Panasonic電工 住宅用火災警報器 けむり当番・ねつ当番
火災報知機の設置と動作確認
◆使用するネジ類
火災警報器の取り付けには木材用のタッピングビスを使用する
が、今回購入した製品には全て取り付け用のビスが2本付属して
いるのだが、天井の状態により以下のネジを別途用意した。
1つは上図の左側にあるタッピングビスで詳細は下図の様な物だ
が、付属のビスではネジ頭が小さい為に下図の様なワッシャーが
付いている様なビスを用意した。
またこのビスは下図を良く見てもらうとわかるが、ネジのスク
リュー加工部分が大小2つ刻んであり、薄い材質でも巻き込んで
しっかりと固定されると言うタイプである。
今回の様に火災警報器からはボタンスイッチ用のひもを取り外
してしまえば、引っぱられる事が無い為に上図のPレスアンカー
ボルトでも和室の薄い天井でも大丈夫である。
最初は上図のPレスアンカーボルトをを使用してみて、手応え
が全く無くダメだったら以下の中空用アンカーボルトを使用する
といった使い方でも良いだろう。
上図の中空用アンカーボルトは、先に上図のまま穴を開けた部
分に挿し込んで、ネジを回すとナット部分が引っぱられ天井の裏
側でナット手前の板金が開いて天井板を挟み込む様になる。
この中空用アンカーボルトを購入する際には長さと固定できる
板厚に注意し、和室の3〜5mm板から洋間の石膏ボードである
5〜8mmまでを対応する物を用意する。
◆親機の設置
ワイヤレス式火災警報器の親機は全ての子機の電波が届く範囲
に設置する必要がある為に、1階と2階を含めて電波が届く範囲
である家の中央に設置するのが望ましい。
今回は上図の様に1階の南側にある廊下の天井に薄型の親機を
設置したが、南北は南側に片寄っていいるものの逆にこの位置の
方が1階の東西と2階の東西方向にも距離が一番遠い所でもほぼ
同じ距離になる位置になる為にここに取り付けた。
また上図の中央下部にはコードレス電話機の中継ユニットが設
置してあるが、ここが家の中央位置の為にコードレス電話機の中
継ユニットもここに取り付けてある為に、メーカーに問い合わせ
たところでは干渉防止として1mは離して取り付ける様にと言う
事であった。
◆和室への子機設置
子機の取り付けは親機への電波が届くかどうかを確認しながら
取り付ける必要があるが、子機のボタンを押す事で親機と通信し
て正常かどうかのアナウンスを確認しながら行う。
取り付けは意外と電波が届きそうでも部屋の作りによっては電
波が届かない場合があるかも知れない為に、必ず取付位置に置い
てみて電波の確認を行ってから固定する様にする。
上図では一般型の和室色の子機を取り付けた物だが、蛍光灯が
インバータ式の為に気持ち分壁寄りに取り付けているが、和室の
天井は薄い為に取り付けには最初に説明した中空用アンカーボル
トが必要だが、天井板が薄い事から手で押してみると裏側に張り
があるかどうかわかる為に、張りがあればPレスアンカーでも十
分だろう。
上図は薄型の和室色を取り付けた様子だが、アンテナが無い為
にワイヤレス連動型とはわからないが、やはり和室には和室色の
方が目立たなくて良いかも知れない。
上図の茶の間では客がタバコを吸う可能性がある為に、あえて
換気扇とは反対側に取り付けたが、おそらく火災時には換気扇で
吸いきれる様な少ない煙では無い為にこの方が望ましい。
またエアコンの前には取り付けない様な記載もあったが、ある
程度エアコンから離してしまえばエアコンの前でも問題は無く、
最近販売されている上噴出しのエアコンの場合には完全にエアコ
ンの前は避けた方が良いだろう。
◆階段への設置
寝室の他に義務付けられているのが2階の階段上である踊り場
であるが、今回は下図の様に窓に近い部分に取り付けたが、ワイ
ヤレス連動式の場合には火元に火災警報器があれば不要な気もす
るが、基準を満たす為にも階段の上にも取り付けてみた。
