2階PC側の器具交換


◆従来の器具を取り外す
 先日取り付けたばかりのPCやADSLモデムとLAN用HU Bの電源スイッチであったが、C回路の3路スイッチが以下の様 なシーソー式であると、電源を入れた部屋と切った部屋が違うと 表示灯とスイッチのボタンが逆になってしまい気になっていた。
 その為に、モーメンタリタイプのボタン式であるコスモシリー ズワイド21のスイッチと交換し、表示灯だけで確認できる様に する事にした。
 
 左上図で使用しているプレート表面にはネジが無いタイプの為 に、右上図の様にパネル枠とパネルの間に細いマイナスドライバ ーを挿し込む挿し込み口が上下中央部分にある。
 その為にこの部分に細いマイナスドライバーを挿し込んで引き 上げるが、取り外した器具を別の場所に再利用する際には、プレ ート周辺にドライバーを挿し込む際に付く傷が目立たない様に、 プレート下部より取り外した方が良いだろう。
 
 プレートは指が入る程度持ち上げられれば、後はマイナスドラ イバー使用せずにそのまま指だけで引き上げれば左上図の様に簡 単にプレートを取り外す事ができるだろう。
 プレートを取り外すと右上図の様にプレート取り付け枠が残る がこれは取り外す必要が無く、この状態から右上図の様にプラス ドライバーを使用して器具の取り付け枠上下にあるビスを2本取 り外す様にする。
 
 取り外すビスは取り付け枠のビスであるが、左上図の様に上下 外側には取り付け枠を固定しているビスがある為に間違わない様 にし、その内側にある器具を取り付けてある取り付け枠を固定し ているビスを取り外す様にする。
 ビスは意外と長い為に全て取り外す様にするが、このビスを上 下2本取り外す事により右上図の様に器具自体を引き出す事がで きる様になる。
 器具に取り付けてある線材は長目に取り付けてある為に、器具 を壁面から引き出す際には右上図の様に手前にではなく真下に引 き出す事により、壁面中にある線材を変形させる事無くスムーズ に引き出す事ができるだろう。

◆配線替え
 器具を交換する為にはまず、線材を従来の器具から取り外す必 要があるが、通常器具には線材が挿し込んであるだけであるが、 そのまま引っぱっても外れない構造になっている。
 
 器具の線材が挿し込まれている付近をよく見ると、右上図の様 にマイナスドライバーが入る程度の四角い穴があり、その中には 突起の様な物があるのがわかるだろう。
 この部分に左下図の様にマイナスドライバーを挿し込むが、突 起は押し込むのではなく、マイナスドライバーを挿し込む事によ り線材側に寄せる様な感じになる。
 しかし、マイナスドライバーを倒してこの突起を線材側に寄せ ようとすると器具が壊れやすい為に、丁度良いサイズのマイナス ドライバーを用意して挿し込む様にする。
 
 左上図の様にマイナスドライバーを挿し込む事により、線材を 固定していた電極が離れ、線材を引き出す事により右上図の様に 器具から線材を取り外す事ができる様になる。
 線材は1本ずつ取り外すが、右上図の下の器具に見える様に赤 と黒の線材が2本入っている場合には、マイナスドライバーを挿 し込む事により2本まとめて取り外す事ができる。
 
 器具への配線は間違わない様にする為にも、今回の様に同じ結 線同士の器具への交換の場合には、左上図の様に新旧の器具同士 を並べて、線材は1本ずつ入れ換えて行った方が間違い難く簡単 に作業できるだろう。
 また、線材は旧器具から取り外した物をそのまま新器具へ挿し 込んでも問題なく動作はするだろうが、従来器具への挿し込みに よる線材の変形等による接触不良を防ぐ為にも、従来器具に挿し 込まれていた線材部分は切り取り、新たに新器具のストリップゲ ージ分の被服を剥き直してから新器具に挿し込んだ方がよいだろ う。

◆器具の取り付け
 器具の取り付けは取り外しの逆を辿れば良いが、引き出した線 材は左下図の様にスイッチボックスの中に押し込むのではなく、 器具を真上に上げる様にして線材を壁面の中に収納する。
 そしてスイッチの器具自体が右上図の様にスイッチボックスと 同じ高さになったならば、今度は器具自体をスイッチボックス内 に押し込む様にする。
 
 器具の背面にあまり多くの線材を折り込むと右上図の状態にな った際に押し込めなくなってしまう為に、左上図の様にある程度 の線材形状を作り出しておく様にする。
 器具が壁面に収納できたならば、左下図の様に器具の取り付け 枠上下にある部分へビスを取り付けて、器具をスイッチボックス へと仮止めしておく様にする。
 
 そしてスイッチボックスの切り取り穴が取り付け枠に取り付け られたプレート取り付け様の樹脂からはみ出ない様にし、器具自 体を左右に動かしてみて丁度良い部分で固定する様にする。
 器具の固定には右上図の様にプラスドライバーを使用するが、 しっかりと片手で器具自体を固定していないと位置がズレてしま い、バネル取り付け枠からスイッチボックスが見えてしまわない 様に注意して作業する様にする。

◆ボタンの取り付け
 コスモシリーズのワイド21用スイッチでは、スイッチに取り 付けてあるボタンを取り外さないと器具を固定しているビスの着 脱ができない構造となっている。
 その為に、予め取り外しておいたスイッチのボタンを取り付け る必要がある。
 できればこのスイッチへのボタンの取り付けは、一旦スイッチ の動作を確認しておいてからの方が良く、配線間違えがあった際 に取り外す手間がかからなくて済むだろう。
 
 スイッチのボタン背面には左上図の様に2本の爪とスイッチの 器具から出ている突起を挿し込む凹みがある為に、まずはスイッ チ側から出ている突起部分に右上図の様にして位置を合わせて挿 し込んでおき、その後右上図にも見える爪2本もボタンを押し込 んで挿し込む様にする。
 
 ボタンは上下どちらから取り付けても構わないが、右上図の様 にスイッチのボタンに用途等を明記してある場合には間違わない 様にして取り付ける様にする必要がある。

◆プレートの取り付け
 最後にプレートを取り付ければ完成であるが、プレートは左下 図の様に器具側に取り付けてあるプレート取り付け枠の左右にあ る3箇所ずつの四角い穴に、プレート側背面にある突起を合わせ る様にして押し込むだけである。
 
 このプレートには図の様なホワイトの他に、ベージュや利休色 がある様だが、和室等や洋間でも壁のクロスによってはホワイト 以外を選択した方が良いかも知れない。


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