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KENWOOD製 Z919 & ADDZEST製 NV57455
コンソール関係と車速・バック信号の配線
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◆オーディオ機器の配線
 機器の配線については純正オーディオが接続コネクターと一般市 販品を接続するだけたが、コネクターの形状が全く違う為にそのま までは接続できない。
 その為に右下図を参考にして純正ハーネスを加工しギボシ端子に 変更して取り付ける方法もあるが、オーディオ機器メーカーや最近 ではショップブランド等からも格安で車種別専用ハーネスが販売さ れている為に、これらを利用した方が確実で作業性も良いだろう。
 また、日産の場合にはアンテナコネクターが右上図の様な変な形 状をしている為に、一般市販品を使用する際には必ずアンテナ変換 コネクターを用意する必要がある。
 これにはダイバーシティ対応と未対応の製品がある為に、大は小 を兼ねるで対応品を購入すれば問題無いが、本体が未対応であれば わざわざ対応品を購入する必要も無く、この場合には未対応の変換 コネクターで済む為に格安で購入できるだろう。
 今回のナビはFM−VICSが搭載されていなかった為に問題な かったが、純正のFMアンテナから分配する方法やTVアンテナを 利用する方法などもある為に、これらの配線が必要な場合には別途 そのナビの取り付け説明書から検討する必要があるだろう。

◆車速センサーの配線
 ナビの取り付けで一番面倒な物で必ず必要な物が車速センサーの 配線で、エンジンコントロールコンピュータのコネクター部分から 配線する必要がある。
 前回R33型に取り付けた際にはメーターパネルの裏から配線し たのだが、これは電気回路図を調べて間違い無く車速センサーの信 号とわかっていた為に利用してみた。
 これはスピードメーターの信号に直接車速信号が入っているかど うかが不明で、エンジンコントロールコンピュータからスピードメ ーター用に変更された信号が出てきている場合もある為である。
 その為に今回はR34型スカイラインの配線図は手持ちで無かっ た為にエンジンコントロールコンピュータのコネクター部分から信 号を分岐してギボシ端子により引き出し使用した。
 R34型のスカイラインでは左上図の様に助手席の足元にある樹 脂製のカバーを取り外すとエンジンコントロールコンピュータが見 えて来る様になり、作業し易いように今回は右図の様にコネクター 自体を取り外して作業してみた。
 コネクターは中心部分にあるネジで固定されており、ソケットレ ンチ等で取り外す必要があるが、コネクターを取り外す前には必ず バッテリーのマイナス端子を取り外す様にする。
 コネクターの線材が出ている方には半透明な樹脂カバーが付いて おり、長手方向にカバーを広げるだけで簡単に取り外す事ができる のだが、右下図に見える封印シールをはがす事になってしまう。
 しかし、この半透明な樹脂カバーを取り外した方が線材の位置が 確認し易く、今回の車両では黄色に赤線の入ったケーブルだったの だが実際には以下の様に2種類ある様である。
 これはグレードなのか年式なのかは不明で、コネクターのピン位 置には変わりが無い為に、車速信号を引き出す際には下図のビン位 置を確認して線材色を調べる様にする。
 純正ハーネスからの信号引出しの際には、線材に噛み込むワンタ ッチコネクタがよく使用されるが、接触不良が発生する可能性があ る為に極力左図の様にギボシ端子を使用した分岐方法処理を行って いる。
 これは元々の純正ハーネスを切断しギボシ端子で接続し直す様に 取り付けるが、その際に一方のギボシ端子に新たな線材を一緒に圧 着し左上図の様に信号分岐用の端子を設ける方法である。
 わざわざ本来の純正ハーネスを切断すると言う事もあるのだが、 切断しないで上手く分岐ケーブルを圧着できる方法があればいいの だが、現在では一番確実と思われる方法である。
 あとはその分岐したケーブルに右上図の様にナビの車速信号ケー ブルを接続し、純正のハーネス等と一緒に結束しておき足等でひっ かけて切断しない様に綺麗にまとめておく様にする。
 またこれはだいぶ後でわかった事なのだが、R34型のスカイラ インでは左図の様に運転席側の下部と言うからヒューズボックス付 近なのか、元々車速信号が取れるコネクターが出ている様である。
 この部分に右図の様に4Pコネクターが出ており、この部分に車 速信号が出ていると言う事なのだが、オプション用コネクターと言 う事から以前ナビを取り付けた 【トヨタ・WISH】 【スバル・レガシー】 の様に他のピンにパーキング信号やバック信号も出ているのかも知 れないが、現在の所この辺は不明で実際に信号を調べてみると以外 とこのコネクターだけで配線が済む様になるかもしれない。
 また、 【トヨタ・WISH】 の様に日産用のオプション用コネクターとしても既に販売されてい るのかも知れない為に、これから取り付ける場合には事前にその辺 を調べてみると良いだろう。
 車速信号は無くとも動作するナビが多いと思うが、街中でビルが 多い場所や峠等の高い山が接近している谷間等で衛星を上手く受け られない時や、トンネル等完全に衛星を受けられない場所に入った 場合には突然ナビの動きが停止してしまうだろう。
 その為に最低でもこの車速センサーは接続した方がよく、車速信 号の取り出しがわからない場合にはSONYやアゼストのサイトを 参考にして調べるとよいだろう。

