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セルボモードのPCD100化について
その他の工具・冶具

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◆ハブ抜き用スライディングハンマー
 ハブを抜き取る際には車両のシャフトにハブが圧入された状態で取り 付けられており、手で引き抜こうとしても外れてくる事は無いだろう。
 その為に右図の様なスライディングハンマーと呼ばれる工具が必要と なり、右図左側にあるフックでハブを引っぱりフックのすぐ右側にある 重りを右側に当てる振動でハブを抜き取る様にする。
 しかし、リアがディスクブレーキの場合には簡単に外れてくる為にこ のスライディングハンマーは必要なく、どちらかと言うとフロントが無 いと絶対に外せないだろう。
 左図の部品がスライディングハンマーのフックを引っ掛ける冶具で、 PCD114.3用の冶具を注文したが、代替品としてPCD114. 3とPCD100兼用のタイプが届いた。
 この冶具を右図の様にしてハブボルトにて固定して使用するが、固定 する際にはホイールナットをそのまま使用する。
 その際にはオープンタイプのホイールナットを用意するか、もしくは ある程度長い袋とじナットを準備しないと、ボルトが長く完全に冶具を 締め付ける事ができない可能性がある。
 また、スライディングハンマーは衝撃によってハブを引き抜く為に、 この冶具をホイールナットで固定する際には厚手のワッシャーを使用し て置いた方が冶具のネジ穴部分が痛まずに済む。
 実際の使用にあたっては、左図の様にスライディングハンマーを冶具 にフックを引っ掛けて、右図の様な体制で地道に振動を与えてハブを引 き抜く事になる。
 今回はスズキ純正SSTを購入したが、工具メーカによっては同じ様 なスライディングハンマーも用意されている為に、価格と汎用性を考慮 して購入するとよいだろう。

◆ハブ用インストーラ
 左図のSSTはハブインストーラで、今度は抜いたハブを再び打ち込 む為の冶具で、右図の様に片方にだけ中央部分に穴の開いた単なる鉄柱 である。
 この穴はハブを固定するシャフトを逃がす為のもので、その反対側の 平らな部分をハンマーで叩く事によりハブを車両に取り付けられる様に なる。
 このハブインストーラの使い方としては、右図の様に穴の開いた方を ハブの方に当て、この冶具の上からハンマーで叩く事になる。
 単純な冶具の為に材料や切削機械があればタダで作れるだろが、2〜 3千円位のSSTの為に自分で作れない場合には購入した方が絶対にお 徳であろう。
 ハブを取り付けの際にはハブ自体をハンマーで叩かず、このハブイン ストーラを使用した方が安定して確実に取り付けられる。

◆ベアリング用インストーラ
 こちらはハブインストーラと似てはいるが、ハブベアリングを圧入 する際に使用する際に使用するSSTである。
 整備書ではリアにも使える様な事が書いてあったが、これはフロン トベアリング径と同じである事からどうもフロント専用である。
 また、ベアリングに当たる部分の逃がし穴が小さく、このままでは ベアリング中央部分が先に当たってしまい、ベアリング自体に負担を かける恐れがある。
 その為に、この穴はもう少し大きなものに削り直して、実際にはベ アリングの寸法を測り適切な逃がし穴を付ける様にする。

◆各種グリース等
 右図にある物はディスクパッド鳴き防止のディスクパッドグリース と、ハブベアリングや組み付けの際に使用するベアリングペーストで ある。
 こちらは汎用品を部品販売におまかせして注文したが結構高価で、 今回購入した物は歯磨きチューブ位のサイズで1本2千円であった。
 また今回購入したベアリングペーストは、ドライブシャフトのジョ イント部分等で、多少ゴロゴロ言う物でも修復されるタイプの為に、 普通一般的なグリースを用意した方が安価だろう。


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