NEC製 LaVie LL770/6 [PC-LL7706DT]
WindowsXPのインストール


◆BIOSの設定と確認
 今回は新しいハードディスクと交換している為にHDDから起 動する事は無いのだが、再インストールや別のPCで使用してい たハードディスクを使用すると、WindowsのCDからは起 動せずにHDDから起動してしまう場合があるだろう。
 これはBIOSの設定がHDD優先になっている為で、必ずこ の起動する優先順序を変更しておく必要があり、今回の様に新品 で未使用のハードディスクをセットした場合でも機種によっては HDDから起動しない様に、予めBIOSの設定を変更しておく 必要がある。
 今回のLaVieでは電源を入れると通常左上図の様なNEC のロゴを表示するが、その画面の左下にある様にBIOSのセッ トアップを行う際にはこのNECロゴ表示画面の最中にF2キー を押す事で右上図の様なBIOS画面を起動する事ができる。
 このF2キーを受け付けるのは左上図のNECロゴ画面の最中 だけの為に、押すタイミングによっては上手く受け付けられずに 次の画面へと進んでしまう場合もあるだろう。
 その為に、F2キーは左上図の画面が表示されたならば断続的 に右上図のBIOS画面が表示されるまで繰り返し押し続けると 良いだろう。
 そしてカーソルキーの←→キーを使用して画面上部にあるメニ ューを【メイン】から【起動】へと移動する事により、左上図の 様な画面表示へと切り換る。
 この部分を拡大したものが右上図で、ここで起動する順番を変 更するが、右上図の様に『内臓CD/DVD』が一番上に変更し ておく様にする。
 逆に、Windowsのインストールが完了したならば『内臓 HDD』を一番上にしておく事により、万が一起動ディスクを入 れたままでも必ずハードディスクから起動する様になる。
 また、標準設定のままで使用していれば問題無いと思われるが 、上図の様に【メイン】画面の中から『内臓HDD』を選択する と右上図の様な画面が表示される。
 この右上図にある『タイプ』の部分には必ず『自動』と設定す る様にするが、『ユーザー』にしておき使用するハードディスク のシリンダ・セクタ・ヘッド数を全て入力しても良いのだが、今 回の様にハードディスクを交換した際に再設定しないで使用して しまうと誤動作の原因となり、最悪の場合には新品のハードディ スクを破損させてしまう可能性もある。
 その為に、自動設定で認識しないハードディスクは諦めてしま った方が無難だろう。
 ここでは起動順序を変更したり、ハードディスクのタイプを自 動設定に戻した場合に限り、左上図の様に必ず『変更を保存して 終了する』を選択する様にする。
 ここで設定を保存せずに終了してしまうと変更した内容は全て キャンセルされ、元々の状態で起動してしまう為に注意が必要で ある。
 設定を変更しようとした場合には必ず右上図の様に確認の表示 が出で来る為に、ここでも確実に【はい】を選択する様にする。

◆HDDのパーティション
 そしてWondowsのインストールを手順にしたがって進め るが、ここからはWindowsのインストール手順でポイント となる部分だけを説明する様にする。
 ここでは内臓ハードディスクを何分割かする際の注意点を記載 するが、もしも分割せず1パーティションのままで使用する場合 には必要のない項目である。
 以前のNotePCではハードディスクの容量が小さかった事 もある為か1パーティションでインストールされている製品が多 かったが、ここ数年では容量は小さいながらも2パーティション になっている製品も多くなった様に思える。
 その為かアプリケーション等のデータをWindowsがある Cドライブに保存する人が多く、ディスクトップやマイドキュメ ントに多くのファイルを保存しているケースが多い様である。
 また、アプリケーションによっては初期値の保存場所にファイ ル名だけを付けて保存してしまうとCドライブの中に作成してあ るフォルダに保存されるタイプもあり、ハードディスクの交換時 等にはWindowsの再インストールよりもこれらのデータを 探す手間の方が圧倒的に時間がかかるケースが多い。
 元々、過酷な動作を強いられるハードディスクはもはや消耗品 と考えてもらった方が良く、特に搭載メモリー容量が少ないPC では全てハードディスク側へとメモリーの代替領域を取る事から も、益々過酷な条件を強いられる為に壊れ易くなる。
 更に、物理的に壊れる以外にも何らかの原因で磁気的に壊れる 事や、何故かいつの間にか処理が重くて使い物にならなくなるケ ースもあり、この場合には元々アプリケーションが悪い場合や常 駐物等が邪魔してインストール状態が悪かったりと様々な原因が 考えられるが、もはや修正ができる状態には無い為にWindo wsを再インストールする事になる。
 特にこの場合にはアプリケーション等のユーザーデータがWi ndowsのあるCドライブではなく、全て別のドライブに保存 してあれば悪くともメールの送受信やアカウントデータ位のコピ ーで直ぐにCドライブを消せる為に再インストールがし易いだろ う。
 その為にも、ハードディスクは必ず2パーティション以上とし ユーザーデータは全てWindowsがインストールされている ドライブでない部分に保存しておく様にする
 長くなったが、上図では今回交換した80GBを3つのパーテ ィションに分割した例であるが、ここで注意して頂きたいのが上 図の様にドライブが連続して割り当てられない事で、通常は1つ 目のCドライブの後に領域を確保している為にDドライブとなる はずなのであるが、何故か次のドライブが上図の様にひとつ飛ん だEドライブとなってしまっているのがわかるだろう。
 これはいつ頃からこの様になってしまったのかは不明で、おそ らく1つのドライブの領域を分割しているだけの為にBIOSに とっては1つのドライブなのだろう。
 しかし以前のマザーボードである440BXチップセットや8 15チップセットではその様な事は無かったと思うが、いつ頃か らかCドライブの直後にはCDやDVDドライブが割り込んでく る様であり、更にUSBにメモリーカードリーダー等が接続して あると更にドライブがズレてしまう様である。
 このままインストールを続けてもWindows2000やW indowsXPではドライブ名を変更できる為に問題ないのか も知れないが、やはりここはBIOSレベルからドライブを正し く連続したドライブ名で認識させておきたいところである。
 その為に必要なパーティションを作成し終えた時にドライブ名 が連続していない場合には、上図の様にファンクションキーのF 3を押し、右上図の様にその後に表示されるメッセージにしたが って再びファンクションキーのF3を押してWindowsのイ ンストール作業を一旦中断する様にする。
 すると左上図の様にセットアップの強制終了による再起動が始 まるが、再び右上図の様にWindowsのインストール処理を 行わせ、左下図の様にセットアップの種類が表示されたならば必 ず一番上にある指示の通りEnterキーを押す様にする。
 これは、まだハードディスクの領域を作成しただけで何もWi ndowsのインストールを行った訳では無い為に、修復インス トールでは無い事に注意する。
 そしてインストール手順を進むと右上図の様にもう一度パーテ ィションの設定画面が表示されるが、ここでディスクのドライブ 名を見てもらうとわかるが、再起動する事によりBIOSに再認 識され左下図の様にCドライブから順序良く並んでいるのがわか るだろう。
 この順序良く並んだドライブを確認できたならば、後はWin dowsをインストールするCドライブを選択してEnterキ ーを押し、右下図の様にNTFSファイルシステムを使用してフ ォーマットを行い、かなり時間がかかるがクイックフォーマット ではない方を選択しておく様にする。
 その後はインストールの手順に従ってインストールすれば完了 するが、その他のお薦め設定等は別ページにある Windowsのインストール を参照して頂きたい。


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