ベルトの調整

◆ベルト調節治具
 このi−ViRTの金属製ベルトは購入後にユーザーで長さを 調節できる様に、下図の様な『シンプルアジャスト』と呼ばれる 治具と左下図の様な緑色の説明書が同梱されている。
 説明書には左上図からもわかる様にイラスト入りで丁寧な説明 書が付いている為に、時計店等に出向かなくともおそらく誰でも 簡単にベルトの長さを調整できるだろう。
 シンプルアジャストと言うベルトの長さを調節する治具は、台 紙に取り付けられており、上図の様に台紙の裏側を見てみると左 右で先端の長さが違う事がわかるだろう。
 そして左上図の様に先端が長い方はセロテープで固定されてい るが、このセロテープは取り外さないでおき治具を使用後にはま たこの台紙に治具を取り付けて保管しておく様にする。
 治具を台紙から取り外す為には、左下図の様に先端の長い方に シンプルアジャスト時具を台紙から移動して、台紙の表から左下 図の様に先端の短い方が完全に見える様にする。
 あとは右上図の様に台紙から外れた先端の短い方を少し持ち上 げる事で右上図の様に持ち上げながら、治具の先端が長い方も台 紙から取り外す様にする。
 台紙から取り外したシンプルアジャストの治具は左上図の様な 形状をしており、取り外し時には長い方を使用して取り付けの際 には短い方で接続のピンを押し込む様にする。
 金属製のバンドの際には右上図の様に1コマずつを取り外した り追加したりしてバンド全体の長さを調整する事になり、今回は 既に取り外した右上図の3コマでの調整を説明する。

◆ベルトを外す
 ベルトの側面を見ると左下図の様にベルトのコマ同士を接続し ている部分のピンを通す丸い穴が見えるが、これは全てのコマに 見えるが取り外せるのは一部分である。
 その取り外せるコマの部分には左下図のバンド裏側にある様な 丸から矢印が出ている様なマークが付いている為に、このマーク が付いている部分のコマだけが取り外せる為に、マークが付いて いない部分を取り外そうとすると、治具を破損したりしてしまう 為に注意が必要である。
 そして取り外したいコマのピンの部分に、右下図の様に長い方 の治具を挿し込めば良いのだが、この際にコマの裏側に付いてい る矢印の方向に押し込む様にする必要がある。
 無理をすれば矢印とは逆の方にでも抜けるのかも知れないが、 治具やピン自体にピンを固定しているスプリングが変形したり破 損する可能性がある為に必ず矢印の方向に抜く様にする。
 更に長い方の治具を直接入れば良いが、治具の先が滑って折り 曲がったりしない様に、一旦右上図の様に治具の短い方を挿し込 み、左下図の様にしっかりと短い方で押し込んでから右下図の様 に長い方の治具でピンを抜き取る様にする。
 短い方の治具では左上図の様にベルトを机等の上に立てたまま でも良いが、右上図の様に長い治具でピンを押し出す際には、左 上図のままではピンが出て来ない為に、必ず右上図の様に手で持 ったままで押し込むか机の上にベルトを横にしてピンを押し出す 必要がある。
 この際にピンが飛び出して紛失してしまわない様に、できるだ け机等の広い部分の真上で作業する様にして、ピンが落下しても 紛失してしまわない様にする。
 長い方の治具でピンを押し出すと、左上図の様にピンが飛び出 してくるが、押し出す治具の長さからピンはベルトの半分くらい しか飛び出てこない為に、あとは右上図の様に手でピンを引き抜 いて左下図の様にベルト部分からピンを完全に抜き取る様にする 。
 左上図の様にピンをベルトのコマから完全に抜き取ると、左上 図の様にピンを抜いた部分の上下からコマが外れる様になる。
 この際に左上図の様にピンだけ外れれば良いのだが、右上図の 様に本来幅の狭いコマの部分に入っているピンの固定用スプリン グが抜けてきたりする場合もある為に注意する。
 このスプリングが無くなってしまうとピンを挿し込んでもピン が固定されずにすぐに抜けてしまう為に、ピンを抜き取る際には 十分に注意し、特に分離したコマを傾ける際には落下してくる可 能性もある為に注意して作業する様にする。
 本来はスプリングだけ簡単に落ちてくる事は無いが、ピンの挿 し込み方によるスプリングの変形等により落ち易くなる可能性が ある為に、くれぐれも注意して作業する様にする。
 万が一スプリングが出てきてしまった場合には、左上図の様に 一旦ピンにスプリングを半分位挿し込んでおき、そのまま幅の狭 い方のコマに押し込んでおく様にする。
 右上図がスプリングを押し込んだ後にピンを抜いた状態だが、 スプリングの変形を防止する為にコマ同士を接続する前には必ず スプリングが飛び出ていない事を確認する。

