Panasonic電工 住宅用火災警報器 けむり当番・ねつ当番
火災警報器について


◆火災報知機の設置義務
 新築の場合には既に火災報知機の設置が義務化されていて、既 存の住宅にも平成23年5月までに火災報知機の設置を義務化さ れる話が出てきた為に機器の選定を考えてみる。
 火災報知機の設置には単独式と連動式の指定は無く、一般的に は下図の様なけむり式やねつ式の単独式火災報知機を設置すると 思われるが、特に1回台所の火災では2階への通知を早目に行わ ないと階段を下りれなくなってしまう事が考えられる。
 しかしその内容はと言うと火災報知機を1階や2階を問わず寝 室に取り付ける事と、2階がある場合にはその階段の上の踊り場 に設置する事や、寝室以外に部屋が5つ以上ある場合にはそれら の部屋とつながっている廊下に火災報知機を取り付けると言う物 である。
 しかし、地域によっては肝心の台所への設置が無い地域が多く 、当方の地域でも台所への設置義務は無く寝室と階段の上にある 踊り場の部分へ取り付けるだけの条例となっている。
 台所への火災報知機設置もけむり式やねつ式が限定されている 地域もある様だが、どちらと言う指定が無かったりする場合もあ る為に、意外と義務化と言う割には大ざっぱな条例である。

◆連動式の火災報知機に限定する
 平成23年の5月までの火災報知機の取り付け義務化では連動 式という指定はない為に、価格の安価な単独式の火災報知機を取 り付ければかなり安く上がるだろう。
 しかし、逃げ遅れを防止するのであれば火元の警報をいち早く 寝室に知らせる必要があり、単独式では下図の様に1階で火災が 発生した時には、特に冬場のドアを締め切った所では火元の火災 報知機が動作したとしても、2階の寝室までは聞こえないだろう 。
 そんな事を考えると単独式の火災報知機では全く意味がない為 に、もしかすると今後平成23年以降に連動式の取り付けが義務 化される可能性がありそうな感じである。
 しかし義務化されると言う事よりも安全性を考えるとせっかく 取り付けるのであれば連動式を取り付ける事で、下図の様に火災 報知機を取り付けた全ての部屋で警報が出た方が良いだろう。
 しかし当初はワイヤレス連動式が無かった為に、AC100V の連動式だけとなっており、下図の様なタイプの取り付けを検討 していた。
 下図は天井埋め込みタイプで、このタイプを使用すると単独式 よりも天井から火災報知機の出っ張る量が少なく、コンパクトで 目立たなくて良い感じがした。
 接続も下図の様に色々な接続が可能で、親機を電源供給元にさ えすれば好きな位置に配置でき全て2線式で配線が可能で、おそ らくPLCの様に電灯線に通信の信号ものせているのだろう。
 しかし埋め込み型の火災警報器は下図の様に取り付けベースの 大きさの穴を天井に開けて、はさみ金具で天井板に固定する方法 の為に和室の様な天井が薄い所には無理そうである。
 その為に露出タイプAC100V連動型の火災警報器となると 下図の様にかなり分厚くなり、天井からの飛び出し量がかなり厚 くなる為に見た目があまり良くなくなってしまう。
 それよりもAC100V連動式の火災警報器は、当然停電時は 電源が供給されなくなる為に動作しないと言う事にり、おそらく 停電時にロウソク等を使用して火災が発生する事なども考慮する とAC100Vでは心配で、どこかにバッテリーバックアップ装 置を設置して、その電源で火災報知機を動作させる必要がありそ うな感じである。
 そんな事もあり、単独式であるバッテリータイプのワイヤレス 連動型が発売されるまでしばらく待つ事にした。

◆ワイヤレス連動型
 まもなく下図の様なバッテリー式のワイヤレス連動タイプの火 災報知機が発売されて、AC100V連動式の埋め込み型よりは 多少厚みがあるものの、AC100V連動式の露出型と比べると 厚みは半分位は薄くなり、ワイヤレスの為にアンテナが飛び出て いるのが特徴となっている。
 ワイヤレスの到達距離も100mとなっており、家の中心部分 に親機を設置すれば、壁等があって電波が弱くなったとしてもほ とんどの場合は大丈夫であろう。
 また、バッテリーの寿命も10年と長い為に、そんなに頻繁に 交換する必要も無く、配線をしないで済むと言う点が既存住宅の 場合には取り付けが簡単に済む点では良い製品である。
 その為に、このワイヤレス連動式の火災報知機で設置を検討す る事にする。



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