◆P504iの本体 左図が今回購入したP504iの標準セットであるが、以前からもこの様に 単品購入の箱入りで販売されている。 これまではずっと折りたたみ式を避けており、まずはキャリングケースに入 れられず傷だらけになってしまう事や、着信時にいちいち開けないと通話でき ないのはかなり不便な他に折りたたみ部分には表示部への配線が通してある為 にこの部分の破損を考え避けていた。 しかしカタログでの薄さにビックリし、丁度1台解約する予定だった為につ いでにP504iに機種変更する事にした。 カタログでも薄さに驚いたが実物を見ると更に薄く、左上図の様にP503 iよりコンパクトなP502iと並べても、さすがにキー付近はP502iの 方が薄いものの、P504iを折りたたんだままでもP502iの表示部の厚 さと変わらないのである。 更に右上図の様にP504iを開いてみると、今度はP502iのキー付近 よりも全然薄い事がわかるだろう。 SO504iやN504iとも比べたが、どれと比べても折りたたんだ時の 厚さが半分で、このP504iと比較すると他の機種が厚過ぎて2〜3機種も 前の古い型に見えてしまう。 なんと言っても右図の様にアンテナ部分の厚さがまったく感じられないデザ インがこの薄さを作り出しているのだろう。 当然高さ方向もP503iやP502iよりは全然低く、Lサイズのワイシ ャツのポケットに入れるとポケットの中で横になってしまうほどである。 とにかくこの薄さは胸のポケットに入れてもスラックスのポケットに入れて も入れた事を忘れてしまうほどで、他人から見ても携帯電話を入れていると見 た目もわからないのがよい。 ◆表示器とキー P502iからP503iにした時には表示部を見た瞬間に『失敗した』と 『騙された』と思い、とにかく夜か暗い部屋の中でないと表示部に何が表示さ れているか判別しがたいものがあった。 その為によくよくP502iに戻そうかとも思ったが、なんとかガマンして 1年間使用したがあまりにも見えないので1台解約する予定だった。 しかし、今回のP504iはP503iから見るとまるで別物で、やっと普 通にカラー液晶が見れる様になった。 心配していた屋外でもしっかり見れ、右図の様にデジカメのストロボが直撃 してもよく見えているのがわかるだろう。 やはりiモードメールを使用するには見難い液晶では問題外で、今回のP5 04iでは文字も画像もクッキリと見え申し分ない。 P503isから採用されたサブ表示も今回のP504iにも搭載されてお り、右図の様にメインの液晶表示器の裏側である蓋に付いている。 右図では日時を見やすい様に縦倍角文字で表示しているが、2行表示にして おかなくとも着信すると自動的に2行表示になり『着信あり n件』と表示し てくれ、履歴を確認するとまた自動的に2行表示が解除され大きな日時表示に 戻ってくれ便利である。 フリーメモ表示モードもあるのだが、このモードにするとメモの表示のみと なり日時表示を行わなくなる、このモードはあくまでもメモ画面の為にメール の件名や差出人がわかる訳でないために必要ないだろう。 また、付属のiアプリである『育てて!いぬともP』を実行したまま液晶を 閉じると、サブ画面にも犬の様子がグラフィカルに表示される。 キートップカラーはオニキスブラックと同様にブルーバックに白文字となっ ており、シルキーピンクのみ白いキーになっている。 今回のP504iではキー操作がものすごく快適で、P503iから比べる と何倍にも処理速度が上がっている様に思える。 今まではキー操作に処理が全然追いついて来なかったが、今回のP504i では普通に使える様になった。 漢字変換もかなり賢くなっており、Dシリーズの様にATOKを搭載してい る訳ではないが、処理が早くなった事と3回変換すると画面に漢字一覧が表示 される様になり、すぐに出て来ない漢字も選択し易くなっている。 ◆ワンプッシュオープン 今回このP504iの目玉と言えば『ワンプッシュオープン』であろう。 左図の様にアンテナ側である左上部にあるボタンを押すと自動的に液晶表示 部分が開く様になっている。 右上部にも同じ様なボタンがあるがこちらのボタンには【PUSH】とは書 いておらず、残念ながらこのワンプッシュオープン機能を使えるのは左上部に あるボタンのみの様である。 また、図の様にしっかり携帯電話機本体を持っていないと、ワンプッシュオ ープンで開いた液晶表示器の重さで手のひらから携帯電話機が飛んで行ってし まうだろう。 その為に、人差し指が液晶表示器の裏側を支える様な位置に置いておいた方 が携帯電話機を落下させずに済むだろう。 この件であまりにも落下の苦情が増えてしまうと次回からは無くなってしま いそうな機能でもある為に、利用者が落下防止を心がける様にしよう・・・(^_^;) ワンプッシュオープンで開くのは左図の様な角度で完全に開ききるわけでは なく、実際に通話する為には右図の様にほぼ一直線になるまで手で開く必要が あるだろう。 左図の角度はメールを読み書きする際には便利な角度で、もしかしたらこの 角度で机の上でiボード等から入力する際にも便利なのであろう。 ◆そ の 他 液晶表示側のカバーにあるi−modeマークの付近にある黒い楕円の物が 光通信用の投光受光窓で、他の機器との通信にはこの部分を相手側の投光受光 窓に向ける様にする。 今回の504シリーズからはPシリーズだけでなく他の機種共通信が可能と なっており、実際にSO504iと試してみたが機種により携帯メモリーの書 式が違う為に、電話番号とメールアドレスぐらいと考えておいた方が良いだろ う。 また、P502iやP503iとも通信させてみたが、こちらも問題なく携 帯メモリーが転送されてくる様であった。 以前から紛失しがちな外部拡張コネクターのカバーだが、右図の様に今回か らP504iもカバーが完全に外れないタイプになった。 ただ、ナビ等に接続する為にケーブルを接続し一般市販の携帯ホルダーを使 用する際には下部の開口部がなるべく広い物を使用する。 また、カバー自体が折れ曲がる構造の為に、あまり極端に何度も曲げている とその部分が折れて取れて来てしまうだろう。 たぶん普通に使っているぶんには問題ないが、逆さ折にしてしまうと切れ易 くなってしまうだろう。 メインに戻る 携帯電話関連メニューに戻る P504iメニューに戻る |