◆ベルトの長さを決める
 そしてベルトの長さを決めるが、予め一旦腕に時計を装着して みて、何コマ分取り外せばよいかを予想しておき、一旦組み立て て再度腕に装着してみて長さを決める様にする。
 この様なコマ式のベルトの場合には微調整がきかない為に、1 コマ分ずつの伸縮となってしまう為にどこかで妥協しなければな らなくらるが、時計に付属の説明書では右上図の様に装着した状 態で指1本入る位と記載されているが、作業をしたり自転車等を 乗る際には緩いと手の甲に時計が当たり痛い為に、できればきつ くなくある程度腕から滑り移動しない程度の方が良いかも知れな いが、実際に普段使いしてみて判断するしか無いだろう。

◆ベルトをつなぐ
 必要なコマを取り外したならば左下図の様に凹凸を合わせて、 右下図の様に隙間無く合わせておく様にするが、間違える事は無 いと思うが裏表を逆に取り付けない様に注意する。
 今回は1コマの取り外しを紹介しているが、明らかに2〜3コ マ多い場合には、初めから2〜3コマまとめて取り外して接続す るようにした方が良いだろう。
 切り離していたコマを取り付ける為には、左上図の様に取り外 しておいたピンを元に戻す様にするが、次の治具を使用してピン を押す部分の画像を見るとわかるが、取り外したピンの挿し込み は取り外しとは逆で矢印の方向側から挿し込む様にする。
 ピンは右上図の様にゆっくりと挿し込み、挿し込みが浅くても お互いのコマが外れなくなる程度までは最低でも挿し込んでおく 様にする。
 ピンは細い為に最後まで手で押し込むには痛い為に、左上図の 様にピン抜き治具の中央にある小さな丸いくぼみを利用して、ピ ンが付いたコマを押し付けてピンを押し込む様にする。
 ピンはどこで押し込んでも構わないが、押し込んでいる際にピ ンが滑って力のかかる方向が間違えて、ピンが変形しない様にで きるだけこの様な滑り止めのくぼみを利用した方が良い。
 ピンは右上図の様にバンド側面がピン抜き治具に完全に接触す るくらいまでしっかり押し込む様にする。
 そしてピンを押し込んだ側から見ると左上図の様に、左右のコ マのピンと異なり中央のピンだけ多少飛び出ている様に見えると 思うが、実際には左右のピンの様にもう一押しする必要がある。
 その為に最後には右上図の様にピンの押し込み治具にある短い 方で押し込む事により、他の装着してあるピンと同様に定位置に 入り込んで完成となる。
 ピンの押し込み治具の短い方は左上図の様に完全に押し込んだ 状態まで挿し込む様にして、挿し込んだ後は右上図の様に他のピ ンと同様にセットされているかどうかを確認しておく。
 問題がなければこれでコマ同士の接続が完成するが、くれぐれ もピンを固定しているスプリングが抜けていない事を十分確認し てから腕に装着する様にする。
 万が一スプリングが抜けてしまっていると、何れコマが外れて 時計本体が落下する危険性がある為に、分解・組立の際には十分 注意してスプリングの抜けが無い様にする。

◆治具とベルトの保管
 ベルトのコマを取り外す治具と、取り外して余ったコマとピン は、今後腕が太った時などの為に保管しておき、必要に応じて調 整し直す必要がある為に保管しておく様にする。
 ピンを抜く為の治具は台紙から取り外した逆に取り付ける。
 台紙の裏側には左上図の様にセロテープが貼られている方があ るが、こちら側の台紙の反対側からは右上図の様に治具の先端が 長い方を挿し込んでおく様にする。
 挿し込みは左上図の様に台紙にある切り込み幅にめいっぱい入 る様に押し込んでおき、右上図の様にセロテープ側には長い治具 の先端が完全に飛び出る様にしておく。
 するとその反対側である治具の先端が短い方は、左上図の様に 台紙の切り込みより若干短い位置に来る為に、治具を台紙に押し 付けながら、右上図の様に台紙の切り込みに短い治具の先端が入 り込むまで治具をスライドする様にする。
 もしも治具の短い側の先端が台紙の切り込みに上手く入らない 場合には、左上図の場合台紙の切り込みより右側を少し手で持ち 上げながら治具をスライドする様にする。
 台紙に治具をセットすると左上図の様に、治具の両端が台紙か ら出てきたら、治具の長い方に取り付けられたセロテープを軽く 押し付けて治具を固定する様にする。
 あとは右上図の様に台紙にセットした治具を付属のビニール袋 に入れておき、本体が入っていた缶のケースに入れて保管してお く様にする。
 また、取り外したコマもこの治具を入れておく袋に一緒に入れ ておくが、取り外した方のピンが1本余る為に右上図の様にピン が折り曲がらない様にコマの幅が長い方に入れておく。
 この際にコマの幅が短い方にはピン固定用のスプリングが入っ ている為に、落下して紛失しない為にも上図の様に治具と一緒に フタができる袋に入れておく様にする。
 上図では別ページにある旧型の革バンド式i−ViRTにステ ンレス製のベルトを交換した際の余ったコマも入れてある為に、 3つずつのコマが2セット入っている。



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