WindowsXPのインストール ◆BIOSの設定と確認 今回は新しいハードディスクと交換している為にHDDから起 動する事は無いのだが、再インストールや別のPCで使用してい たハードディスクを使用すると、WindowsのCDからは起 動せずにHDDから起動してしまう場合があるだろう。 これはBIOSの設定がHDD優先になっている為で、必ずこ の起動する優先順序を変更しておく必要があり、今回の様に新品 で未使用のハードディスクをセットした場合でも機種によっては HDDから起動しない様に、予めBIOSの設定を変更しておく 必要がある。 このF2キーを受け付けるのは左上図のNECロゴ画面の最中 だけの為に、押すタイミングによっては上手く受け付けられずに 次の画面へと進んでしまう場合もあるだろう。 その為に、F2キーは左上図の画面が表示されたならば断続的 に右上図のBIOS画面が表示されるまで繰り返し押し続けると 良いだろう。 この部分を拡大したものが右上図で、ここで起動する順番を変 更するが、右上図の様に『内臓CD/DVD』が一番上に変更し ておく様にする。 逆に、Windowsのインストールが完了したならば『内臓 HDD』を一番上にしておく事により、万が一起動ディスクを入 れたままでも必ずハードディスクから起動する様になる。 この右上図にある『タイプ』の部分には必ず『自動』と設定す る様にするが、『ユーザー』にしておき使用するハードディスク のシリンダ・セクタ・ヘッド数を全て入力しても良いのだが、今 回の様にハードディスクを交換した際に再設定しないで使用して しまうと誤動作の原因となり、最悪の場合には新品のハードディ スクを破損させてしまう可能性もある。 その為に、自動設定で認識しないハードディスクは諦めてしま った方が無難だろう。 ここで設定を保存せずに終了してしまうと変更した内容は全て キャンセルされ、元々の状態で起動してしまう為に注意が必要で ある。 設定を変更しようとした場合には必ず右上図の様に確認の表示 が出で来る為に、ここでも確実に【はい】を選択する様にする。 ◆HDDのパーティション そしてWondowsのインストールを手順にしたがって進め るが、ここからはWindowsのインストール手順でポイント となる部分だけを説明する様にする。 ここでは内臓ハードディスクを何分割かする際の注意点を記載 するが、もしも分割せず1パーティションのままで使用する場合 には必要のない項目である。 以前のNotePCではハードディスクの容量が小さかった事 もある為か1パーティションでインストールされている製品が多 かったが、ここ数年では容量は小さいながらも2パーティション になっている製品も多くなった様に思える。 その為かアプリケーション等のデータをWindowsがある Cドライブに保存する人が多く、ディスクトップやマイドキュメ ントに多くのファイルを保存しているケースが多い様である。 また、アプリケーションによっては初期値の保存場所にファイ ル名だけを付けて保存してしまうとCドライブの中に作成してあ るフォルダに保存されるタイプもあり、ハードディスクの交換時 等にはWindowsの再インストールよりもこれらのデータを 探す手間の方が圧倒的に時間がかかるケースが多い。 元々、過酷な動作を強いられるハードディスクはもはや消耗品 と考えてもらった方が良く、特に搭載メモリー容量が少ないPC では全てハードディスク側へとメモリーの代替領域を取る事から も、益々過酷な条件を強いられる為に壊れ易くなる。 更に、物理的に壊れる以外にも何らかの原因で磁気的に壊れる 事や、何故かいつの間にか処理が重くて使い物にならなくなるケ ースもあり、この場合には元々アプリケーションが悪い場合や常 駐物等が邪魔してインストール状態が悪かったりと様々な原因が 考えられるが、もはや修正ができる状態には無い為にWindo wsを再インストールする事になる。 特にこの場合にはアプリケーション等のユーザーデータがWi ndowsのあるCドライブではなく、全て別のドライブに保存 してあれば悪くともメールの送受信やアカウントデータ位のコピ ーで直ぐにCドライブを消せる為に再インストールがし易いだろ う。 その為にも、ハードディスクは必ず2パーティション以上とし ユーザーデータは全てWindowsがインストールされている ドライブでない部分に保存しておく様にする これはいつ頃からこの様になってしまったのかは不明で、おそ らく1つのドライブの領域を分割しているだけの為にBIOSに とっては1つのドライブなのだろう。 しかし以前のマザーボードである440BXチップセットや8 15チップセットではその様な事は無かったと思うが、いつ頃か らかCドライブの直後にはCDやDVDドライブが割り込んでく る様であり、更にUSBにメモリーカードリーダー等が接続して あると更にドライブがズレてしまう様である。 このままインストールを続けてもWindows2000やW indowsXPではドライブ名を変更できる為に問題ないのか も知れないが、やはりここはBIOSレベルからドライブを正し く連続したドライブ名で認識させておきたいところである。 これは、まだハードディスクの領域を作成しただけで何もWi ndowsのインストールを行った訳では無い為に、修復インス トールでは無い事に注意する。 この順序良く並んだドライブを確認できたならば、後はWin dowsをインストールするCドライブを選択してEnterキ ーを押し、右下図の様にNTFSファイルシステムを使用してフ ォーマットを行い、かなり時間がかかるがクイックフォーマット ではない方を選択しておく様にする。 メインに戻る ⇒ コンピュータメニュー ⇒ 拡張メニュー ⇒ LaVieメニュー |