◆電池ホルダー(カバー)
サンヨーテクニカ製のリモコンエンジンスタータであるRS−60では、一年
前後の使用から送信機のスイッチを押してもブザーの音がせずエンジンが始動し
なくなってしまう。原因は送信機の電池ホルダーにあり、ケース側のプラス電極がプラスチックカ バーにメッキされた物がはがれやすく、またケースとケースの間の接触が良くない 為である。 その為かカーショップ等ではこのカバー部分のみを700円前後で販売して いる所もあるが、結局メッキ部分がはがれれば同じ事である。
リモコン送信機の電池カバーを取り外し裏側から見ると左図の様になっているが、
電池に接触させる為の丸い突起が見られるが、この部分のメッキがはがれやすい事も
あるが、本体の電池上部にある穴に電池カバーの左図上部の細い突起が差し込まれる
様になっているが、どうもこの部分の接触不良が原因の元となっている様である。この穴の中をのぞいて見ると小さな電極の板が見えるが、かなり奥の方にあり どこに接触するわけでもなく固定されている。 本来はこの電極がもっと上の方に折り曲げられていて、左図電池カバーの差し込み 部分と接触するのではないかと思われる。 ◆標準の電極修正
その為にこの電極が見える穴に小さなL字型に折り曲げた金具を入れて右図の様に
ほぼ垂直に立つくらいに電極を引き出してしまう。そうする事で電池ケースの裏面にあるメッキ部分と接触しやすくなる。 尚、この電極を立てた場合には電池ケースを入れる際には真上から電極をつぶす様な 取り付けは避ける様にして、電池ケースの先端で電極を押し上げる様にしてスライド させながら閉じる必要がある。 そうしないと結局は電極が真下につぶされると戻らなくなってしまう為である。 しかし、結局は電池交換やポケットに入れている時の外部から加えられた力の変形に より何れ接触不良になると思われる。 本来前機種であるRS−50ではこの部分にしっかりとした電池の電極が取り付けて あったものだが、RS−60では削除されてしまった為に起こったトラブルである。 メインに戻る 修理・分解選択メニューに戻る RS-60選択メニューに戻る
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