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リアガラスへのアンテナの設置
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◆アンテナの貼り付け
ant-kit.jpg  DoCoMo製の携帯電話オプションでは、車戴アンテナを使用する際には 必ず 『車戴アダプター』 を使用する必要がある。
 これは現在のところ車戴アンテナのみを接続するケーブルが無い為に、携帯 電話機の底面にあるコネクターだけを購入し、アンテナケーブルを自作しなけ れば接続する事はできない。
 車戴アンテナにも色々あり、昔ながらのトランクリッドタイプやルーフトッ プアンテナに吸盤で車内から取り付ける簡易アンテナ等があるが、これらのア ンテナの中では今回使用したオングラスアンテナが一番安価でコンパクトであ る。
 このオングラスアンテナにはAタイプとBタイプがあるが、カタログ上はア ンテナの台座だけが違う様で、タイプBは台座が多少大きくトランク等に取り 付けるのに便利そうで、リアガラスに取り付けるのならば今回ここで使用して いるAタイプの方が台座が小さく傾斜のある部分に取り付ける場合にはいいだ ろう。
ant-angle.jpg  アンテナを取り付ける際には車幅やルーフよりアンテナが飛び出さない様に しないと車検等で問題になる場合がある為に取り付けの際には注意が必要であ る。
 アンテナの取り付け時にはアンテナ線を引き込み為に、トランクとリアフェ ンダー部分の隙間を利用する為に左図の様な感じで取り付け位置を確認するが 、トランクを開閉する際にアンテナと干渉しない様に十分取り付け位置を確認 する必要がある。
trnk-chk.jpg  また、車両によってはトランクを閉める際に開閉リンク機構の構造ではアン テナと干渉する恐れがある為に、一度右図の様に静かにゆっくりとトランクを 閉めてみてアンテナと干渉しないかどうかを確認するようにした方がよいだろ う。
 アンテナの取り付けにはアンテナロッド部分が道路に対して垂直に取り付け るが、リアガラスが湾曲する様に曲がっている為にアンテナの角度と取り付け 位置にアンテナコードの通す部分とが上手く合う部分を探し出す様にする。
ant-cable.jpg  今回取り付けたR33型スカイラインでは左図の様にリアガラスの下の部分 に樹脂製のカバーが取り付けてある。
 この部分の取り付けネジをアンテナ近辺だけ緩めておき、アンテナコードに 取り付けてある平たいゴムをアンテナ近辺まで移動し、左図の様にカバーと板 金の間にこのゴムを挟み込んでしまう様にする。
 そしてカバーを再びネジで締め付ける事によりアンテナコードがアンテナの 付け根近辺で固定される様になり、トランクの開閉の際にアンテナコードが浮 いていて擦れてしまう様な事が無くなるだろう。
ant-set.jpg  アンテナがトランクと干渉する事無く、アンテナの傾斜角度と貼り付け位置 が決まったのならば、右図の様に車戴アンテナの底にある両面テープでリアガ ラスに貼り付けてしまう様にする。
 一度貼り付けた両面テープを剥がすと粘着力が著しく低下する為に、貼り付 ける前に取り付け位置を再度確認して失敗の無い様にする。
 また、貼り付けの際には雨天は避け天気の良い日に作業する事はもちろんだ が、リアガラスの貼り付け部分もキレイに洗い油分やホコリ等が無い様にして おく事が重要である。
 冬場の作業等はなるべく避けるようにし、どうしても作業する場合にはドラ イヤー等でガラスや両面テープを暖めてから貼り付けると良いだろう。
set-fin.jpg  このオングラスアンテナは2本1組で使用する為に、アンテナは2本取り付 ける必要があり今回はリアガラスの両端に取り付けた。
 アンテナケーブルも左図の様に右側と同じ様に取り付ける事ができ、リアガ ラス下部の樹脂カバーの間にアンテナケーブルに取り付けてあるゴムを挟み込 む様にして固定する様にする。
 取り付けには左右のアンテナがバランスよく取り付く様に確認しながら取り 付ける様にし、後ろや横から見た場合に高さや角度が合わなかったりしない様 にした方が良いだろう。
 また、この位置に取り付ければ車高や車幅からはみ出す事が無い為に、車検 等で問題になる事は無いだろう。

◆ケーブルの引き込み
wir-clip.jpg  アンテナケーブルを車内に引き込む際には、トランクに擦れたり振動でアン テナ線が切れてしまったりしない様にしっかりと固定する必要があり、このオ ングラスアンテナには右図の様な線材を固定するクリップが付属している。
 この付属のクリップは2個づつしかなく、トランクルーム内だけでも固定す るには4〜5個ぐらいは必要である。
 その為にアンテナ線を引き込んだ直後部分だけにこの付属のケーブルクラン プを利用して固定する様にする。
clip-set.jpg  上記で説明した様にアンテナケーブルを取り込み直後はケーブルに取り付け てあるゴムをリアガラスの樹脂カバーで挟み込んだが、それ以降トランク内に 引き込むまでの2ヶ所ぐらいをめどに付属のケーブルクランプで固定する様に する。
 この付属のケーブルクランプは多少厚手の両面テープが付いている為に、左 図の様に爪でテープ面の保護紙を剥がす場合には両面テープ自体を剥がしてし まわない様に注意して剥がす必要がある。
clip-chk.jpg  このケーブルクランプの取り付けも車戴アンテナ自体の取り付けと同様にし 、右図の様にトランクを実際に開閉してみてアンテナケーブルがトランクに擦 れたりリンク機構に潰されたりしないかを十分に確認した上で貼り付ける位置 を決定する様にする。
 また、アンテナ線をトランク内に引き込む部分はどうしてもトランクと防水 用のゴムとで挟まれてしまう為に、幸いにもゴムがやわらかい為に線材にかか る負担は少ないものの、線材の引き込み方によってはこのゴム部分が線材によ り潰されて雨天時には雨漏れが発生する恐れもある。
c-base.jpg  付属のケーブルクランプは2個づつしかなく、アンテナ線を十分に固定する 事ができない為に予めケーブルクランプを10個程度でも別途購入しておく必 要があるだろう。
 左図は今回使用した『コンベックスベース』で、これはインシュロックタイ と言うバンドで固定できる様にする為のベースである。
 これらは色々な配線で利用する為に、多少多めに購入しておき手元に在庫と して置いておくのも良いだろう。
clump.jpg  アンテナ線をトランク内に引き込む際には、右図の様に防水ゴムをあまり強 く潰さない位にしてゴムの両側のケーブルを固定する。
 そうする事でいつも同じ部分にケーブルが通る様にし、不必要な部分にアン テナコードの凹み跡が付かない様にする。
 この様にゴムの潰し過ぎも良くないが、色々な部分を潰してしまう配線では 凹んだゴムの部分から水が漏れる様な事も考えられる。
 その為に、トランクルーム内にケーブルを引き込む際には水漏れを十分考慮 した配線方法を見つける事が大事である。



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