Canon製 デジタルカメラ PowerShot A570IS
ウレタンスポンジ追加


◆収納を考える
 一応、今回用意したデジカメ本体とその付属品や必要なオプシ ョン品を全て収納できたが、下図の様に充電器が深すぎて取り出 せない為に梱包されていた左図の様なケースに入れたままで収納 していたり、バッテリーも充電器にセットしたままの為に充電完 了後には再び付属していた絶縁用の樹脂を電極に挟んでおく必要 があり面倒である。
 
 更に左下図を見てもわかる様にデジカメ本体も小型な為か底の 方にあり、ストラップを引き上げれば取り出し難い事はないもの の、乾燥剤が倒れて来てデジカメの下敷きになりカメラ本体が安 定しないままで収納されたりとイマイチである。
 
 また、予備に購入したメモリーや付属してきた少ない容量のメ モリー等も小さい為に左上図のACアダプター前にあるビニール 袋に入れて取り出しやすい様にしてある。
 もっとも右上図の様なポケットに入れておいても良いのだが、 ポケットの開放部分がケースの折り返し部分と隣接している為に 、右上図の様に多少出し入れし難い感じになっている。

◆準備したもの
 上記の事からも、ケースの深さを浅くして製品の取り出し易さ を考えてみる事にする。
 そこで用意したのが下図の様なウレタン製のスポンジで、大き さや厚さが様々ある為にサイズによる価格を考慮して用意してお く様にする。
 購入する前にはおおよその構想を立てておき、必要な厚さとサ イズを割り出しておく様にする。
 今回は右下図の様な3種類の30/20/10mmサイズの物 を用意しておいた。
 
 更にこのウレタン製のスポンジを切り取る為に左図の様な工具 も用意してみたが、大きなサイズのカッターであれば右下図の様 な刃を固定するタイプが手持ちにあったが、小型のカッターの方 が良いと思われた事から今回は小型の刃を固定できるカッターを 用意してみた。
 
 またこのカッター用の刃にも2種類あり、左下図の様に黒いケ ースに入れられた切れ味が違う刃もあった為に、こちらも大きい カッターと同様に切れ味が良かった事もあり用意してみた。
 
 右上図にあるものは以前から使用していた物だが、以前携帯電 話の キャリングケース を加工した時に使用した物であるが、今回 はこれを使用してメモリーカードケースを収納した部分に指を入 れる形状を作り出す事にする。

◆カメラ下部をメモリー収納に
 とにかくデジカメ本体がコンパクトで小さい為にカメラケース が深い位置にある事から、できるだけカメラ本体の位置を上げる と共にデジカメ底面にメモリーカードの収納位置と乾燥剤が倒れ てこない様に乾燥剤の収納位置を設ける事にした。
 
 ウレタンスポンジの切り取りは左上図の様にサイズをしっかり と測っておき、緩過ぎない様に採寸寸法よりも若干大きいサイズ で仮書いておくと良いだろう。
 今回購入したウレタンスポンジの片面は比較的硬くなっていた 為に、右上図の様にポールペン等でも簡単に仮書ける様になって いたが、ウレタン地そのものに仮書く場合にはサインペン等を用 意しておいた方がよいだろう。
 
 そして仮書いた部分はカッターにより切り取っていくが、ウレ タンスポンジがカッターで押し付けると変形しやすい為に、綺麗 に切り取るのは至難の技である。
 今回は上図の様にデジカメ本体の前後に乾燥剤を入れる為の溝 を付けた30mm厚のウレタンスポンジを1枚と、更に同形状の 20mm厚を2枚の合計3枚で70mmも底上げした。
 
 更にその70mm底上げした上には上図の様な10mm厚のウ レタンスポンジを使用し、サンディスク製のマイクロSDカード とその変換アダプターが収納されていた半透明のケースをそのま ま2個共に収納できる様に加工してみた。
 そして先程工具の説明であった10mm径のポンチを利用して 、右上図の様にメモリーカードのケースが取り出しやすい様に、 対する2箇所ずつに半丸形状で切り欠けを作っておく様にした。
 
 メモリーカードケースは左上図の様に10mm厚のウレタンス ポンジを使用すると丁度ケースの厚さと同じか若干メモリーカー ドケースが低くなる位置になる。
 この様な収納方法にすればカメラ本体を乗せても安定したまま で、取り出す際にもすぐに取り出せる為に便利で、おそらくメモ リーカードを取り出す際にはデジカメからのメモリーと交換する 際のみの為に、この様な収納方法でも問題ないだろう。
 また、70mmの底上げにメモリーカード収納用の10mm厚 ウレタンスポンジの為に、本来収納していた位置よりも80mm 高くなったのが右上図で、デジカメ本体をソフトケースに入れて 収納すると右隣にある仕切り板の高さよりも若干高い位置まで持 ち上げられる様になる。
 おそらくこの方が出し入れがし易い事はもちろんだが、万が一 カメラケースを倒したり転がしたりしても、カメラケースのフタ までの遊びがかなり少なくなった事により、カメラ本体の移動量 が制限されてより安全になるだろう。

◆バッテリー収納位置
 メモリーカードよりもストロボ等を多用するとバッテリー交換 の頻度の方が多くなる為に、とにかくバッテリーも何セットかを すぐに交換できる様に考えてみた。
 その結果、ケーブル類を取扱説明書を収納している部分に移動 して開放し、下図の様にACアダプターの前に単三型バッテリー を2本ずつ3セット収納できるスペースを用意してみた。
 この部分も底が深かった為に、デジカメ本体を底上げした際に 使用したウレタンスポンジの残りを利用して、バッテリーが取り 出し易い様に5mm程度飛び出す位置まで底上げしている。
 更にバッテリーは2本ずつ並べる事ができる様に、丁度良い間 隔になる様に20mm厚のウレタンスポンジを使用して下図の様 にセットしている。
 
 取り出し易い様にとバッテリーを底上げし過ぎると、ケースを 持ち歩く際にバッテリーが飛び出してしまう可能性がある為に、 今回は仕切り板より5mm程度の飛び出しとしたが、できればバ ッテリーの長さからも10mm以内にする方が良いだろう。
 また、逆さになってもバッテリーが飛び出さない様にする為に は、メモリーカードの収納時に使用したポンチを利用して、バッ テリー1本毎に丸い穴を開けると良いだろう。
 しかし穴が緩いと今回の設置方法と変わらず簡単に飛び出てし まい、穴が狭いと出し入れし難い他にウレタンがボロボロと捲れ る可能性がある事から、使用するポンチ径は実際に穴を開けてみ て丁度良いサイズを探し出す必要があるだろう。
 
 またACアダプターや充電器周辺にも必要以上のスペースがあ った為に、上図の様に残ったウレタンスポンジで丁度良い厚さの 物を使用して固定してみたが、上図の状態でも取り出しは容易に でき、製品とウレタンスポンジが密着しない様にしている。
 そして完成したものが下図であり、取扱説明書のスペース以外 は全てウレタンスポンジによる底上げと、製品周辺のサポートを 行う様にしてある。



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