BIOSの書き換え ◆BIOS画面への切り換え 今回のLaVieでは電源を入れると通常左下図の様なNEC のロゴを表示するが、その画面の左下にある様にBIOSのセッ トアップを行う際にはこのNECロゴ表示画面の最中にF2キー を押す事で右下図の様なBIOS画面を起動する事ができる。 このF2キーを受け付けるのは左下図のNECロゴ画面の最中 だけの為に、押すタイミングによっては上手く受け付けられずに 次の画面へと進んでしまう場合もあるだろう。 その為に、F2キーは左下図の画面が表示されたならば断続的 に右下図のBIOS画面が表示されるまで繰り返し押し続けると 良いだろう。 もしもこのBIOSのバージョンが同じだったり、又は逆にダ ウンロードした物よりも新しい場合にはBIOSの書き換えは必 要なく、このページで説明する内容は全く必要なくなる。 また、PCの詳細情報を表示してくれるCPU−Z等を使用す ると、右上図の様に361A1400とだけ表示してくれる為に 確認には便利であろう。 更にBIOSの更新日付も表示してくれる事から、右上図では 2003年5月16日版と言う事がわかるが、NECのダウンロ ードサイトには2006年7月3日版と記載されている事から、 バージョン番号の他に更新日時でも比較できるだろう。 BIOS画面を終了する為には左上図の様にカーソルの右キー を使用して上部メニューにある【終了】を選択するか、若しくは 画面下部にある様に【Esc】キーを押す事により左上図の様な BIOSの終了画面が表示される様になる。 そして右上図にある様に【変更を保存せずに終了する】をカー ソルの上下キーを使用して選択してから【ENTER】キーを押 す様にする。 この左上図の終了画面を表示したままの場合には右上図にある 【変更を保存して終了する】となっている為に、万が一BIOS の各設定を見ているうちに操作の誤りで設定を変更してしまうと 思わぬ誤動作となってしまう事がある為に、今回の様にBIOS のバージョンを確認しただけの場合には必ず【保存しない】方で 終了する様にする。 もっとも、設定に誤りが無い場合や全くどこも変更しない場合 には【保存して終了】でBIOSを終了しても問題無い事から、 BIOS画面の操作はある程度の操作方法を覚えてから使用する 方がよいだろう。 ◆BIOSアップデータの起動 BIOSの書き込みと言うと起動フロッピー等を作成したDO S上で行うのが一般的である様な気がするが、今回のLaVie ではWindows上からBIOSの書き換えを行うものである 。 その為に、Windowsにトラブルが認められる場合や途中 で誤動作する様な状態での書き込みは非常に危険で、できればP Cを起動直後か再起動した後に実行する様にする。 当然であるが、アプリケーションを起動したままや常駐物が実 行中のままでは危険で、成功する可能性の方が大きいかもしれな いが危険な要因も含んでいる為に絶対に行わない様にする。 万が一、BIOSの書き換えを失敗してしまうとWindow s以前の状態で全く起動しない物となってしまう為に、二度と使 えないPCとなってしまう為に十分注意して作業する。 BIOSの書き換え手順ではマイコンピュータを開き、右上図 の様に『361A2300.EXE』をダブルクリックする事で BIOSの書き換えツールを起動し書き換えを行っている様であ る。 今回のケースに限らずツールやアプリにドライバーとほとんど の場合にはこの様な方法で起動している場合が多いが、実際に何 も不具合が出ないで使用している事が多い為に問題は無いと思わ れるが、Windowsには別に『ファイル名を指定して実行』 と言う物がある。 しかし、マイコンピュータ上とファイル名を指定して実行した 場合との差は不明であるが、一つマイコンピュータのウインドゥ を開いた上から実行すると言った違い等があかどうかだが、当方 では必ず『ファイル名を指定して実行する』からの起動と統一し ている為に、マイコンピュータから起動した場合にはこの項目は 不要な為にこの下にある次の項目を参照して頂きたい。 この項目をマウスでクリックすると下図の様なファイル名の入 力画面が表示されるが、ここへ直接手入力で起動したいファイル 名を入力する為にはドライブ名から起動ファイルがあるフォルダ ー名まで全て入力する必要がある為にかなり大変である。 その名前部分を見てみるとわかる様に、右下図の様にドライブ 名からフォルダ名を含むフルパス指定となっているのがわかり、 今回の場合にはフォルダ名と階層が深い為に右下図では実際の起 動させるファイル名までは表示しきれないで途中で切れてしまっ ている。 画面上の内容を見ると電源に関した注意とアプリケーションの データ保存が書いてあるが、これらはここで表示されてからでは なく事前に準備しておき、できればアプリケーションや常駐物が 実行していた場合にはWindowsも再起動した方が望ましく 、再起動後の常駐物もできる限り停止させた方が良いだろう。 ◆BIOSの書き換え BIOSのアップデートモジュールである『361A2300 .EXE』を起動すると左下図の様なDOS窓が開きメッセージ が表示されるが、ここで何かキーを押せばBIOSの書き換えが 開始される説明はあっても、停止する説明は無い為に注意が必要 である。 おそらくDOS窓の右上にある窓を閉じる×をマウスでクリッ クすると停止すると思われるが、これは未確認の為にお薦めはし ない。 また、何かキーを押してしまい慌てて止めようとする事は危険 で、万が一新しいBIOSの書き込み中に停止してしまうと二度 と起動しないPCとなってしまう可能性がある為に、BIOSの 書き込みが始まったならばあきらめて待つほか無いだろう。 通常はシャットダウンするはずであるが、そうでない場合には Windowsに問題がある可能性がある為に、できれば再イン ストールをお薦めする。 今回の場合には前回行った東芝製Satelliteから取り 外したばかりの30GBがあった為に、このハードディスクにW indowsを仮インストールした状態でBIOSを書き換えた 。 ◆新BIOSの確認 BIOSの書き換えが完了するとWindowsをシャットダ ウン後に電源が切れている状態となる為に、確実に電源が切れた 事を確認してから電源を再投入する。 そしてこのページの最初でも紹介した様に、左下図の画面に切 り換った直後から断続的にF2キーを押し続ける事により、右下 図の様なBIOSの起動画面が表示される様になる。 このメイン画面の左下には左下図の様にBIOSのバージョン 番号が表示される為に、この部分の/以降が361A2300で ある事を確認する。 今回はこのページの最初にもある様に最初は361A1400 だった事から、確実に新しいBIOSに書き変わった事となる。 これは新しいBIOSに書き換えた際に設定項目の途中に新た な項目が追加されてしまうと、以前の設定値と新しい項目がズレ てしまう事が考えられ、その為に一旦新しいBIOSの初期値を 入れてしまう方が確実な為にそう記載されている場合が多いのだ ろう。 但し、当然ではあるが初期値を読み込むとユーザー側で設定を 変更してあったものは消去されてしまう為に、事前にBIOSを 書き換える前のデータをメモしておく必要がある。 メインに戻る ⇒ コンピュータメニュー ⇒ 拡張メニュー ⇒ LaVieメニュー |