◆カバーの取り外し
このスピーカを分解する為には、左図の様にスピーカ右側の側面
にある７箇所のネジをプラスドライバーを使用して全て取り外す必
要がある。ネジはプラスチックに直接ねじ込まれている為に、組み立ての際 にはあまり強く締め付けるとケース側のプラスチックが破損してし まう為に注意して組み付ける必要があるだろう。
取り外したネジは右図の様に直接取り出せるほど飛び出さない為 に、１本毎か全て外してからケースをひっくり返してネジを全て落 とす様にして取り出すとよいだろう。
そしてネジを紛失しない様にケースのひっくり返しは広い部分で 行い、取り外したネジは数を数えてから組み付けの際まで保管して おく様にする。
ネジを全て取り外したならば、あとは左図の様にネジが取り付け
てあった側のカバーを持ち上げて取り外すだけである。カバーを取り外す際には一部分だけ極端に持ち上げると破損する 可能性がある為に、カバーは切れ目部分から少しずつ広げる様にし て全体的に浮かせる様にし、それから左図の様に持ち上げると比較 的簡単に取り外す事ができるだろう。
カバーを取り外すと右上図の様に内部が見える様になり、更にこ こから下側に見えるプリント基板を取り外す事になる。
◆基板の取り外し
プリント基板を取り外す為には左図の様にしてプラスドライバー
を使用して４箇所にあるビスを全て取り外しておく様にする。ビスはカバーの時と同じ様にカバー自体に直接ねじ込まれている 為に、組み付けの際にあまり強く締め付けると樹脂部分が破損して プリント基板を固定できなくなってしまう為に注意して組み付ける 様にする。
また取り外したビスは右上図の様に１本ずつ取り外したらすぐに 取り出す様にし、紛失しない様に別の部分に置いて保管する様にす る。
プリント基板が固定されているビスを全て取り外しても基板単体
を取り出す事はできず、フロントパネル側にある各ボリュームのつ
まみやリアパネル側では各コネクターがパネルから飛び出している
為に引っかかって取り外せない構造になっている。その為に右図の様にフロントパネルを取り外す事になるが、フロ ントパネルは側面のケースとの接合部分が軽く両面テープ式の物で 接着されている為に、無理に取り外そうとすると破損する恐れがあ る。
その為にフロントパネルを取り外す際には少しずつ浮かせて取り 外す様にし、右上図の様にフロントパネルを完全に取り外す事によ り左上図の様にプリント基板に取り付けてあるボリュームのつまみ がフロントパネルから抜けて、基板自体を持ち上げられる様になる 。
右側のスピーカを分解した物が左図で、カバーは左右に２分割と
なりフロントパネルにスピーカユニットが取り付けられたままで取
り外せる様になっている。そして左図からもわかる様に、フロントパネルのスピーカにはプ リント基板から赤・黒の線材が配線されている為に、取り外しの際 にはこの線材に無理な力がかからない様に注意し、スピーカ用の端 子部分を破損させてしまわない様に十分注意して作業する。
また、プリント基板を取り外す際にはビスを４本取り外すが、そ の際には右上図の下側に見えるアルミ製の放熱板を固定してあるビ スも間違って取り外さない様にする。
このビスはプリント基板の下側に沿って３本ほどあるが、もしも 間違えて取り外してしまったのならば、プリント基板をケースに固 定する前に右上図の様な状態に固定しておく様にする。
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