◆修理?改造について 今回のテレビが壊れて買い替えを考えていたが、思わぬ所で改造に至ってしまった 訳だが、これまでも明らかに部品の破損と思われた部分は修理しても完璧に動かなく なった物では原因を突き止めるまで時間がかかってしまう。 このテレビは電源が入らない事から始まったが、運良くも操作系のIC破損だけで 済んでいた事で動作する様にまで改造できたが、古くなったテレビで電源が破損すると たいていの場合は過電圧により回路の破損が考えられる。 その為にどこまで直せるのかは各部の電圧を測ってみて、動作できる電源にあるか どうかを調べ部分的に生かしてみるしかないだろう。 壊れたと思われる部分の部品が入手できるのであれば見込みでも交換してみると 良いだろうし、部品は各メーカーのサービスステーションから購入できる。 また、部品代も技術料が無い分かなり安く感じられるだろう。 最近は修理を出すより買い直した方が早いと思わせるくらい販売価格が安く、技術料 が5千円以上する修理では部品代と交換料を含めると14インチテレビは楽に買える 事になってしまうのが現状であろう。 それに10年以上も使用していれば一度修理しても他の部分が故障する事も考えら れる為に、最初の修理が1〜2万円でも2〜3度修理すると高額なものとなって しまうだろう。 今回も29インチの普通のテレビでよければ4〜6万円で買えるのだが、デザインが 気に入らず改造してしまったが、こんなどうなってもいいテレビが出た場合は改造して みるのも良いだろう。 うまくいけば今回の様に動作する事になるし、右図の様なちょっとしたスイッチの 追加だけで見た目も綺麗におさまる場合がある。 ◆改造後の操作性 今回の改造によりほぼ正常に動作していた時のテレビと同じくらいのレベルまで 動作する様になったが、このテレビには右図の様に外部スピーカを取り付けており 今回の追加スイッチを操作する為にスピーカーの配置をテレビからある程度離して おく必要が出てきた。 このテレビの右側面にあるスイッチをスピーカーとの隙間から手を入れて操作 するが、今回はフロントパネルにある主電源をそのままにしたが、この主電源を 利用して電源スイッチは入れっぱなしにしておく事で、主電源の入り切りで操作 しても良いだろう。 操作が面倒な場合はビデオのチューナを利用してテレビの方は1chか2chに 合わせておき、音声のボリュームのみで利用できる。 選局のチューニングはボリュームにより行う様に改造した為に、ボリュームの 回転位置により選局が決まるが、選局する部分で微妙な調節が必要でどこかで妥協 しないといけない。 どこかでピッタリと選局できるはずだが、特にツェナーダイオードだけの低電圧 回路を臨時に作ったせいもあり、微妙な電圧変動があるのかもしれない。 しかし、特に見る限りでは問題無く改造直後も6時間ほど見続けたが、チューニ ングがずれる気配も無く、購入当初からの暖まって来ると音量が大きくなる現象も 無くなり、使用にあたっては全く問題無い。 あとはこれで何年もってくれるのだろうか・・・? メインに戻る 修理・分解選択メニューに戻る TH28-D55GR選択メニューに戻る |