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デジタル携帯による
インターネットの接続
NTT DoCoMo モバイルデータアダプタ96F2キット1

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◆モバイルアダプター本体
96f2kit.jpg  今回電話の無い場所で接続する必要性があったが、問題はPCがディスクトップだと 言う事で当初はノート用のカードをPCMCIAカードアダプターを使用しデジカメのメモリも 直接取り込める様に検討した。
 しかし周辺機器メーカーもNTT DoCoMoでも動作の保証を得られず、動かなかった場合を 考えると携帯用カードが無駄になってしまう為にこの方法を断念した。
 DOS/V関連の雑誌でもデジタル携帯用のアダプターを2〜3社見つけてはいたが、 なにせ相手はNTT DoCoMoの為にとりあえずさほど金額差も無かった為に純正品を使用した。
mytalk.jpg  右上図が今回購入したNTT DoCoMo製のアダプターで正式には【モバイルデータアダプタ 96F2キット1】で定価\28,800であった。
 以前は96F1が有ったが、定価が3万8千円前後となっていた為にモデルチェンジして 1万円安くなった事になる。
 キット内には添付品として左図の様なFAX通信ソフトの【まいと〜くFAX】が有り NTT関連アダプターの専用品として動作の保証を行っているようである。
 このソフトのバージョンは1.10Dで残念ながらWindows95版ではない様で、 Windows3.1でも使用できるタイプであった為にOSR2等のバージョン違い による不具合などには注意が必要である。
 FAXの機能としては同報や時刻指定・送付状の差込・バックグラウンド受信やログの 記録と5000件の電話帳(CSV)・グループ登録・インデックス等と様々な機能が有る他、 画質切換や呼び出し回数設定や着信番号自動応答等もある。
 ソフトの供給形態はなぜか2DDの3.5インチフロッピーが4枚で添付されている。
gb_fdd.jpg  肝心なモバイルアダプターのドライバーであるが、右図にある様に3.5インチの これも2DDのフロッピーディスクと【データ通信編】と言うドライバーのインストール マニュアルが添付されている。
 これらのドライバーは基本的にWindows95の説明しかされておらず、 Windows3.1にはなにも触れていない。
 フロッピーの中にはMac用とLotus社のCC−MailとNotes用の モデムスクリプトファイルが存在していて、TXTファイルを開けてみると両方の Windowsで使用可能であった。
adpt.jpg  大きな箱に入っていたわりに使用するのは左図にある様なアダプターだけである。
 アダプター本体の裏を見てみると富士通製であり、確かに型式からすると96F2と なっている為に、カードの方は96P1となっている事からすると松下製であろう。
 本体の大きさは単3電池4本位の太さで、長さは単3電池の1.5倍くらいのサイズで RS−232Cによる接続ができる為にPCの種類を選ばない為に外付けと言う点を除けば カードよりもお得である。
 このモバイルアダプター自体は完全なモデムで、普通のATコマンドで動作可能な為に 動作の保証はされていないが他社の通信ソフトでも動作が可能と思われる。
しかし残念な事にデジタル携帯での転送速度は9600bpsでPC間は19.2kの 通信が可能なのに全く残念である。
 これを考えると9600bpsのモデムが3万円という事になり、まるでISDNの DSU付きターミナルアダプターを購入した方が安い様な金額である。
 PHSでさえ32kの転送が可能な為に、基本料も通話料も高価な携帯が劣るのは 納得がいかないとこである。
 それならそれで1/3の転送速度しかないのだから、当然通信時には使用料も1/3 にすべきであろう。
 それがだめならNTTのデジタル携帯を使用している人は、PHSの基本料金が不要と してくれれば通信時にPHSを使用しPHSの通話料だけを支払えば良い様なシステムが 有れば良いと思うのだが、そうすれば利用者も納得がいくというものだが・・・



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