新しい器具の取り付け


◆プレートの取り外し
 コスモシリーズのワイド21では、左下図の様にボタンを大き くした事で、従来の製品とは異なりプレートは同一形状で器具が 1〜3個になってもボタンのサイズで対応している。
 その為にプレートは10mm程度の周囲にあるものだが、この プレートの取り外しは右下図の様にプレート取り付け板との間に 爪を入れて持ち上げれば簡単に取り外せる。
 爪では無理な場合には右下図の下部にも見えるが、プレート取 り付け板側にマイナスドライバーが入る2〜3mm程度の凹みが ある為に、この部分にマイナスドライバーを入れてプレートを引 き上げる様にする。
 その際にはあまり勢い良く引き上げるとプレートが落下して傷 が付いてしまう為に、その際にはドライバーを回して持ち上げる と良いが、プレート側やプレート取り付け板に傷が付きやすい為 に注意して取り外す必要があるだろう。
 
 右上図の様にプレートを取り外すとその下からはプレートと同 サイズのプレート取り付け板が出てくるが、これは左下図の様に 上下にあるビスを2本取り外す事により右下図の様に取り外せる 様になっている。
 このプレート取り付け板にある固定ビスは取り付けの際に再使 用する為に紛失し無い様にするが、左上図の様にビスを緩める際 にプレート取り付け板を持ち上げながらビスを緩めると、右上図 の様にビスが一緒に付いたまま取り外せる為に、この状態で一時 保管しておくと良いだろう。
 
 ここではプレートやプレート取り付け板を全て取り外している が、実際にはプレートやボタンは外す必要があるが以下で説明す る様にプレート取り付け板は取り外さなくとも器具の取り付けは 可能である事から、上記の最後にあるプレート取り付け板はその ままにしておいても良いだろう。

◆ボタンの取り外し
 器具をスイッチボックスから着脱する際には、取り付け枠を固 定しているビスがボタンに隠れている為に、一旦ボタン自体を器 具から取り外しておく必要がある。
 
 ボタンは左上図の様にボタン右側にある2つの爪を先に取り外 すが、これらは取り付け枠に引っ掛かっているだけの為にプレー ト取り付け枠との間に指を入れて持ち上げれば、右上図の様に簡 単にボタンの爪が外れるだろう。
 しかし、あまり勢い良く持ち上げし過ぎると反対側にある右下 図の様な支点となる挿し込み部分が折れてしまう可能性がある為 に注意して取り外す様にする。
 
 ボタンの支点側は左上図の様にゆっくりと開いても外れる様で はあるが、右上図に見える器具側の黒い突起が折れる可能性もあ る為に、できればボタンは支点側も真上に持ち上げて取り外した 方が良いだろう。

◆器具の接続
 左下図は既に今回新しく用意した物を接続し終えた物であるが 、右下図の様に従来の器具から全て線材を取り外してしまってか らでは誤配線の可能性もある為に、線材は1本ずつ取り外しては 新しい側の器具に挿し込んで行く方が良いだろう。
 また、通電状態のままでの作業の際にはまとめて取り外すとシ ョートしてしまう可能性もある為に、十分注意して配線換えをす る必要がある。
 
 特に今回は下図の様にコスモシリーズのワイド21側のスイッ チで、換気扇スイッチの時間が可変できる事もあり器具のサイズ が大きい為に必ず下側に取り付ける必要があった。
 その為に右下図の様に従来のスイッチとは上下が逆になってい る為に、上図の様に配線を入れ換える際には上下が逆になってい る事を間違わない様にする必要がある。
 
 更に、線材は全て器具への挿し込みタイプの為に、取り外した 線材を新しい器具に挿し込むと従来の器具に挿し込んでいた時の 変形で接触が上手く取れない場合がある事から、必ず一旦線材の 先端は切り落とし、新しく剥き直してから新しい器具に挿し込む 様にする。
 線材の剥き長さは器具にあるストリップゲージを参考にするが 、あまり長く剥きすぎると器具に挿し込んでも銅線部分が見えて しまい危険である。
 その為にしっかり挿し込んでも銅線部分が見えてしまった場合 には、面倒でも一度取り外して銅線部分の剥き長さを調整してか ら挿し込む様にする。

