![]() ![]() ◆使用時間が短くなる ![]() 毎回どのシェーバーでもそうなのだが、1回3分程度の使用時 間で計算されており、ES8003でもこの計算で約2週間と言 う事であった。 この時も削り具合が良さそうな事から3Dフロートシステムの 製品を選んでみたが、肌には優しく毎回買い替える度に良くなる のだが、使用時間に関してはやはり使用してみるととても3分で は削れる物ではなかった。 結局、片手で肌を引きつらせてひげが立つ様にしながらでも1 5〜20分はかかってしまう為に、メーカーの計算である3分の 5〜7倍程度の時間がかかっている事になる。 メーカー計算では3分で2週間と言う事の為に、フル充電で約 42分使用できる事から、1回で20分かかるとすると私の場合 では2日使えるかどうかと言う事になる。 手際良く剃れれば何とか2日使えるのだが、どうしても2日に もう少しと言う所でバッテリー切れによる停止と言う事が多かっ た為に、必ず朝使用し帰宅後に毎日フル充電と言うサイクルで使 用していた。 しかし毎日充電した充電回数からするとバッテリーがもった方 なのではないかと思われる。 ![]() ![]() ES8003には左図の様に電源スイッチの下部にバッテリー 残量表示が付いており、これは右図の様に20%ずつの表示がで きるようになっている。 以前はだいたい60%か40%の所まで残っていたのだが、最 近はいつの間にかモーターが停止してしまう事が多くなった。 その為にバッテリー残量をコマメに見ていると、どうやら60 %に入った辺りからLEDの表示する明るさが極端に暗くなり、 表示は残っているものの実際のバッテリー電圧はかなり低下して しまっている様な感じになっている様である。 日によっては何とかもつ場合もある様だが、冬季と言う事もあ りバッテリーの電圧低下にも極端に影響が出始めているのではと 思われる。 取扱説明書を読み返してみると、2週間に1回の充電で3年程 度のバッテリー寿命の目安と記載されており、この事からすると 充電回数からも使用年数からも十分に寿命と言えるだろう。 その為に買い替えを検討してみたが、リニアモーターと言う事 もありブラシレス構造で、振動部分のメカ的な部品が破損しない 事と、回路的な故障が無ければまだまだ使えるはずである。 この事からも、ダメ元で前回と同様にバッテリーの交換を試し てみる事にした。 ◆バッテリー交換の検討 ![]() また、一般的に販売されている乾電池形状の物では、充電でき る二次電池には1.2V電圧の物がほとんどだろう。 しかし種類についてはニッカド(Ni−cd)電池とニッケル 水素(Ni−MH)とがある。 最近では共用の充電器が多い様であるが、基本的に充電方法・ 充電完了検出等が異なる事から、今回の様にシェーバーに内臓の 専用充電回路の場合には、絶対に同種類のバッテリーを使用する 必要があり、万が一異種バッテリーを入れてしまうと発熱・発煙 となる危険性があり、最悪の場合には発火・爆発の危険性がある 為に、十分に調査しバッテリーの選定には注意が必要である。 そしてこの製品に付属の取扱説明書を見てみると、交換に関し ては『充電器とセットで修理を依頼』と書いてあるだけで何も無 いが、最後のページにある右図の様な【定格】にはニッケル水素 電池の900mAhタイプが使用されている事が記載されていた 。 その為にバッテリーは間違いなくニッケル水素(Ni−MH) だという事がわかり、ご丁寧にバッテリーの容量を示す値である 900mAhと言う記載まであった事から、バッテリー選定・購 入時にはありがたい情報である。 ![]() ![]() これによると電圧はDC2.4Vとある事から、一般販売され ている充電式二次電池では1セル1.2Vが多い事から察すると 、今回のシェーバーで使用されているのは1.2Vが2本使用さ れていると思われる。 以上の事から1.2Vのニッケル水素(Ni−MH)バッテリ ーが2本使用されていると言う所までは想像が付くが、肝心なバ ッテリー形状に関する情報がどこにも無いが、シェーバー本体の 形状と厚さから察するに単二電池サイズは絶対に入らず、おそら く単三型か単四型ではないかと思われる。 当然、特殊形状のバッテリーの場合もあるが、前回の ES780−H と同様に電極自体は特殊形状となっていても、おそらく一般的な 形状となっている可能性に期待し、何はともあれシェーバー本体 を分解して、内部に使用されているバッテリーを実際に確認して みる事にした。 ◆バッテリーの準備 ![]() しかし、単三型のニッケル水素電池の場合には既に2000m Ah以下を探す方が難しく、900mAhとなると単四型電池な のかと思われた。 最近ではデジカメ等への利用が多い為に、単三型のみがどんど ん容量がアップしてしまっている為に、以前はあっても現在では もう一般販売されていないおそれがある。 そして思いついたのが左図にある100円ショップで見つけて 在庫していた単三型ニッケル水素電池で、これであれば1.2V 1300mAhと近い容量であり、手持ちに同社の単四型ニッケ ル水素電池もあったが、こちらは750mAhと若干容量が足り ないが、どちらかが使えればこれを内蔵する事にした。 ![]() しかし単三型が使用されているとすると2倍の容量となってし まう事から、充電回路によっては充電不足やバッテリー残量表示 の誤表示となってしまうおそれもあるが、充電さえしっかりでき れば残量は実際より少なく表示される事は無いだろう。 また、バッテリーの容量や形状の類似した物を探すとなれば、 意外とコードレス電話機の子機側のバッテリー等を探してみると 見つかるかも知れないだろう。 これらは各セルがスポット溶接で電極同士が予め接続されてし まっており、その両端からは線材が引き出され先端にはコネクタ ーが取り付けられている。 そしてセル同士は熱収縮チューブの様なものでパックされてい る為に、外観さえ見えるパッケージであれば店頭で1セルの形状 やサイズは確認できるだろう。 その際には必ずニッケル水素(Ni−MH)電池である事を確 認する様にし、子機ではまだニッカド(Ni−cd)電池が多い 気がする為に、絶対に間違わない様に注意する必要がある。 メインに戻る ⇒ 修理・分解に戻る ⇒ シェーバに戻る ![]() |