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アンテナ線の引きまわし

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◆トランク内仕切り板
batt-rm.jpg  今回はユーザーの要望でGPS用のアンテナをトランクに取り付けた為に、アンテナを 引き回す為にトランク内部からリアシートの内側を通しコンソールまでを配線している。
 トランクカバーから落ちてきたアンテナ線は、トランク内にある内張りの内側を通して いるが、リアシート側に通す為にトランク内にあるカバーを取り外して作業している。
 このカバーはリアシートの背もたれ部分の真後ろにあたるが、実際は広いバッテリー室が ありここのカバーにもなっている。
cep-out.jpg  このカバーの取り外しは、左右上部の両端とカバー中央部分にある右図の様なグレーの 取り付けピンを取り外せば外れてくる様になっているが、この樹脂製のピンはネジ式でなく ピンの中心部分だけを左回しにしながら引き上げると取り外せる。
 左回しの回転量は45〜90度程度で良く、中心のピンが5mm前後浮き上がってくれば 良く、中心のピンが飛び出た状態でピン全体を持ち上げれば抜けてくる。

◆リアシート取り外し
rear-neji.jpg  リアトランクから線材を引き込むにはリアシートを取り外した方が便利で、ほとんどの 車輌ではリアのタイヤハウス周辺に配線関係がまとめてある為に、これらの線材と一緒に 束ねて配線する様にする。
 リアシートは腰掛の部分と背もたれの部分の2分割構造となっており先に腰掛の部分を 取り外す事になるが、シートを取り外す際には右図の様にシート手前の下部にある2本の ボルトを取り外す必要がある。
 今回取り付けた車輌はR33初期型の為に普通のソケットレンチにより取り外せるが、 GT−Rがシリーズに加わった車輌ではトルクスレンチが無いと外せない。
 このトルクスレンチを使用する取り外しについては別ページである   【リアシートを外す】 を参考にして頂きたい。
fuck-p.jpg  リアシートの越し掛け部分からネジを取り外したら、その金具の両端に両手を入れて 上に軽く持ち上げてから一旦引っかかった所から一気に持ち上げる様にして取り外す。
 取り外しは2箇所ある金具を両方一度に取り外そうとせず、必ず片側ずつ取り外し一気に 持ち上げるのがコツである。
 この一気に持ち上げる理由は左図が越し掛け部分の金具が差し込まれている部分で、 内部の茶色に見える中心位置の両端に若干突起が有るのがわかると思う。
 この部分の形状が差し込むのは容易に入るが一旦入ってしまうと抜けない形状に なっている為に簡単には取り外せない様になっている。
 その為にゆっくりと持ち上げ力だけかけるとシート側の金具が変形してしまう事が 多い為に、取り外しの際には一気に持ち上げる方が良い様である。
rear-snj.jpg  越し掛け部分のシートが外れると次は背もたれ部分のシートを取り外す必要が有るが、 この部分の取り外しは右図の様にシートの両端下部にネジがありここの2箇所を取り外す 必要がある。
 ここのボルトは普通のソケットレンチで取り外せるタイプで、シートが移動しない様に 取り付けてあるだけの為に、ボルトの取り外しにはそれほどの力を必要としない。
 両方のボルトを取り外したらシートを全体的に真上に持ち上げると、シート裏側で 車体に引っ掛けてある部分が外れる様になっている。
 その為にそのまま降ろすとまた引っかかってしまう為に、一旦持ち上げたらその持ち上げた 位置で手前に取り外す様にする必要がある。
 シート自体が外れてきたら両サイドから釣り下がっているシートベルトを後ろ側に 持って行くだけでシート自体を取り外せる。
side-pr.jpg  シートが全て取り外せれば、両サイドにある板金の隙間からトランクルームへと配線が 引き出せる事が確認できる為に、トランクの開閉機構でのケーブル切断に気をつけながら 引き回しておく。
 タイヤハウスにある純正の線材と一緒に結束していき、左図の様にドアのプロテクタを 取り外してカーペットの下にアンテナ線を引き込む様にする。
 アンテナ線にも長さが有る為に、車輌の端の方だけをはわすと長さが不足する恐れが 有る為に、リアシート前の足置き場の下を通し早めにコンソール付近から線材を引き出した 方が良いだろう。


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