◆器具の取り付け
 器具をスイッチボックスに収納する前には、左下図の様に線材 が出ている為にそのまま押し込んでも絶対に無理だろう。
 基本的に線材はできるだけスイッチボックスの外側に追い出し 、器具の後ろに接続した線材は押し込んだ際に器具の端子自体に 負担がかからない様な形状にする必要がある。
 
 特に左上図の様に器具の奥行きが出っ張っている場合には注意 する必要があり、その部分には線材同士が絶対に重ならない様な 取り回しが必要である。
 上手く線材を収納できれば右上図の様に器具の取り付け枠は壁 面に押し付けられる位になるが、この時点であまりにも浮いてい る場合には再度引き出してやり直した方が良いだろう。
 
 上手く器具をスイッチボックスに収納できたならば、あとは左 上図の様に取り付け枠の上下にあるビスで固定するが、壁面の穴 の開け方により器具の位置を左右に調節する必要がある為に、右 上図の様に一旦仮締めを行っておき、従来のプレートが取り付け られていた跡を参考にして位置決め後に締め付ける様にする。
 この部分の固定はスイッチボックスと取り付け枠で壁面材を挟 むような感じで取り付けられる為に、あまり強く締め付けると器 具の取り付け枠が変形するだけでどこまでも締め付けられる為に 、取り付け枠が壁面を完全に挟み込んで動かなくなった時点で締 め付けを止めておく。

◆ボタンの取り付け
 ボタンを取り付ける前には今回の様にタイマーの時間設定等が ある場合には、事前に動作確認と同時に設定も行っておく様にす る。
 今回は換気扇の時間設定と言う事で、とりあえずは最大設定時 間の5分に設定した。
 
 ボタンの取り付けは左上図の様にボタンの支点側となる左側を 先に取り付けるが、右上図の様にボタンにある凹み部分に器具に 出ている突起を合わせ、位置がズレない様にボタンを倒して行き 、左下図の様にボタンを倒した状態で支点側を押し込む事で挿し 込む事ができる様になる。
 
 支点側を取り付けたならば、あとは右上図の様にボタンの右側 にある2本の爪も指でボタンを押す事で挿し込めるだろう。
 あとはボタンを何度か押してみて、スイッチとしての動作はも ちろんだが、どこかに引っ掛かったり押せない事が無いかどうか を確認しておく様にする。

◆プレートの取り付け
 ここではボタンを取り付けてからプレートを取り付けているが 、器具を取り付ける際に取り付け枠の位置を確認する為にはプレ ート取り付け板を先に取り付けておいても良いだろう。
 
 プレート自体は挿し込むだけの形状となっている為に、プレー トを取り付ける前にはプレート取り付け板を固定しておく必要が ある。
 このプレート取り付け板は左上図の様に左右に3つずつ穴の開 いたもので、上下には2本のビスが付いている為に右下図の様に 取り付け枠にあるタップ穴に合わせる。
 あとは左下図の様にプラスドライバーを使用して、プレート取 り付け板を固定する。
 
 そして右上図の様にプレート自体の左右にある突起を、上記で 取り付けたプレート取り付け板にある穴を合わせて挿し込むだけ である。
 しかし上手く穴を合わせずに押し込むとプレート側にある突起 を折ってしまう可能性がある為に、まずは左下図の様に左右どち らかを合わせておき、一旦右下図の様にして片側だけでも押し込 んでおく様にする。
 
 そして右上図の様に浮いているもう一方も押し込む事でプレー トの取り付けが完成する。

◆スイッチの統一
 換気扇スイッチの取り付けた側のトイレを左下図の様にコスモ シリーズのワイド21にした事により、その隣にあるトイレのス イッチが元のままだった為にアンバランスとなっていた。
 
 しかし見た目だけで問題が無かった為にそのままで使用してい たが、別ページにて紹介している PCとADSLモデム/HUBのスイッチ で部材を購入した際に、セット物で購入した方が安価だったが適 当な組み合わせが無かった為に、単品物で購入した物と組み合わ せた際に余った部品でもう一方のトイレ側のスイッチも右上図の スイッチと交換した。
 
 その為に、上図の様に2つのトイレにあるスイッチが同じコス モシリーズのワイド21となり揃ったが、現在は片側のスイッチ にしか換気扇スイッチが無いのだが、同じ換気扇スイッチを使用 する事で並列接続できるタイプだった事もあり隣のスイッチにも 同じ換気扇スイッチを取り付ける事で、どちらからのスイッチで も換気扇を動作させる事ができるだろう。


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