セルボとワークスのモデルを調べる ◆モデルをハッキリ分類する! まず詳細を調査する前に、調べようとする車種とそのモデルやグレードを 明らかにしておく事が必要になる。 ほとんどの場合はモデルにより車両型式が異なり、同じ車両型式でもマイ ナーチェンジや仕様変更・追加でも前期型や後期型と分類される場合がある 為にこの辺を詳細に調べておく必要がある。 この辺の情報はカタログやホームページ上から調べると間違っている恐れ がある為に必ずメーカーのパーツリストから割り出す様にする。 パーツリストには右図の様な車種別の冊子が販売されているが、現行車種 でないと入手が困難でモデル毎と車種毎に存在する為にこのパーツリストを 揃えるだけでも大変な作業になってしまうだろう。 その為に一般市販はされていないもののオークションでは多数販売されて いる右図の様な『スズキCDパーツカタログ』を入手する事により、スズキ 自動車ほぼ全ての車両の部品を調べる事ができる様になる。 ねらい目としては最新版は高価な為に、今回の様に古い車種を調べる場合 には半年から1年前のパーツリストでもよく、実際今回調査に使用したもの は2003年10月版を使用している。 注意する点は右図の様にCDが複数枚になっている為に、1枚だけ購入す ると調べたい情報が検索できなくなる場合がある為に、何枚組みなのかを十 分確認してから購入する必要がある。 但し、古いCDパーツカタログを入手した場合には部品の販売価格が毎回 変更となる為に若干違ってくるが、半年や1年ぐらい違っても多少の差が出 る位な為に、実際に部品を注文する際にはディーラや部品販売にて見積もり を行ってもらうと良いだろう。 ◆車両型式を調べる・・・ まずはパーツリストから部品を探す為には、実際に検索しようとする車両 の型式を見つけ出しておく様にするが、今回はセルボとアルトを比較する為 に両者の型式が必要となってくる。 その際には今回の様にターボや4輪ディスクと限定せずに、意外な見落と しが出る事もある為に目的以外の型式も調べてみると良いだろう。 そうして作り出したのが下記のセルボ&アルト車両型式一覧表である。
セルボ側は今回改造しようとする2WDのSRシリーズだけでよい のだが、あえて4WDとセダンも調べてみると2桁目のN=2WDで P=4WDである事がわかる。 更に3桁目の2=セダンで3=SRシリーズだと言う事がわかる。 しかしアルト側は2桁目がA=2WDでB=4WDとセルボとは異 なる事がわかり、こちらも3桁目が2=RS/ZとセルボのSRとは 違い、4桁目がモデル番号となっている様である。 ◆型式ごとの年式を調べる・・・ 車両型式がわかった所で、更に車両番号に対する製造期間を調べて おくが、ここまでの作業は『スズキCDパーツカタログ』内にあるテ キストファイル(拡張子がTXTとなっている物が2〜3ある)を開 くと一覧表になっており、実際にソフトを起動して車種の選択を行う と一覧表が出てくる為にこれから調べる方法もある。 この一覧表を見ると必ず同型式でも期間が2つ以上ある場合が多く 、これが同型式での前期型や後期型と言われている物である。 これらを調べた物が以下の表であるが、今回は参考までにセルボの もう一つ前のCN31Sも調べてみたが、こちらは4輪ディスクで無 いと言う情報もあり調べる必要は無いだろう。
これが事実だとするとSRシリーズにもPCD100が存在する可能 性もある訳である。 これは追々調べればわかる事であるが、パーツリストには実際の車両 型式の他にカタログ機種として別途車両型式が記載されている。 これを見ると同じモデル内でどの型式と共通部品なのかがわかるが、 パーツリスト中のイラストを印刷すると実際の車両型式が出てこない為 に混在しない様に注意する必要がある。 アルトワークスはセルボと同じCN系では114.3だと言う事なの で、HA系初期から調べる必要があるがどこまでのモデルを対照にする か疑問だが、今回は現行モデルのHA23Sまで全て調べて見る事にし た。 この表の一番最後に書いてある番号は今回使用した2003年10月 版CDパーツリストの車両選択後に表示される一覧表の項目番号で、こ れを調べておく事で毎回車両を選択する際に似た様な物が多い為に間違 い易く失敗しない為に必ず調べておく様にする。 尚、この番号はCDパーツカタログ発行の時期により変わる可能性が ある為に、実際に使用するCDパーツリストにある項目番号を調べてお く必要があるだろう。 ◆グレード記号を調べる CDパーツリストを使用する際に、車種を選択すると最初のメニュー 画面にエンジンやミッションに駆動方式と様々な入力項目がある。 ここに毎回全て入力すれば良いのだが、毎回入力するのが面倒な為に 入力せずとも使用できる様になっているが、部品の検索を行うと必要に 応じてモデルやグレードを聞いてくる様になる。 その際には実際のモデル名ではなく略号として表示されている為に、 このモデル別略号も予め調べておくと便利だろう。 この略号を調べる為にはまずパーツリストを起動して車種を選び出し た後のメニュー右側にある【機種略語】のボタンを押すと上記の様な『 車種呼称選択』画面が表示する為にこれを予め調べておく様にする。 下記には参考までに数グレード記してあるが、実際には調べようとす るグレードだけわかっていれば良いだろう。
これらを元にして関連しそうな部品を全て洗い出し、どこまで部品が共通なの かを調べ、実際に交換する部品を探し出す様にする。 もしも交換が必要かどうかわからない場合には実際に購入してみて取り付けの 際に現車合わせを行って見て、作業を中断して戻さなければならない様な事だけ 無い様にした方が効率よく作業できるだろう。 メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る オーバーホールメニューに戻る 第三段メニューに戻る 実現性メニューに戻る |