日産 スカイライン GT-R(BCNR33)用 RB26DETT
カムカバー周辺の交換部品

◆基本交換部品
 そして以前別ページにある 【交換部品を選定する】 でリストアップし購入した部品が左図である。
 メインは左図上部にあるタイミングベルトとアイドラ用ベアリ ングの交換となるが、基本的にいつも取り外したネジ類は全て交 換する事にしている為に左図の様に部品点数が多くなってしまう 。
 そして今回も代替部品の利用してもらったが、タイミングベル トには右上図の様に ゲイツ製 のパワーグリップと言う製品が入っていた。
 これは日本の ゲイツ・ユニッタ・アジア からの供給と思われるが、通販等ではよく見かける製品ではある が、メーカーのサイトからでは車種別の適合表は参照できない様 である。
 そしてベアリングには左図の様に NTN 製のベアリングが代替品として入ってきた。
 しかしこれらはNTNの標準品ではなく、以前スズキ製のハブベ アリングを調べてみた所、スズキ自動車専用品として一般市販はさ れていなかった。
 その為に耐久性的な問題もあり、同形状の一般市販品があっても 専用品を使用した方が安全だろう。
 そして右上図にある物がこのテンション用ベアリングのスプリン グで、これらも常に高速回転させられている事からタイミングベル ト交換時には必ず一緒に交換しておいた方が良いだろう。

◆交換必要部品
 そして左図はクランク角センサーのタイミングベルトカバーとの 間に入るガスケットで、これは取り付け時につぶされて装着されて いる為にセンサーを取り外した際には必ず交換しておく方が良いだ ろう。
 そして右図にあるのがクランク角センサーのカムスプロケット側 に挿し込まれる部分にあるOリングのガスケットで、これは元々再 利用不可能部品となっている事から、クランク角センサーを着脱の 際には必ず交換が必要な部品である。
 このOリングは 【交換部品を選定する】 でも説明した様にクランク角センサーによりOリングの品番も違っ てくる事から、購入前に三菱製と日立製どちらのセンサーかを確認 しておく必要があり、どちらか不明な場合には比較的安価な為に両 方のOリングを購入しておくのも良いだろう。

◆その他の交換部品
 左図はクランクプーリーを固定する為のボルトとワッシャーで、 これらには取り付け時に過大なトルクをかけて組み付けてある為に 、再利用不可部品になってはいないものの今回はこれらも新品を用 意して交換する様にした。
 右図はクランクシャフト側にあるプーリーのベルトガイドで、こ の部分はプーリーとは一体型ではなく着脱できる様になっている事 から、ベルトにより擦れている部分でもある為に今回は予め準備し てみた。
 そして左図はクランクシャフトにあるタイミングベルト用プーリ ーのキー溝用のキーで、クランクプーリー用との2個を用意した。
 これは着脱の際に落下して紛失してしまっても良い様に予め準備 したもので、組み付け時には必ず確認しておかないと紛失した事に 気付かないでエンジンをかけると、クランク軸とバルブタイミング が狂ってしまいヒストンヘッドとバルブ干渉によりエンジンを破損 してしまう事となる。
 その為に、紛失しても良い様に必ず予備部品として用意しておく 事をお奨めする。
 また右上図にある物はスタッドボルトで、タイミングベルトのテ ンション用アイドラに使用する物だが、こちらは再利用不可部品と なっていない為にそのまま従来の部品を使用する事ができるが、分 解してみた際に錆や汚れ等でその状況がひどい場合に交換できる様 に予め用意した部品である。

◆フロントカバー
 また左図はタイミングベルトカバーであるが、こちらは特に大き な変形が無ければ交換する必要はないだろう。
 しかし今回は別ページの 【カムカバー類の赤カバー化】 で説明している様にエンジンヘッドを全てR34GT−R用の赤い カバーに交換している為に、右図の様にタイミングベルトカバーも 赤いR34GT−R用を用意しておいたが、タイミングベルト交換 時に一緒に交換する予定である。
 また、左上図では上下別々にあるタイミングベルトカバーの下部 も用意してあるが、こちらはR34GT−Rでも同型式の黒いカバ ーとなっているが、今回はカバー類全てを用意してみた。


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