2階の階段上の火災報知機を窓際に取り付けた理由は、夏場は
上図の窓を開ける事が多くなり、網戸があるにしてもホコリや虫
等が風に押されて誤検出しない様に考慮した。
基本的には客が来る部分である茶の間や仏間等に薄型を取り付
けて目立たなくして、他の部屋や上図の様に階段上等の目立たな
い部分には、先に購入してしまったアンテナ付きの一般型を使用
しており、本来は全て薄型に変えたい所だが台数的にけっこうな
金額になってしまう為に一般型と薄型の混在となってしまった。
◆台所への設置
台所は地域によって義務化されていない所や、熱検知でも可能
な地域とけむり検知でないといけない地域がある為に、台所は取
り付ける前に要チェックの部分である。
当方の地域では台所への火災警報器の設置義務は無かったが、
一番の火元となり易い部屋と言う事もあり、台所に設置義務が無
くとも是非取り付ける事をお薦めする。
今回は台所には熱検知用とけむり検知用の火災警報器を両方取
り付けているが、上図がその1つである熱検知用の火災警報器で
、ガスコンロに近い部分に取り付けてみた。
レンジフードがある為にもう少し火元に近くても良い感じがし
たが、魚を焼いた時の煙等が直接かかって油がタレない様に若干
火元から離れている様な感じにしてみた。
そしてけむり検知用の火災警報器は上図の様に火元からだいぶ
離して、熱検知用の火災警報器から更に火元までと同じ距離位の
位置にあるが、魚等を焼いた際のけむり等で頻繁に誤動作しない
様にこの位置にしたが、換気扇を付け忘れたりするとここでも検
知してしまうかも知れないが、画面下側に見えるがこの壁面に玄
関番を取り付けた為に、火災警報器が鳴ってもこの玄関番で停止
できる為にさほど鳴っても手間にはならない。
◆ボイラー室
今回は火元となる部屋には全て火災警報器を取り付ける事にし
た為に、以下のボイラー室にも火災警報器を取り付ける事にした
が、検討した結果火災検知の早いけむり検知を取り付けた。
おそらくボイラーの故障による火災や、冬場に石油のポリタン
クの放火でも無ければまず火災は起きないと思うが、念のために
火災警報器をこのボイラー室にも取り付けてみた。
火元と言う事であまり物を置いて欲しくないのだが、どうして
も上図の様に野菜や漬物に石油のポリタンクを置いてしまってい
る為に、万が一を考えると取り付けるのが正解かも知れない。
取付位置はボイラーの真上にしたが、取り付け説明書では煙突
等の近くには設置しない様にとあったが、上図を見てもわかる様
に煙突から十分離れている事と、高窓を開けてホコリや虫などが
風で火災報知機に直接当たらない様に窓際に取り付けた。
◆天井が2段の場合
洋間等によく有りがちな以下の様な天井が2段になっている場
合があるが、この場合には煙が溜まり易い部分と言う事で天井の
高い方に取り付ける事になる。
この部屋には火元になる物が無く、以前取り付けた火災報知機
とは反対側にあるエアコンで冷暖房を使用している為に、PC等
を置いている人が座る側に配置して取り付けた。
◆火災警報器設置シール
今回はショップで販売されていた火災警報器設置シールがあっ
た為に使用する事にしたが、実際にはこれらのシールを貼る義務
は無く、単に訪問販売等の防止に位はなるかも知れない。
火災警報器の設置済みシールは上図の様に玄関のドアの部分に
貼り付けたが、意外と貼り付けてみると大きく思ったシールが小
さく見え、2種類あるうちの大きい方のシールを貼り付けた。
シールはNHKやガスのシールと一緒に並べて貼り付けてみた
が、他のシールと比較すると今回貼り付けた火災警報器設置済み
のシールが大きいのがわかるだろう。
その後、台所で調理して水蒸気で動作してしまった以外では特
に問題は無い様である。
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