Panasonic電工 住宅用火災警報器 けむり当番・ねつ当番
火災警報器に玄関番を利用


◆火災警報器のひもについて
 チョッと購入するのが早かった為に左下図の様な薄型タイプで 全て揃えられず、ほとんどは右下図の様な旧型である一般型の設 置となるが、比較しなければそれほど気にならないだろう。
 しかし、上図のどちらを見ても気になるのが長いひもが出てい る事で、本体の取り付けも上手くネジを屋根裏の角材を探し当て て取り付けられれば良いが、万が一洋間の場合には天井裏で広が るアンカーボルトを使用すれば何とかなるかも知れないが、和室 の天井の様に薄い板ではアンカーボルトでは、板が薄くてひもを 引っぱると火災警報器自体が落下してくる危険性がある。
 たとえしっかりと火災警報器自体が固定されたとしても、左上 図の様な吊り下げ式の蛍光灯器具の場合には同じ様にひもが出て いた為に気にならないかも知れないが、最近では右上図の様に部 屋を広くスッキリ見せる為に和室でも天井にピッタリと付くリモ コン式インバーター蛍光灯に取り替えている為に火災警報器のひ もが垂れ下がるのは気になる所である。
 おそらく左上図の様な吊り下げ式蛍光灯の付いた部屋でも、火 災報知機からひもが垂れ下がれば、ひもが2本になり気になって しまうかも知れない為に、ひもは無いに越した事はない。
 洋間に関しては完全に左上図の様にしてある為に火災報知機か らのひもは気になる所で、このインバータタイプの蛍光灯は明る 過ぎてわざと4〜6畳用の小さいタイプを使用して、更にリモコ ンで明るさを最低にして使用しているがそれでも明るい。
 しかし和室用には4〜6畳タイプが無かった為に、右上図の様 に普段使用している部屋には洋室用のシーリングライトをそのま ま使用している為に、この様な部屋でも火災報知機からひもが垂 れ下がってしまうと気になる所である。
 火災報知機に付属の取り付けネジは左上図の様なトラスタッピ ングネジが付属しているが、和室の様に天井板が薄い場合には問 題無いかも知れないが、洋室の様に天井に石膏ボードが貼ってあ るとその厚さ分でネジの長さが足りなくなるだろう。
 更に今回は右上図の様に近接センサーを用意して、天井を打ち つけている釘等を探して天井裏の角材で作られている木枠を探す 様にするが、希望する所に上手く角材があるかどうかだが、それ よりも釘自体を探すには結構手間がかかる為にもう少し簡単に取 り付けたいところである。
 とりあえず取り付けビスも別途上図の2種類を用意したが、左 上図のネジはネジ穴が立たない部分に使用し、穴を開けて左上図 のネジを挿し込みそのまま締め付けると取り付け面の背面にパン タグラフ式に金属が広がり、取り付け面の板を前後から挟んで固 定できる様にするタイプのアンカーボルトであるが、和室の天井 の様に薄い部分には適さないかも知れない。
 更に右上図のネジは2つのタップ処理がされたボルトで、石膏 ボードであれば2つのタップ部分で噛み込みある程度の強度で固 定できるボルトで、ボルト頭も広くなっている為に火災警報器側 も安定して固定できるものの、火災警報器のひもを引っぱって落 下しないだけの強度が出るかと言われると無理だろう。

