◆外部マイクの取り付け 右図は今回車戴アダプタの外部マスクとして使用した物でハンズフリー用 のP001であるが、この他外部マイクとして型式は無いがハンズフリー用 外部マイクという単品もある。 これは小型のマイクにクリップが取り付けられており、サンバイザー等に 挟んで使用する様な構造でコンパクトな為に注文した際にはこちらを注文し たのだが、実際に納品されてみるとP001のスイッチ付きマイクの方であ った。 このカタログ上では型式の無い外部マイクだが、単品で使用できるかどう かは不明だがハンズフリーマイクP001の取り付け説明書を見るとスイッ チ付きマイクを操作性優先で取り付けて音声が受け取り難い場合に使用する とあった。 その為に通常はここで紹介する『ハンズフリー用マイクP001』を使用 した方が良いだろう。 このハンズフリー用マイクには左図の様な両面テープが付属しており、マ イク本体の形状と同じカットがされている為に表面の保護紙をはがしてハン ズフリー用マイクの裏側に貼り付けておく様にする。 尚、このハンズフリー用マイクの取り付け方法は付属の両面テープで取り 付ける以外の方法は無く、単にこの両面テープが貼り付けられていないだけ の様でマイクを貼り付けないでパネルやコンソールに置いておくのでは操作 性が悪くハンズフリーの意味がなくなってしまうだろう。 付属の取り付け用両面テープを貼り付けると右図の様になるが、貼り付け 部分の形状が上下左右どのように貼り付けても同じ形の為に問題なく、その 為に両面テープもどちらの面を最初に貼り付けるか全く気にする事は無いだ ろう。 また、右図の様に両面テープの中心に穴が開いており、マイク側のこの部 分にはマイクの型式や番号の書いたシールが貼られている為にこの部分に両 面テープが貼り付かない様にしている。 このスイッチ付きマイクも故障する等の問題が発生するとは思えないが、 万が一の初期不良等で修理・返品交換を行う場合にこの部分のシールが必要 になってくる場合があるかも知れない。 その為に付属の両面テープで取り付け位置を間違って貼り付けてしまい、 一般市販の両面テープを使用して貼り直す場合には必ずこの部分に貼り付か ない様なカットを行う必要がある。 ハンズフリーマイクの取り付け説明書ではフロントピラに設置する例が書 いてあっつたが、マイクだけでなくフックスイッチが付いている為にフロン トピラではかなり手を伸ばす必要がある。 その為に今回は左図の様にフロントピラの上部で丁度サンバイザーの右側 位置に取り付ける事にした。 操作性からするともう少し前の方が良いが、ピラの斜め部分に取り付ける 事になりバランス的に良くない様な気がした事と、直射日光が当たってしま う事からこの位置に決定した。 ◆外部マイクからの配線 今回ここでは画像が無いがこのハンズフリー用マイクの配線はフロントピ ラ部分を取り外して行った方が簡単で綺麗にできるだろう。 フロントピラはピラ部分の板金に差し込んであるだけで、樹脂カバーの差 し込み部分にはロックする為のピンが取り付けてある。 このロックピンはカバーをゆっくり取り外すと変形しやすく、指をいれて 垂直方向に一気に引き上げると簡単に取り外せる。 しかし、簡単に抜けたつもりでもロックピンが樹脂カバーでなくピラの板 金部分に差し込まれたまま残っている場合がある。 その際にはラジペンなどの工具を使用しピラの板金部分から引き抜いてお き、本来取り付けておくべき樹脂カバーの部分に戻しておく様にする。 ピラのカバーを取り外したら内部にある線材類にインシュロックタイ等を 使用し一緒に結束し、線材に無理がかからない様にして配線するようにする が、もしピラ内の配線がしっかりと固定されていない場合には小さなケーブ ルクランプを使用するかコンベックスベース等を利用しインシュロックタイ で固定しておくと良いだろう。 また、ピラカバーを取り外しておくと同時に右上図の様にドア周辺の板金 貼り合わせ部分に取り付けてあるプロテクタも一緒に取り外しておくと配線 する部分にスペース的に余裕が出て作業し易いだろう。 ハンズフリーマイクの線材は床のマット下部を通しても良いが、床のマッ トをはがす手間とシートが邪魔になる為にマット下部を通す作業はかなり大 変だろう。 その為に左上図の様に一旦メーターパネル内に取り込み、そしてセンター コンソール付近まで配線してそのままセンターコンソール内を配線してしま えば車戴アダプタまでかなり簡単に配線できてしまうだろう。 今回はセンターコンソールを取り外したりしているが、このマイクの線材 だけであればメーターパネルから引き出した線材をセンターコンソールの下 側から線材を押し込む方法で配線しても良いだろう。 ハンズフリー用マイクの線材が長い場合はセンターコンソール内に綺麗に 折りたたんで押し込んでおき、最後に右上図の様に車戴アダプタの外部マイ ク端子にコネクターを差し込む様にする。 これでハンズフリーセット全ての配線と取り付けが終了し、最後に左図の 様に線材同士を軽く結束しておくと良いだろう。 今回は左図のコンソールを利用する為に車戴アダプタを取り付けているフ タを開閉する事になり、その為に線材をコンソール自体に固定してしまうと フタの開閉部分で線材が折り曲がる為に断線してしまう。 線材を結束や固定する場合にはこれらの事にも十分注意して行う必要があ るだろう。 メインに戻る 携帯電話関連メニューに戻る 車戴アダプタメニューに戻る |