Dynabook Satellite J11 220P/5X
ゼンリンZi10で使用する


◆Zi10でGPSモニターを起動する
 今回は以前から使い慣れているゼンリン製のZi10でもGP Sアンテナが使える事を知っていたが、今回入手したノートPC をきっかけにGPSアンテナの動作を確認してみる。
 しかし、既に昨年の2008年末にはZi11が発売されてい た様であったが、買い忘れていた為に今回は1つ古くなってしま ったZi10で試す事になった。
 ゼンリン製Zi10の上図の様な画面上部にあるメニューには 、【プラグイン】と言うアイコンがあるが、この部分を押す事に より下図の様なプラグインのアイコンが表示される。
 またプラグインが選択されると下図の様に選択されたプラグイ ン部分が赤い表示となる。
 このプラグインには上図の様に赤くなった部分の左側にある2 つのアイコンのうち、左側のアイコンにマウスカーソルを置くと 下図の様にGPSと表示される。
 この様にプラグイン以降のメニューアイコンには説明書きが全 く表示されない為に、予め調べておくかマウスカーソルをアイコ ンの上に乗せてGPSのアイコンを探しておく。
 そして上図のGPSアイコンをマウスで選択する事によりGP Sモードに切り換り、下図の様なGPSモニターの画面が新たに 表示される様になる。
 この段階ではすぐに測位は始まらず、上図右上にある【測位開 始】ボタンを押すと測位を開始するが、初めて測位を行う為には 予め下にある【設定】ボタンで詳細を設定しておく必要がある。


◆GPSの設定を確認する
 GPSアンテナがRS−232Cの場合には、特にノート型の PCではCOM1が一般的だが、USBに接続する場合には接続 したポートにより仮想COMポート番号が違う事に注意する。
 その為に、測位を開始してもエラーが出たり動作しない場合に は、必ず仮想COMポート番号を調べておき、都度設定からCO Mポート番号を確認しておく必要があり、もしも現在の設定と違 っていれば設定メニューから変更する必要がある。
 GPS関係の設定画面を開く為には、上図の黒い四角い部分の 右側にある【設定】ボタンを押す事により、下図の様なGPSド ライバ設定画面が表示されるようになる。
 設定の一つ目としては上図右側にあるGPSドライバー一覧か ら、今回用意したGPSアンテナで使用できるドライバーを選択 するが、上図の様に標準では1つだけの為に選べない。
 その為に、上図左上にあるコメント欄に表示されている様に、 NMEA−0183出力フォーマットに準じたGPSアンテナで ないと接続しても測位できない為に、GPSアンテナを購入する 際には十分調べて、このGPSアンテナが出力するフォーマット を必ず確認してから購入する様にする。
 そして問題のCOMポートの設定が上図左下にあるが、プルダ ウンタブを押してみるとCOM1からCOM4の4つしか対応し ておらず、USB接続GPSアンテナの場合には仮想COMポー トが対応しているかどうかを確認する必要がある。
 ただ、Zi10のアップデートを行うとCOM10まで対応す ると言う話もある様だが、今回のノートPCでは問題無かった為 にアップデートを行っていない為にCOM4までなのかも知れな い。
 通信ポート設定の下には上図の様に通信速度であるボーレート の設定ができる様になっており、そのプルダウンボタンを押して みると上図の様に2種類の設定が可能であった。
 しかし、GPSドライバーや上図のZi10ドライバー側で変 更しても、GPSアンテナ自体が4800bpsで固定となって いる為に、下手に変更すると通信しなくなってしまう為に注意す る。
 通信速度の下には上図の様に更新間隔が設定できる様になって いるが、最低で1秒となっており最大で60秒の設定ができる様 になっていて、▲▼ボタンや直接数値入力で変更できる。
 しかし車で使用する際には通常のナビと同様にする為には、上 図の様に1秒間隔で即位する様にする必要があるが、地図がスク ロールする際にはPCによって時間がかかる場合がある。
 最後の設定として上図下部にある様に受信機の測地系を設定す る項目があるが、ここではTokyoかWGS84の2つが選択 できる様になっている。
 特にこれに関した詳しい説明は無かったが、実測させたところ ではTokyoではかなりの測位誤差が生じた為に、上図の様に WGS84を選択する事により正常に修正できた。

◆GPSによる測位をしてみる
 設定が完了したならば上図の下にある【OK】ボタンを押す事 で設定が反映されるが、【キャンセル】を押してしまうとこれま で設定したデータが無効となってしまう為に注意する。
 あとは上図のGPSモニター画面に戻ったならば、右上にある 【測位開始】ボタンを押す事により、下図の様に測位を開始して その日時と経度・緯度を表示する様になる。
 その日時と緯度・経度の表示と共に、上図の様に地図の中央に ある赤い現在地表示点が現在地を示す様になり、この点はあくま でも画面の中央にある地図自体がスクロールする様になる。
 実際に車で走行中に見てみると、車載用のナビの様にマップマ ッチング機能が無い為に道路をしっかり移動すると言う事は無く 、それでも歩道や中央分離帯程度のズレがある場合もあるが、十 分実用性があるものだろうと思われる。
 ただ、Zi10にはナビゲーション機能は無い為に、自動ルー ト検索ができてもそのルートが太い線で表示されるだけで、音声 案内も無い為にあくまでも目で見て確認する動く地図である。
 また、上図は自宅の2階北側の窓にGPSアンテナを置いただ けの状態で測位したものであるが、家から若干離れているものの GPSアンテナの精度が2.2mである事を考えると十分優秀な 測位結果と言えるであろう。


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