◆コンソールからの取り外し
まずはコンソール周辺の分解を行い純正カセットデッキと小物入れの取り外しを
行うが、この車輌では既にカセットデッキを交換してある。しかし取り外し方は純正と変わら無い為にそのまま参考になるが、実際のコンソール 周辺のパネル取り外しについてはR33のGT−Rの 【コンソールの取り外し】 を参考にして取り外して頂きたい。 コンソール周辺のパネルが取り外れると右図の様にカセットデッキ関係の 取り付け金具が見えて来るが、カセットデッキと小物入れは同一の金具で固定 されており上下2箇所ずつの合計4箇所で固定されている。
下部の取り付けネジは右上図の様に小物入れの下部に有り、丁度小物入れの
両端から多少内側の部分にある。また上部の固定は左図でもわかる様にエアコンのコントローラの両端に見える ネジを取り外しカセットデッキと小物入れを手前に引き出す事で抜き出す事が 出来る様になる。 この部分のネジを取り外す際には普通サイズのプラスドライバーだけで済むが、 ネジを抜き取る際に落下させない様に注意して取り外す様にする。 ここでネジを落下させてしまうと、コンソール下部のシフトレバー周辺にある フロアーカーペットと板金の間に入り込んでしまうとなかなか探せず、ネジを 探す時間に手間取ってしまう他、ネジ探しの為にあちこち部品を取り外すハメに なってしまわない様に注意して作業する。 ◆今回取り付けるナビ
右図は今回使用したナビと取り付けキット一式である。右図の左半分がナビ関係の部品で、右半分は日産車用の取り付け接続キットで あるが、今回の車輌では事前にカセットデッキを取り付けた際に純正配線キットを 使用している為に配線材は使用していない。 取り付けの際には今回に限った事ではないが、事前にナビ用の配線として 車輌側からサイドブレーキ信号や車速センサー信号とバックランプスイッチの 配線引き出し場所をそれぞれの車輌の電装配線図や整備書から調べ出しておく 必要がある。 もし不明な場合はディーラやメーカーに問い合わせてみると良いが、本来は この辺のサービスを行ってくれる所は少ない為に、メーカーでも資料をもち合わ せている所を探して調べてもらう。
今回取り付けたナビはコンソールのオーディオサイズであるDサイズに収納できる
製品で、1DサイズにCD−ROMドライブから液晶表示器まで全て収納されている
為に外部にはGPSアンテナだけという取り付けが簡単なものである。またこの様にコントロール部と表示部が一体式の場合は映像信号系が液晶に 直接取り込める為に、下手なコンポジット出力やRGB接続よりも鮮明な画像が 期待できる。 またこの製品にも全国版の地図データであるCD−ROMが添付している為に、 とりあえず他に何も購入せずともすぐに使用できる製品である。 ◆カセットの移動とナビ取り付け
今回取り付けたGTS25tでは、右図の様にオーディオ用取り付け金具の
上段にカセットデッキが取り付けてあり、その下段にはテープ類などが収納できる
ふた付きの小物入れがあるが、今回は小物入れを取り外してGPSユニットを
取り付ける様にする。更にGPSユニットは液晶表示器が出てきてその位置に立てる事になり、そうすると 立てた液晶表示器の影になり上段に取り付けてあるカセットデッキの操作が出来なく なってしまう。 その為にGPSを上段に取り付けカセットデッキを下段へと移動する必要がある。
取り外しには右図の様に両側の取り付け金具で固定しているカセットデッキの
取り付けネジを両側共に緩めておくようにする。一気に金具を取り外しても良いが、片側だけ先に取り外してしまうと反対側の 金具を取り外す際の落下やねじれで製品のネジ穴に負担がかかり、最悪の場合は 小物入れなどの樹脂製の物ではネジ穴が破損してしまう恐れがある。 その為に板金物で丈夫なカセットデッキ側のネジを緩めて、それから左図の様に 小物入れのネジを取り外してからネジを緩めたすきを利用して小物入れを取り出して おく様にする。
取り外した小物入れ用の取り付けネジは、そのまま小物入れのネジ部分に取り付けて
保管しておき、カセットデッキ側のネジはそのネジで移動先の下段へ取り付ける為の
ネジとして再利用する。ここでもGPSユニットを取り付けるまではカセットデッキの取り付けネジを 完全に締め付けずに、GPSユニットを滑り込ませる隙間を残しておく様にする。 当然であるが、取り付け金具には左右があり、小物入れとカセットデッキを 取り外してしまうと金具の向きがわからなくなってしまう為に、取り外しの際には 組み立て方を良く見ておく必要がある。
小物入れを取り付けてあったネジはタッピングビスの為にGPSユニットの
固定には使用できない為に、GPSユニットの添付品の中にある左図の様な
皿ビスをを4つ利用する様にする。GPSに付属しているネジでは左図に有る様に金色っぽい感じのネジが丁度 4本だけ有る為にこれを利用するわけだが、もしもネジが不足していた場合 にはホームセンター等で予め購入し準備しておく必要があり、特に長さの 長いネジは取り付けた際に内部の部品とのショートも考えられる為に、ネジの 長さは指定された長さ以上のネジは絶対に使用しない様にする。
右図の様にGPSユニットを取り付け金具にセットできたら、付属の取り付けネジを
使用してカセットデッキと共に締め付ける様にする。今回使用しているカセットデッキやGPSでは問題なかったが、純正取付金具の ネジ部分が皿ビスを受ける為にクサビ上にへこんでいるが、取り付けるメーカーに よっては上手く取り付かない場合がある。 この際には別売の日産車用取り付けパネルキット等が有る為にこれらを利用するか、 メーカーによっては純正の取り付け金具を平らな個所でたたきつぶして使用する 物が有る為に、取り付ける前には取り付け説明書などを良く読んでから作業する。 ◆隙間取りのパネル
1Dサイズの製品を2つ取り付けてみると、ほとんどの場合が製品の周辺や特に
上下の製品間に大きなすきまが出来てしまう。その為に日産車には日産車用のパネルキットがあり、右図の様なプラスチック製の パネルの隙間をふさぐ為のキットが1,500円前後で販売されている。 しかし今回購入したクラリオン製のパネルでは、ケンウッド同様に両端に金具を 取り付けてそこにパネルを引っ掛ける構造であったが、カセットデッキがケンウッド だった為に合わないのはしょうがないが、GPSユニット側にもうまく取り付かなかった。 その為に今回は右図にある樹脂製のパネルだけをかぶせたままで使用している。
右図では良くわからないが、ケンウッド製のカセットデッキではパネルが多少変形して
しまっているが、GPSユニットにはピッタリとはめ込む事が出来た為に簡単には外れて
来るような事が無かった。その為にパネル自体を何らかの方法で固定する必要が無く、左図の様に製品同士に 有った大きな隙間も見えなくする事ができた。 メインに戻る 車両関係に戻る スカイライン詳細メニューに戻る カーナビ詳細メニューに戻る
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