◆USBケーブルU (ZTFE01) 今回もソフトバンク純正オプションの中からUSBケーブルを 購入してみた。 USBUとあるが初代ケーブルがどの様な物だったのかは不明 で、911SHを購入当時では数機種を除いて全てこのケーブル でPCと接続できる様である。 ケーブルの価格も税込みで1,260円とそれほど高くなく、 ケーブルの説明にはPCの対応OSとしてWindows98SEから書いてはある が、今回の911SH用USBドライバーのインストール説明書 にはWindows2000とXPの説明のみで、Windows98SEとMeに対応して いるかどうかは不明である。 パッケージは下部のテーピングを切断すれば左図の様に厚紙を スライドさせる事により開封できる構造になっている。 ケーブル長は70cmと若干短く、机の上にPCがありプロン トパネルにUSB端子がある場合には問題ないが、設置場所によ っては延長ケーブルを用意した方が良いかも知れず、今回はミド ルタワーケースを机の横に置いてあり、更に背面にしかUSBコ ネクターが無い為にエレコム製の2mUSB延長ケーブルを使用 している。 ◆各コネクター USBケーブルはPC側に接続できる一般的な形状の物で、U SBコネクターのAタイプのコネクターが使用されている。 上記で説明した様にケーブル長が70cmと短いが、ノート型 PCで使用する際には丁度よいのかも知れない。 USB2.0規格では延長を許していないが、どうしても設置 場所の問題が多く、今回の携帯電話接続ケーブルだけでなく以前 のFOMAの時やプリンター等も全て延長して使用しており、プ リンター等は延長ではないが5mものケーブルで動作している事 から動作的な問題は無いと思われる。 携帯電話側のコネクターはIMT−2000携帯電話用コネク ターAと呼ばれる物らしく、ACやDCの充電器に付いているコ ネクターと同形状の物が付いている。 こちらは充電だけでなくデータ通信を行う為に使用ピン数が多 いが、これらのピン配置は調べてもいない為に不明である。 ◆PCと接続してみる ドコモの携帯ではFOMAからUSBケーブルになっており、 P901iではUSBケーブルを接続してから連続的に4つのド ライバーをインストールする必要があった。 その為にとりあえずは早速、左図の様に携帯電話の下部にある コネクターにUSBケーブルを挿し込んでみた所、携帯電話側の 表示上部には右図の様なUSBのアイコンが表示された為にどう やら認識された様である。 PC側でも左上図の様に911SHとして認識した様であるが 、その後すぐに右図の様なドライバーのインストール要求画面が 表示された。 この辺まではほぼP901iの時と同じ様な感じの為に、91 1SHに付属のユーティリティCDを用意してドライバーをイン ストールしてみる事にする。 しかし、自動でCDからドライバーを検索させる指定をしても 、CDの特定場所からインストールする指定をしても右図の様に 必要なファイルが見つからないと言うメッセージだけが表示され 、どうしてもドライバーのインストールができなかった。 そしてCDにある説明書を見てみると、Windowsによる ドライバーのインストール形式ではなく、インストーラを起動し てインストールするタイプだとわかった為に、とりあえず右上図 のインストーラはキャンセルして中止した。 おそらくこの段階ではその他のデバイスとしてドライバー一覧 には残っていると思われるが、とりあえずそのままインストール 処理を継続してみる事にした。 本来はこの様なドライバー形式の場合にはインストールしてか ら機器を接続する為に、ドライバーをインストールする前にはど ちらのタイプでインストールするのかを確認してから接続した方 がよいだろう。 ◆USBドライバーを入れる Windowsでは標準でCD等からは自動起動となっている が、不正インストール防止の為に必ず自動起動はしない設定にし てある為に、どこから起動するのかを探す必要がある。 探す部分はCDのルートにあるautorun.infで、こ の中を見るとどこから自動起動するのかがわかるが、テキスト形 式のファイルの為にすぐに見つけられる。 今回のユーティリティCDでは右図にもあるルートのLaun cher.exeから実行されていた為に、Windowsのス タートメニューにあるプログラムを指定して実行から起動する。 すると以下の様なメニューが表示される為に、ここから必要な ものを選択して実行する。 今回はとりあえずUSBケーブルの動作だけを確認する為に、 上図の一番上にある『USBドライバーをインストール』するメ ニューを選択する。 この操作によりUSBドライバーのインストールが実行される が、その手順は上図にある下から2番目の『ユーティリティーソ フトウェアスタータガイドを読む』からUSBドライバーのイン ストール方法を読んでおくとよいだろう。 もっとも、CD内にあるMANUALフォルダのHTMLファ イルを直接見ても出てくる為に、メニューを実行しなくとも予め 内容を確認しておくとよいだろう。 USBドライバーがインストールされしばらくすると以下の様 な画面が表示され、USBケーブルが赤と黒に点滅する為に、こ こで初めてUSBケーブルを接続する。 一旦接続してしまっていてもこのメッセージで止まってる場合 がある為に、その際には接続してあったUSBケーブルを取り外 し、再びUSBケーブルを接続し直す様にする。 その際には必ずしも携帯電話側のコネクターを着脱する必要は 無く、携帯電話側はコネクターやコネクターのカバーが壊れやす い為に、PC側のUSBケーブルを着脱した方がよいだろう。 ケーブルを接続すると上記画面が変わり、自動的にUSBドラ イバーのインストールを継続する様になっている。 その後はすぐにインストール処理が完了するが、完了するとP C側には以下の様なメッセージが時間をおいて表示される。 