◆電池の保管方法 一般家庭において乾電池を使用している製品はかなり多く、懐中電灯やリモコンを 初めとして時計にガス台等の様々な製品で使用されているが、乾電池のサイズも種類 が多く買い置きが大変である。 代表的な所で単1型・単2型・単3型があり、リモコンや時計では単3型・単4型 が圧倒的に多いだろう。 そこで買い置きの種類を増やさずに済む方法として単3型Ni−Cd電池を利用した 方法を紹介する。 右図が単3型のNi−Cd電池であるが、デジカメのページでも紹介した様に最近 の単3型Ni−HM電池は容量が大きく、1,600mAもの容量が取れる製品も あり、Ni−Cd電池にも単2型と単1型があるが、単2型で1,200mAで 単1型で3,500mAと言う事から、最近のNi−HM電池では単2型以上の 容量である。 また、スーパーNi−Cd1000と言うNi−Cdにも1,000mAの製品が ある。 この様に単3型の大容量化を利用して、以前から左図の様なカドニカスペーサと 呼ばれる製品がSANYOから発売されており、このカドニカスペーサを利用する 事により単3型電池を単2型や単1型にできてしまうという便利な製品である。 この製品は左図の様に2個1パックとして販売されており、何れも数百円で購入 できる為に何セットか購入しておけば普通の乾電池でも利用できる為に停電時の 応急的利用には便利であろう。 この製品の利用方法は非常に簡単で、右図の様にカドニカスペーサの底の方から 単3型の電池を差し込むだけという簡単な組み立てで利用できる。 これは単2型や単1型のカドニカスペーサでも同じで、プラス電極側から差し込む だけで利用できる為に予めセットしたままで保管しておいても良いだろう。 また乾電池で利用する場合は応急的とし、あまり多くの電力を必要とする物に 利用する場合には、電池の発熱などに注意する必要がある。 これは突然爆発とかには至らないにしても、電池からの液漏れ等の心配がある為に 小型懐中電灯やラジオ等、あまり電力を必要としない物に限定した方がいいだろう。 左図の様に単3型電池だけを用意しておくだけで、単2型と単1型も利用できる 為に単3型の電池だけ用意すれば間に合ってしまう。 一般家庭ではたぶん時計とリモコンの電池消費料が一番かと思うが、長いもので あれば2〜3年もってしまう為に普通の乾電池を利用しても問題ないが、小型の おもちゃや電動のゴマすり器や包丁磨ぎ等の製品にはニッカドやニッケル水素電池 なんかで充電して利用した方が安いコストで済むかも知れない。 SANYO カドニカ電池スペーサ 単2サイズ → NCS−2(2)BP 単1サイズ → NCS−1(2)BP メインに戻る 修理・分解選択メニューに戻る |