コイル取付ブラケットの組み付け ◆コイル取付ブラケットのセット R34型スカイラインのRB25DE/DETを除きR32型ス カイラインからRBのほとんどには左図の様なイグニッションコイ ル取り付けブラケットが使用されて取り付けられている。 このブラケットは前後2枚あり形状的には対称でなく、前部用と 後部用のブラケット品番が違っている為に、取り付けの際には右図 の様な上方向(UP)と前部用(F)に後部用(R)のマークを確 認し方向を合わせてから取り付ける様にする。 取り付け方向は左図の様にブラケットに方向マークが書いてある 方を上の見える方にして接地し、右図の様にしてとりあえずシリン ダーヘッド丈夫に置いてみる。 置いてみた際に7本のブラケット固定用のネジ穴を確認すれば、 前後のブラケットが逆になったりそれぞれの位置で違う方向に向い て付く事は無いが、それぞれの位置では裏表が逆には取り付けられ る為に注意が必要である。 その為に左上図の様に位置合わせマークは必ず見える様にして設 置する必要がある。 そして2枚のブラケットを設置すると合わせ目が右図の様になり ネジ穴が半分ずつ共用で、この部分だけ共締めする形になっている 為に、最終的にこのイグニッションコイル取り付けブラケットを固 定する際には、ボルトを締め付ける際にこの合わせ目を中心にして 取り付ける様にする。 ◆コイルブラケットの固定 イグニッションコイル取り付けブラケットを並べ固定用のネジ穴 を合わせたならば、右図の様にして固定用のボルトを7本全て仮締 めしておく様にする。 今回は左図の様にボルトは全て新品として用意したが、部品の説 明部分でも多少触れたがボルトは10本単位での販売の為に、今回 は7本だけの使用だが左図では10本用意してある。 部品販売商で代替部品が用意されていれば指定本数分のボルトだ け購入できるが、メーカーの部品販売より取り寄せの場合には日産 に限らず必ず購入単位がある為に、同一品番はそれらでまとめて発 注した方がより無駄な部品を購入せずに済むだろう。 ボルトは右図の様に手で直接取り付ける様にし、左図の様に多少 ボルトの頭が浮いた状態まで締め付けて仮締めとする。 ボルトを取り付ける際には他の部分と同様に一旦取り外す方向に 回し、その途中でボルトがカクッと下がる部分のネジ溝同士が合う 位置に来たら締め付ける様にするが、手で締め付ける分には直接締 め付け側に回しても大丈夫だと思われるが、念の為にネジ溝合わせ を行ってから締め付けた方がよいだろう。 ボルト7本を仮締めしたならば、ブラケットが2分割で中央部分 が割れている為に、左図の様に片手でブラケットの中央部分でお互 いを寄せる様にする。 そしてお互いのブラケットを寄せたままで、左図の様にしてソケ ットレンチのソケットにエクステンションバーを挿し込んだだけの 物を使用し、中央部分のボルトを除き内側から外側へと軽くボルト を締め付ける様にする。 要するに中央部分を除いた6本のボルトを中央から順次仮締めし 、全て仮締めが完了したら右図の様にソケットレンチのハンドルを 使用して中央部分を締め付ける様にする。 あとは順次トルクをかけて、内側から外側へとボルトを規定トル クで締め付ける様にする。 この部分にある7本のボルトは、規定トルクが13〜16N−m (1.3〜1.6kg−m)となっている為に、トルクレンチを使 用して必ず規定トルクの範囲で締め付ける様にする。 メインに戻る 車両関係に戻る 2ドアメニューに戻る GT-Rメニューに戻る タイミングベルトメニューに戻る カムカバーメニューに戻る コイルとプラグメニューに戻る |