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セルボモードのPCD100化について
ブレーキキャリパーの固定

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◆キャリパー固定ボルトについて
 フロント関係の部品購入ページでも説明したが、ブレーキキャリパー 固定用ボルトとボルト同士をつなぐプレートも新品で購入した。
 ところが、プレートの品番でボルトもセットになっており右図の様に 深緑色とクロメイトの様な2種類のボルトが入荷してしまった。
 これはボルトの品番では深緑色の物が1本ずつ品番がつけられて梱包 されており、プレートの品番にはプレートとクロメイト色のボルトが2 セットが1梱包となって入荷した。
 部品販売店の方でも入荷した物の確認はしてなかったが、これが間違 いなのか正解なのかは確かめていないが、リアも同じ様に購入したがプ レートの品番でボルトもセットになって来る事は無かった。
 また、CDパーツカタログでもセット品番と言う書き方にはなってい 無い為に、もしかしたら今回使用したCDパーツカタログが2003年 10月版と言う事の為にそれ以降でセット型番になったのかも知れない 為に、もしも購入される場合には確認してもらった方が良いだろう。
 このブレーキキャリパー固定用ボルトはしっかりとトルクをかける為 に毎回交換した方がよく、トルクをかけるからだけでなくこのボルトは プレート面に接触する部分に特徴がある。
 右図では少々わかり難いと思うが、ボルトの裏側でプレートと接触す る部分が平らではなく、よくみると内側1mm前後が若干高さが高くな っており、左下図の今まで使用していた右側のプレートを見てもわかる 様に、ブレートのネジ穴周辺だけ削れて光っている部分が確認できるだ ろう。
 おそらくこの様にボルトがプレートに食い込む事で回り止め代わりと なっていると思われ、これらの事からしてもボルトだけでなくプレート も交換しないと意味がなくなってしまう事がわかるだろう。
 しかしプレートを見てみると、右図の様に新旧ではかなり厚さに違い があり、新しく購入したプレートは1/3ぐらいの厚さになってしまっ ていたのには驚いた。
 しかも、古い方は厚いうえに中心の折り曲げ部分にはしっかりとリブ が入れられて補強されているのだが、新しい方は薄いうえに折り曲げ部 分にはリブが全く無く折り曲げただけである。
 従来品のプレートが過剰品質だったかどうかはわからないが、あまり の品質低下の為に今回は右図の様に新しいボルトと古いプレートの組み 合わせで組み付ける事にした。
 まぁ、何れフロント部分はナックルやアーム関係も交換予定の為に、 その際に更にブレーキキャリパー固定ボルトも再び交換する為に、この 時にでもプレートも薄いながら交換しようと思う。

◆キャリパーの取り付け
 左図はブレーキキャリパーを背面から見た図であるが、奥に見える金 色っぽいパイプがブレーキホースで、手前の左右に見える穴がブレーキ キャリパーを固定するボルト用の穴である。
 そして右図に説明のある『突起部』は左図でもわかるが、ブレーキキ ャリパー固定用ボルトの穴の中心にピンの様な感じで突き出ているが、 右図でわかる様にボルト同士を接続しているアンチローテーションプレ ートの取り付け方向を確認する為の突起である。
 その為に、アンチローテーションプレートを指定方向と逆に取り付け ると、この突起部と干渉してすぐにわかる様になっている。
 逆かどうかわからない場合には180度回転して両方セットしてみて 見た目で余裕がある方に取り付けると良いだろう。
 アンチローテーションプレートの位置が決まったならば、以後間違わ ない様に左右の図の様にブレーキキャリパーに2本のボルトを通してア ンチローテーションプレートが動かない様にしておくが、これはブレー キキャリパーを取り付け位置に持って行くと裏側でアンチローテーショ ンプレートの方向が目視確認できなくなってしまう為である。
 その為に、一度アンチローテーションプレートの位置を決めたら、左 図の様にボルト2本が落下しない様にしてブレーキキャリパーを取り付 け位置に持って来る様にする。
 そしてボルトを入れるネジ穴を確認してボルトを仮締めするが、この 際にレンチは使わず必ず手だけで仮締めする様にする。
 これはボルトが裏側より締め付ける事となっている為に、下手にレン チで締め付けてしまうとボルトが斜めに入り易く、最悪の場合にはナッ クル側のタップを破損してしまう恐れがある。
 その為に、ブレーキキャリパー固定用ボルトの仮締めは必ず手だけで 行う様にし、錆びていてとても手だけでは回せない場合にはナックル側 のタップ部分をCRC等を使用して汚れや錆を綺麗に落としておきボル トが入り易くしておくと良いだろう。
 手順が多少逆になるが、ハブやブレーキローターが新しいとどうして もブレーキローターがクラクラと遊んでしまうだろう。
 その為に組み付けの際にはどうしても邪魔になり易い事になる。
 これらの事から、ブレーキキャリパーを取り付ける前に右図の様にホ イールナットを使用して、ブレーキローターが遊ばない様にしっかりと ハブに固定しておくと良いだろう。
 その際には、必ずホイールナットで固定する前に平ワッシャーを入れ ておく様にし、ホイールナット締め付ける事でブレーキローターのハブ ボルト周辺部分の変形等を防止しておいた方が良いだろう。
 そして左右の図の様にブレーキキャリパー用固定ボルトをしっかりと 締め付けるが、規定トルクとしては1,000〜1,300kg・cm となっているが、トルクレンチでは単位が違う場合が多く10〜13k g・mとなっている場合が多いだろう。
 しかしブレーキキャリパー背面が狭い事や、タイヤハウスで周囲が囲 まれている事もありトルクレンチの柄も長い為にかなりジャッキアップ しないと作業性が悪いかも知れない。

◆ブレーキホースの固定
 ブレーキキャリパーの取り付けが終わったならば、忘れないうちに 右図の様にしてブレーキホースをショックアブソーバのダンパー部分 に固定しておく様にする。
 これは左図の様なバネになっているEリングを取り付けて固定する もので、今回は再利用してしまったがあまり錆びたり汚れている様な 場合には予め新品を用意しておき新しい物と交換して取り付けた方が 良いだろう。
 このEリングはしっかりと押し込んで脱落しない様に注意する。
 また、このダンパー部分に付いているブレーキホース固定用の穴も 直接ブレーキホースの金属部分は通せず、最初はゴムホース部分を差 し込まないと狭い為に通せないだろう。
 その為に、ブレーキホース中央に付いている金属部分の長い方のゴ ムホース部分をダンパーの金具に通しておき、そしてブレーキホース の金属部分をダンパーの金具に合わせてスライドしておいてからEリ ングで固定する様な感じで取り付ける。


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