◆火災報知機のひもを無くす
 火災警報器のひもは必ずしも必要ではなく、ひもが出ている部 分にある丸いボタンと同じ動作となる為に、ひもを取り外しても 火災報知機本体にあるボタンを押せば良い事になる。
 しかし、天井に取り付けた火災警報器にあるボタンを押すには 手で直接押す事は無理で、踏み台を用意するか長い棒の様な物を 用意しておいて、それらを使用してボタンを押すしかない。
 そこでワイヤレス連動の為に何か無い物かと見ていたら、拡張 機能の部分に右上図の様な玄関番が連動可能な事を知り、よく見 てみると玄関番のタッチパネルで操作できる様である。
 本来この玄関番はその名の通り玄関にカメラ付きのインターホ ンを取り付けて、来客対応の他に留守の時にはSDメモリーに画 像が残る為に誰が来たかわかると言う製品である。
 その外にもこの玄関番は防犯センサーとも連動が可能で、ワイ ヤレスのカメラやスイッチ等を30個ほど連動でき、留守・在宅 ・就寝の3つに分けて警報を出せる様である。
 しかしやりだすとキリがない為に、今回は火災警報器の連動の みにして、以降玄関にカメラ付きインターホンを設置して接続す るかどうか位にする予定である。
 この玄関番で火災警報器に対してできる事は上図の2種類で、 左上図の様に連動している火災報知機のテストができ、これは玄 関番自体が90日毎にテストする様にアナウンスしてくれる。
 また、実際に火災が発生すると右上図の様に玄関番にも火災発 生の表示が出て、最初の画面でボタンを押すと火災元の警報機だ け停止しないで、火災と関係ない部分の火災警報器の警報音だけ を停止する事ができ、火元が特定できたならば玄関番に表示され ている次の画面にあるボタンを長押しすると火元の火災警報器の 警報も解除できる様になっている。
 まぁ、実際の火災の際には警報を解除しているどころではない が、タバコやホコリに虫等で誤動作する場合がある為に、やはり 警報解除は必要になる場合があるだろう。

◆玄関番について
 火災報知機の警報を解除するだけの為に玄関番を購入すると言 うのは高価な話だが、この取り付けの際に火災報知機と連動する 玄関番は右下図の様にWQH510Wだけである。
 この製品だと購入当初で通販でも4万円切れば安い方で、この 資金があればワイヤレス連動式の火災報知器が5台は買えてしま う為に、よほどひもが気にならなければお薦めできない。
 会社の業者でも利用すればもう少し安くなったのかも知れない が、今回も通販で探して購入したが左上図の様に丁寧にも別の段 ボール箱に梱包されて発送されてきた。
 その中身は右上図の様に製品が梱包されているダンボールだが 、ショップによっては右上図の製品のダンボールに送り状を直接 貼り付けて送られて来る場合もある。
 箱を開ると左上図の様に説明書関係が先に入っているが、中身 を全て出してみると右上図の様に中央にある取扱説明書の他にも 簡易的な設定や設置の説明書等が添付されている。
 玄関番本体の真上にはピンク色の注意事項が記載された物が一 緒に入っており、緑色の封筒には保証書が入っているがいつもの 様に記載されておらず通販の明細書が販売証明書となる。
 そして取扱説明書の袋には左上図の様にSDカードが添付して おり、カメラ付きインターホンで撮れる解像度がどれだけの物か は不明だが添付品は128MBのメモリーであった。
 使用できる容量は最大2GBで、静止画ではなく30秒間の動 画の様で、標準添付の128MBでも約64件の録画が可能な様 で、2GBを使用すると約256件の録画が可能である。
 玄関番の背面は右上図の様にフラットになっており、当然配線 関係の抜き穴は開ける必要があるが、壁面に取り付けた場合には 本体の厚さがそのまま飛び出る事になる。
 玄関番の取り付けは左上図にある金属部分を先に壁面に取り付 けるが、壁面に木枠を組んで直接固定する事も可能だが2連のス イッチボックスを取り付けてから固定する方が良いだろう。
 家を建てる際にはこの玄関番が壁面より飛び出ない様に、一回 り大きく壁面に凹みを作っておき、取り付けた際に壁面と平にす る方法等をしてもよいだろう。
 玄関番には左上図の様に有線機器の拡張もできる為に、必要に 応じて配線の追加も必要になるが、今回はワイヤレス連動の火災 報知機だけの為に接続するのは玄関番の電源だけである。
 また、右上図の玄関番背面にある周波数切り換えスイッチは、 旧型である一般型のワイヤレス連動式火災報知機では有効である が、新型である薄型の火災報知機では周波数設定は無くCH.1 に固定されている為に、玄関番の方もCH.1に設定しておく必 要がある。



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