◆リアシートの取り外し
 配線の際にはバック信号をリアのテールランプから取る為に、線 材をオーディオの取り付け部分からリアトランクまで引きまわす必 要がある。
 特に今回はGPSアンテナもリアトランク(車外)に設置した事 もあり、このGPSアンテナ用の線材も一緒にトランクまで引きま わす必要があった。
 ドアサイドステップ部分の樹脂カバーは真上に引き上げれば簡単 に取り外せるが、リアシート自体も取り外さないと線材をトランク まで持っていけない。
 リアシートを取り外す為には、まず右上図の様にシート下部にあ る固定ネジを取り外すが、取り付け位置は左上図の様に左右に1本 ずつあり、R33型と違い右上図の様に普通のソケットレンチで取 り外す事が可能である。
 シート下部のネジを取り外せば、あとは左図の様にシートを手前 から持ち上げれば簡単に取り外す事ができる。
 すると背面のシート下部両端からは固定ネジが見え、このネジを ソケットレンチを使用して取り外し、左上図の説明の様に一旦背面 シートを真上に持ち上げる事で、シート裏面で引っ掛けて固定して ある部分を取り外す必要がある。
 その為に、組み立ての際にはシートを真上から押し付けながら下 ろす必要があり、ネジを固定する前に左右のまくら部分を引っぱっ てみて手前に動かない様に固定されているかどうかを確認しておく 必要がある。

◆バック信号とGPSアンテナの配線
 線材は右図の様にドア近辺にある純正ハーネスと一緒に結束し、 軽く一定間隔でタイラップ等で固定しておくと良いだろう。
 そうしないと線材がシートのスプリング等ではさまれて潰され、 最悪の場合にはショートし機器が破損してしまう可能性がある。
 その為に配線の引きまわしには十分注意して、なるべく純正ハー ネスと一緒に結束しておくのが一番安全だろう。
 バック信号についてはリアテールランプのバックランプ用の配線 から分岐するが、上記イラストでは左テールランプからの配線が紹 介されている為に、本来は車速信号と一緒にセンサーやアンテナ線 は助手席側を通すと良いだろう。
 しかし今回は運転席側を通してしまっている為に、バック信号は 右側のテールランプのバックランプ用線材から取り出している。
 残念ながらこの辺の画像がない為によくわからないが、車両によ っては左右のテールランプ用コネクターのピン配置が違っていたり 、ハーネスの色が違う場合がある為に実際に信号を確認してから接 続すると良いだろう。
 バックランプはエンジンキーをONの位置まで回し、ギアをバッ ク位置にする事で点灯する為に、エンジンをかけなければ一人でも 確認できるだろう。
 そしてテスターの黒棒を車体に接続しておき赤棒をコネクターの ピンに挿し込み、ギアをバックの位置にした時のみ+12Vが出る 部分からバック信号を取れば良いだろう。
 車速信号と違いバック信号は無くともあまり精度には影響しない と思うが、バックカメラ等を取り付けている場合には絶対に接続す る必要があるだろう。


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