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リアハブの組み立て 車両に組み付ける前の準備 ![]() ◆ハブにベアリングを圧入する ![]() ![]() ここで注意する点はCとDのハブベアリング径が異なる事から、Eの スペーサには方向がある事に注意する必要があり、右図の様にDのアウ タベアリング径が小さい為にスペーサの径も狭い方をアウタベアリング 側に合わせる必要がある。 ※注意−右図はドラムブレーキの構造図だが、ベアリングとスペーサ の関係は同じである。 ![]() ![]() 図の様にこのハブにベアリングやハブボルトを組み込んでおき、実車 に取り付ける準備を予め行っておくと効率よく車両に取り付けられる様 になるだろう。 最も、ベアリングの組み付けには大きめな圧入機が必要な為に、予め 圧入機を借りられるか部品販売にお願いして組み付けてもらうと良いか も知れない。 ![]() ![]() 今回の車両ではゴロゴロと異音がしてきた為に、一度ハブベアリング を前後共に全て交換してもらっている。 その際にグリースアップで便利な様にか、ハブベアリングのオープン になっている部分が外側で見える部分に向いていた。 最も、リアハブにはスピンドルキャップが付く為に汚れが入り込む事 はあまり無いだろうが、整備書にもシール面を外側にする様に書いてあ る為に、それに習って組み付けておいた方が良いだろう。 ![]() ![]() この状態から圧入機を使用してベアリングを圧入するが、ベアリング をそのまま押すとベアリングのセンター部分が先に当たり、ベアリング 球に負担がかかってしまう。 別ページでも説明しているが、購入したベアリングインストーラでは リアのベアリングサイズに全く合わず、その為に今回はSSTとしてベ アリングインストーラを製作してもらった。 ベアリングインストーラはベアリングの径が違う為に、アウタベアリ ング用とインナベアリング用の2つを作ってもらった。 基本的にベアリングインストーラはベアリングの外周を押す様に作っ ておき、ベアリング自体には絶対に負担をかけない様にしておく必要が あるだろう。 特にアウタベアリングはハブ面より5mmほど入り込む構造になって いる為に、そのまま真上から押したのでは規定の場所まで入り込まない 事になってしまう。 ![]() ![]() ベアリングペーストは軟らかい為にスペーサは簡単に動いてしまうが 、ハブを傾けない様にしてベアリングで挟んでしまう様にする。 ![]() ![]() この左右の図は全て取り付けた後に写したもので、本来ハブボルトは 最後に付けた方が良いだろう。 これは、ハブボルトを取り付けてからベアリングを圧入すると、ボル トが邪魔になり浮かす為にスペーサを用意したりする必要があったり、 ネジ溝をつぶしたりしてしまわない様に最後に取り付けた方がよい。 ◆ハブボルトの圧入について ![]() ![]() 圧入機が多少大きな油圧式であれば問題ないかも知れないが、今回使 用した圧入機は手動式だったがハンドルが1m近くあったのだが大変で あった。 一気にめいっぱいの力を入れてやっと圧入でき、チョッとでも気を抜 くと完全に圧入できない物もあり、中途半端に圧入されたものはなかな か再圧入できず圧入機でハンマーの様に何度か叩いてしまい打ち込んで しまった。 ![]() ![]() ネジ溝が破損してしまったボルトはタップにより溝を立て直すか、圧 入機で抜き取って新しい物と交換する様にする。 メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る オーバーホールメニューに戻る 第三段メニューに戻る リアパーツ購入に戻る ![]() |