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永井電子製 HLC MODEL.No6502用
専用ハーネス製作用部品

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◆専用ハーネス回路概略図
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 上図がシビエ製リレーハーネス用HLCの専用ハーネス概略図で、バッテリー とHLCにバルブと車両側ライトハーネス間を接続するハーネスを作成する事に なる。
 赤色で示したバッテリーからヒューズを通りHLCまでの線材には2.0゜の 線材を使用し、バルブとバッテリーのマイナス端子はバルブ側から1.25゜に てロービームとハイビームを個別に引き出し、途中で2.0゜に圧着スリーブで 圧着して1本にまとめて作成した。
 その他の線材は全て1.25゜の線材を使用し、信号別に色分けして配線間違 いを少なくするようにする。

◆ハーネスを製作する部品を集める
rev2290.jpg @平形ヒューズホルダー(REV2290)&平形ヒューズ(REV1264)
 ハーネスを作成する場合には誤配線や部品破損によるハーネスからの発火や 発煙を防ぐ為にも極力バッテリーに近い部分へヒューズを入れる様にする。
 今回使用したのは 株式会社フジックス製 の平形ヒューズホルダー(REV2290)で一般的に 見受けられる形状をしており、今回は左右独立させ2個使用するがこの製品は スライドさせて2つを組み立てる事ができ、組み合わせた状態で1つにまとめ たままで設置できる様になっている。
 この製品にはヒューズは付属しておらず、別途ヒューズを購入する必要がある 為に左図右側にある様に同社の20Aヒューズ[5個入](REV1264) を用意しておく必要がある。
 このヒューズは一般的な形状の為に、今回紹介した製品が無ければ他の物で も形状が同じであれば問題なく利用できるだろう。
1122.jpg Aカプラー2極(ロック式) 1122
 今回使用したヒューズホルダーには予めリード線が取り付けてあり、上図でも わかる様にリード線が短くハーネス作成には必要とする長さは全く期待できない。
 その為に、左図の様な エーモン工業株式会社製 の2極カプラーで受けてからヒ ューズを取り付けるが、車両に配線する際にはこのコネクターでヒューズを取り 外しておけば今回作成するハーネスにはプラス側が導通しなくなる為に、車両の バッテリー端子を外さずに配線でき便利であろう。
1131e330.jpg B丸型端子 φ6(1131) φ8(E330)
 バッテリーから電源を取るにはバッテリーの端子にあるネジより左図にある 様な丸型端子を用いて引き出す様にする。
 今回使用した物は エーモン工業株式会社製 の物で、R33型スカイラインではφ6ではギリギリの為にφ8を使用したが、 車両によってはφ6で十分な事もある為に、予めバッテリー端子の締め付けネジ 径を調べておき丁度良い物を使用するようにする。
y70m270.jpg Cハイパワーコード 赤(Y70) 黒(M270)
 今回使用した線材は2.0゜と1.25゜だが、左図の様に2.0゜の赤と 黒の線材であれば エーモン工業株式会社製 でもある様だが、電源の他にもロービームやハイビーム用の制御信号やバルブ 駆動信号なども色別にした方が良いだろう。
 今回は1.25゜の赤・黒・黄・緑・青等を用意したが、線材はホームセン ターや電気パーツ店等で扱っており、リールで置いてあり切り売りする所を 見つけると意外と安価に購入できるだろう。
1124.jpg Dカプラー4極[ロック式](1124)
 今回たまたまHLCで使用していたコネクターがこの4極タイプだった事から 純正の中継ハーネスとの接続もこのコネクターを利用した。
 この4極カプラーも エーモン工業株式会社製 で、HLCのハイビーム用とロービーム用はオス側しか必要ないが、その他に 純正中継ハーネスとの接続用に2個必要である。
 この他に純正中継ハーネスにも必要の為に全部で6つ必要である。
m274.jpg Eカプラー4極(M284)
 こちらのカプラーも エーモン工業株式会社製 であるが、上記のカプラーとは違いロック機構が無いカプラーである。
 このカプラーはHLCへの減光カット信号や車速センサーを接続する部分 で使用されている物で、HLCに標準で付いて来た物をそのまま使用すれば ここで作る必要は無いだろう。
 今回はハーネスがチョッと古かった事と長さを多少長めにしておきたかっ た為に作り直した為に必要となった。
e670.jpg Fギボシ端子 徳用30セット (E670)
 こちらは上記のHLC制御用カプラーを作る際に必要で、HLCと反対側 にこのギボシ端子を使用する。
 このギボシ端子も エーモン工業株式会社製 で、上記HLC制御信号用ハーネスを製作しなければ必要ないだろう。
 しかし、車両側から車速センサー等を引き出す際にはHLCと接続する 際に必要な他、カーオーディオやその他の機器でよく使用する事が多い為に 多少多めに購入しておくのも良いだろう。
 ここでは『徳用30セット』を購入したが、少量パックも同社から販売 されている為に、あまり必要でない場合にはこちらを利用すると良いだろう。
n855.jpg G結束用テープ (N855)
 線材を保護チューブに通しその先端や途中等をこのテープで固定して、 線材がチューブからはみ出ない様にしておく。
 今回使用した物は エーモン工業株式会社製 の結束用テープで、これは普通のビニールと違い長い間使用しても糊が 残りにくくベタベタせず、引っ張りながら巻くとビニールテープよりも 密着性か良い。
 ビニールテープと比べるとかなり高価だが、自動車用ビニールテープ として利用されている事もあり、ボンネット内の配線から社内の配線に まで幅広く利用できる。
tube.jpg H配線用保護チューブ
 線材はそのままで使用せずに必ず保護チューブを利用する様にするが、 エーモン工業株式会社製 からも保護チューブとして大・中・小と3種類の太さが用意されている。
 ホームセンター等でも切り売りで安価に入手できるが、今回は左図の 様なスパイラルチューブを利用してみた。
 これはチューブがスパイラル状に切れており、線材に巻き付けながら 装着し、必要に応じて切断して利用できるものである。
 こちらも一定長さで売られていたり、また切り売りで販売している 物もある様なので、好みの物を使用すると良いだろう。


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