続いて右上図の様に新しいハードウェアがインストールされた メッセージが表示された為に、おそらくこの時点でUSBドライ バーが完全に組み込まれ、携帯電話機側が認識されたものと思わ れるが、USBドライバー関係の表示は以後も表示されない様で ある。 ◆Windowsへの組み込まれた様子 そこで、Windowsのデバイスマネージャを表示させ、どの様に組 み込まれたのかを確認する。 そして他の部分も探してみると、右上図の様にポートにCOM 7とCOM8が組み込まれており、更にモデムが新たに発生して おり中にはシャープ3GのUSBモデムが組み込まれていた。 しかし、ドライバーのインストール説明の中には別途モデムド ライバーのインストール方法がある為に、上記モデムとの違いは よくわからないのだが、もしかすると上図ではATコマンドとあ る事からこのモデムは通話回線を使用する接続用のモデムドライ バーなのかも知れない。 そして、もう一つのモデムドライバーはパケット通信を使用し て通信させるモデムドライバーなのかも知れないが、詳細につい ては実際に使用する際に調べて頂きたい。 とりあえず今回インストールされたモデムを見てみると、下図 様に昔よく使用したアナログモデムと同じ様な画面が表示される 。 今回はモデムとして利用する予定が無い為に、モデムに関して はここまでとする。 この表示からするとモデムはCOM6として利用できるらしく 、先程のデバイスマネージャの表示と合わせるとCOM6〜8の 3ポート分が設定された事になる。 ◆カードリーダーモード [11-14] いよいよ携帯電話内のメモリーをアクセスするが、今回は内臓 メモリーでなくmicroSDカードを参照した結果で紹介する 。 これは事前にどちらのメモリーをアクセスさせるか決定してお く必要がありそうだ。 本来は接続しただけでPC側にリムーバブルドライブとして現 れるかと思われたが、911SHではUSBケーブルを接続した 後で携帯電話機側をカードリーダーモードにしないと利用できな い様であり、この方が携帯電話内の情報を簡単に持ち出せなくす る為にもこの方が良いのだろう。 このカードリーダーモードにする為には、携帯電話機側のメニ ューボタンを押して、その中から『設定』を選択し、その中にあ る『カードリーダーモード』を選択する。 今回は予めケーブルを接続していた為に右下図の様に変なメッ セージが出てしまったが、これは『はい』を押して次に進むが通 常は『USBケーブルを接続してください』になる様である。 右図ではMドライブが新たに追加されたが、中を開いてみると 携帯電話にセットしてあるmicroSDカードの中身がそのま ま表示されている。 その為に、内臓メモリーを利用する為には光通信かUSBケー ブルしかないが、microSDカードを使用する際にはメモリ ーを抜いて直接カードリーダーで読み下記するか、USBケーブ ルにより接続して読み書きすると言う2通りが選択できる様であ る。 PCにカードリーダーがあればそちらの方が早いだろうが、ど ちらの方法を利用するかはユーザー側で決めればよいが、電話帳 の編集等を行う場合にはUSBケーブルになってしまうのかも知 れない為に、メモリーカードで持ち出して編集できるのかどうか を確認しておくと良いだろう。 ◆カードリーダーモード取り外し 携帯電話のメモリーをPCのリムーバブルドライブとして使用 していたものを切り離す為には、携帯電話機側とPC側の両方を 停止する必要がありそうである。 これらはどちらかを停止しても片方の接続は生きている様で、 どちらから停止してもよさそうなので、ここでは携帯電話機側を 先に停止する。 携帯電話機側を停止する為には、上図の通信中画面右下にある 『キャンセル』ボタンを押すと左下図の様に終了するかどうかの 画面が表示される。 ここで『はい』を選択すると下図中央の様にケーブルを抜くメ ッセージが表示されるが、その前にPC側がまだ生きている為に 先に停止しておく必要がある。 通常は簡易表示になっている為にどれを停止させてよいものか がわからない為に、下図の左下にある【デバイスコンポーネント を表示する】のチェックボックスにチェックを入れると数の様に 詳細表示モードになる。 この中からシャープのSDカードを選択し、【停止】ボタンを 押す事でリムーバブルドライブとして接続されていた物を停止さ せる事ができる。 ここから携帯電話機のメモリーが割り付けられているドライブ をクリックするだけで接続を停止させる事もできる為に、切り離 したいドライブがわかっていればこちらの方が早いだろう。 このメッセージは数秒間表示すると自動的に下図中央の様に外 部接続のメニュー画面にと戻る様になっているが、ここまでで全 ての処理と接続が完了した事になる。 ◆USBケーブルによる充電 そしてUSBドライバーをインストール後に気付いたのだが、 今回のUSBケーブルでは充電できるという事はどこにも記載さ れていなかった為に、ドコモのUSBケーブルと同様に充電でき ないものと思っていた。 しかしUSBドライバーをインストールした後で気付いたのだ が、いつの間にか本体のLEDが赤の点灯となっており、表示部 にあるバッテリー残量表示は点滅している為に、どうやらこのU SBケーブルはUSBドライバーをインストールしていればケー ブルを接続していれば充電できる様である。 そしてこの充電機能はカードリーダーモードにする必要は無く 、単にPCを立ち上げていてケーブルを接続しただけで直ぐに充 電する為に意外と便利である。 USBケーブルを使用し携帯電話を接続すると、USB機器が 接続された音がするものの、カードアイコン等を押して確認して も現れない為に、ケーブルを取り外す際にはPC側の取り外し作 業は必要無い様である。 メインに戻る ⇒ 携帯電話関連 ⇒ SoftBankメニュー ⇒ 911SHメニュー |