◆内部のようす
今回購入したメモリ転送アダプターも内部を見てみる事にした。このアダプターは右図の様にケースの裏側にプラスドライバー用のネジが4本で 固定されており、プラスチックケースにタッピングビスで固定されている。 その為に組みつけの際にネジを斜めに締め込んでしまったり、あまり強く締め すぎるとケースのネジ溝部分が破損してしまう為に注意する。 プラスドライバーは一般的に使用するサイズから一つ小さいサイズを使用して、 右図の様に4本共に取り外すようにする。
ケースの裏側にある4本のネジを取り外すと、あとは左図の様にカバーを上に
持ち上げるだけで取り外せる様になっている。今回は内部回路の基板と電池ホルダーが同じ部分に有るために、電池からの 配線を気にせずにカバーを取り外せる様になっている。 組み立ての際にはケースの両端から出ているケーブルや、内部の基板等が ケースで挟み込まれる様な構造になっている為に、上手くあわせないとカバーが 取り付けられないようになっている。 その為にあまり無理にカバーを挟み込んでしまうと、ケーブルの断線や基板の 破損となる恐れが有るために、組み付け作業は各部のかみ合わせに十分注意して 組み立てるようにする。
内部には右図の様に基板が入っており何やら回路が組まれており、その基板の
両端からはパソコンと携帯電話へと接続するケーブルが出ている。奥側にある赤と黒の線材が電池ケースにいっている電源で、こちらは直接基板に 半田付けされているがパソコン用のRS−232Cケーブルと携帯電話用のケーブル にはコネクターが使用されており、簡単に取り外せる様になっていた。
回路的には予想通り携帯電話側のTTLレベルに対してパソコンのRS−232C
信号へのレベル変換回路が組まれている様であった。このレベル変換と電源にはMAXIMのMAX3218が使用されており、3Vの 電源からRS−232C信号へと変換しているようである。 その他には携帯電話とコネクターを接続した際の電源を通電する等の回路で、 これらは携帯との接続だけをGNDか電源で確認しているだけだと思う。 DoCoMoのホームページでも、携帯電話のコネクター関連の資料が提供されて いたが、この辺を参考にするとコネクターさえ入手できれば自作も可能である。 メインに戻る 携帯電話関連メニューに戻る メモリ転送アダプタメニューに戻る
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