する】を選択してから【次へ】を押 す様にする。
 この操作により右上図の様なドライバー選択画面に標準フロッ ピーディスクコントローラの表示のみの画面が表示される為に、 ここからダウンロードしたドライバーを指定する為にこの画面の 右下にある【ディスク使用】をマウスでクリックする様にする。
 【ディスク使用】のボタンを押すと左上図の様な画面が表示さ れる為に、更に左上図の右側にある【参照】ボタンを押す事で右 上図にある様なファイルを指定する画面が表示される。
 この右上図ではダウンロードしたファイルのあるフォルダを指 定すると、右上図の様に3モードフロッピー関係のinfファイ ルが表示される。
 実際にはこの右上図に表示されている2つのファイルがコント ローラ用とドライブ用なのだが、ここではファイルの場所を指定 するだけの為に、どちらのファイルを選択しても一緒である。
 その為に右上図の様にファイルの場所を選択したならば、あと は【開く】のボタンをクリックすれば一つ前の左上図の画面内に ある場所の指定部分に左下図の様に右上図で指定した場所がその ままセットされる様になる。
 これらの操作により入れ替えるフロッピーコントローラのドラ イバーの場所が指定され、右上図の様に新しく東芝の3モードド ライバーがセットされた事を示す表示となる。
 その為にこの部分のモデル名がフロッピーのドライブ用ではな くコントローラ用である事をこのモデル名で確認し、間違いが無 ければ【次へ】を押す事でインストールが開始される。
 ドライバーのインストール中は左上図の様なファイルコピー画 面が表示されるが、他のドライバーをインストールしている画面 の様にバーグラフ表示等の進行状況は全くわからない。
 しかしドライバーのファイルも小さい事もあり多少の時間でイ ンストール作業が終わり、右上図の様なインストールの完了画面 が表示されるだろう。
 後は右上図の下にある【完了】ボタンを押す事で、下図の様な 元の画面に戻る。
 ここでは左上図の様にアイコンもドライブのマークとなってお り、右上図の様にデバイスマネージャを見てもフロッピーディス クコントローラが変更後の名称にかき変わっている。
 しかしここは必ずWindowsの再起動を行い、この新たに 入れ換えたドライバーでWindowsに認識しておいた方が良 いだろう。

◆フロッピーディスクドライブ
 そしてWindowsを再起動後にも下図の様にフロッピーデ ィスクコントローラが東芝の3モードドライバーである事を確認 して、変更されていない場合には上記のインストールが失敗して いる可能性がある為に再確認し、どうしてもダメな場合には上記 手順に沿ってもう一度コントローラ用のドライバーを再インスト ールしてみると良いだろう。
 正常にフロッピーディスクコントローラに東芝の3モードドラ イバーがインストールされていれば、今度は左上図の様にフロッ ピーディスクドライブのプロパティを開いておく。
 ここでもフロッピーコントローラの時と同様に、左上図の上に ある【ドライバ】タブを選択する事で右上図の様なドライバ画面 を表示しておき、上図でも上の方にあるアイコンとタイトルがコ ントローラではなくドライブである事を再確認しておく必要があ る。
 そして右上図の中から【ドライバの更新】ボタンを選択して、 左下図の様なドライバーのインストール画面へと進む様にする。
 ここでもコントローラの時と同様に左上図では【いいえ、今回 は接続しません】を選択してから【次へ】を押し、右上図では【 一覧または特定の場所からインストールする】を選択してから【 次へ】を押して次の画面へと進む様にする。
 左上図でもコントローラのドライバーの時と同様に、下側の【 検索しないで、インストールするドライバを選択する】を選択し て【次へ】を押す。
 そして右上図の画面の中から右下にある【ディスク使用】のボ タンを押す。
 そして左上図の右下にある【参照】ボタンを押す事で右上図の ファイルの場所を指定する画面を開き、ここで先程の東芝3モー ドフロッピードライバーをダウンロードした場所と同じ場所を指 定するだけでよく、もしかすると先程指定した場所を記憶してあ り再度場所を指定しなくともそのまま【開く】を押せばよい状態 になっているかも知れない。
 場所を指定すると左上図の様にドライブからフォルダ名が指定 され、左上図の右上にある【OK】を押せば右上図の様な東芝の 3モード用ディスグドライブドライバーがセットされた事を表示 する画面が表示される様になるだろう。
 ここで東芝の3モードドライブ用のドライバーである事を確認 したならば、【次へ】を押す事でドライバーの入れ換えが開始さ れる。
 しかしインストールを開始した直後には左上図の様な警告画面 が表示されるが、これはドライバーファイル内に認証情報が無い 為に発生する物で、ファイルの安全性が確認されているのであれ ば【続行】を選択してインストール作業を進める様にする。
 以前のドライバーファイルのほとんどは認証情報が無かった為 にこの警告画面は【続行】を選択する様な説明が多かったが、正 式なドライバーが用意されていない場合にはこの様に【続行】を 押してインストールするしか無いだろう。
 実際、この東芝の3モードフロッピードライバーの説明書にも 、ダイアログボックスが表示されたならばそのまま【続行】を行 う様な記載になっている為に今回に関しては全く問題ないだろう 。
 ドライバーの更新が開始されると右上図の様にファイルのコピ ー画面が表示される。
 そしてドライバーのインストールが完了すると左上図の様な完 了画面が表示される為に、あとは左上図の右下にある【完了】ボ タンを押す事で全ての処理が完了する。
 こちらもフロッピーのコントローラと同様に、右上図の様にフ ロッピーのアイコンもそのまま表示されているが、元々のアイコ ンが表示されているだけの為に必ずWindowsの再起動を行 い、Windows自体に新しいドライバーでの再認識を行わせ ておく様にする。

◆ドライバー
 下図が東芝の3モード用のフロッピーコントローラとドライブ 用のドライバーをインストールしたデバイスの表示であるが、コ ントローラの方は名称を見ればすぐにわかるが、ドライブの方は 以前と全く同じ名称の為に判別が付き難い。
 その為にドライブの方はプロパティを開いて見ないと判別が付 かない事から、必ずWindowsの再起動後にはフロッピーデ ィスクドライブのプロパティを開き、東芝製のドライバーである 事を確認しておく様にする。
 今回は3モードドライバーをインストールしただけで実際には 使用しておらず、1.25MBが読み書きできてもフォーマット が1.44MBのみの為に、1.25MBでフォーマットできる 機器が無いと試す事はできない様である。


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