SUZUKI CERVO MODE CN32S F6B engine 
イグニッションコイル・プラグ・プラグコードの交換

新しいプラグコードの取り付け


◆プラグコードの確認
 左図のパッケージが今回新たに購入した 永井電子製 のシリコンプラグコードで、以前の2万キロ走行の交換時には探せ なかったが今回はメーカーのリストに掲載されていた。
 セルボのFB6用と言う事で右図の様に純正プラグコードと全く 同じコード長で、当然ではあるがコネクター部分の形状も全く同じ となっている。
 しかし以前に使用した際には別ページにある カムリ2.0GT(18R-G) クレスタ TWIN TURBO(1G-G) では何れもケーブル長が異なり取り付けできなかった。
 18R−Gの頃はギャブ式からEFIタイプまで幅広くあり、そ の中でもEFI仕様でも様々な種類があった為に、2〜3種類購入 してみたがカムリ用が無くカリーナやセリカ用を利用してみたが長 さが合わず、上手く長さを組み合わせて使用していた。
 1G−Gの頃はGX71クレスタ用としてあったのだが、全体的 にケーブル長が短く、イグニッションコイルまでとプラグ側は全体 的に短かった為に1本ずつシフトして使用し、最後の1本を作り直 して頂いたと言う経過があった。
 最近ではその様な事はなくなっていると思うが、取り付け前には 必ず純正プラグコードと比較して、合わない場合にはメーカーに問 い合わせれば直ぐに対処してくれるだろう。
 このプラグコードはステンレスワイヤーが使用されており、普通 のプラグコードはケーブル自体が抵抗となっているが、この製品で は左図のプラグ側のコネクター内部に固定抵抗として内蔵されてい る。
 その為にケーブル長による線間抵抗が変わる事無い。
 プラグの頭部電極との接触は右図の様になっており、丸い心中で 覆う様にしCリングに見える部分がバネになり、右側に見える小さ な丸い突起でプラグ電極を押している様である。
 イグニッションコイル側は左図の様に純正と同様にL字型となっ ており、コイル側の電極に接触する部分が見える様になっている。
 プラグケーブル側の電極は右図の様に単純で、2方向に電極が開 いておりこの部分がバネとなりイグニッションコイル側の電極内に 広がり接触している様である。
 この様に、新品部品でも構造上問題が無いかを見ておく様にし、 電極等との接触に関しては特に注意して見ておく様にする。
 これはまれに組み付けミス・忘れ等がある場合があり、1本だけ では判断が付かないだろうが、同じ様な物が2つ以上あればお互い に比較して違いを見つけると良いだろう。

◆プラグコードの挿し込み
 プラグコードの接続は別ページにある 【プラグコードとイグニッションコイルの取り外し】 でも説明したが、取り外しは高い方から行い今回の取り付けは低い 方から行う様にし、ケーブル等に折れ曲がる負担等をかけない様に する。
 プラグ側にプラグコードのコネクターを挿し込む場合には、必ず プラグ頭部先端位置を確認しプラグコードが挿し込まれたのを確認 してから押し込む様にする。
 この確認を怠ってもプラグが収納されている穴径が小さい為に問 題は無いと思われるが、本来入るべきでない部分にコネクター先端 が入り込んでしまい、そのまま押す事でプラグコードのコネクター 先端が変形してしまう恐れがある。
 プラグ側のコネクターは右上図の黒い部分までしっかりと押し込 んでおき、その反対側であるイグニッションコイル側にも左図の様 にコネクターを挿し込んでおく様にする。
 こちらはプラグの様に隠れた部分での作業でない為に、右図の様 にイグニッションコイルの2次側端子にプラグコードの接点部分が 入る様に確認しながら挿し込む様にする。
 このイグニッションコイル側の場合にはコネクターを上から押す だけでは若干抜ける方に戻ってくる場合がある為に、挿し込んだ後 は周囲のシリコン製のカバーも下側に下ろすような感じにしておく と、若干コネクターが沈み込んで行く様な感じになるだろう。
 同様にしてもう1本のプラグコードも左右の図の様にして取り付 けるが、この永井電子製のプラグコードには何気筒目かの番号が付 いていない為に、予め純正プラグコードと長さを比較して確認して おく必要がある。
 そして付属のマーキングクリップを先に取り付けておいても良い が、今回はエンジンにプラグコードを取り付けてから装着した。
 プラグの順番は右上図の左側である進行方向から1番となるが、 プラグコードの装着順は1番と4番に2番と3番の組み合わせで装 着する様にする。

◆付属マーキングクリップの取り付け
 この永井電子製のシリコンプラグコードには気筒番号が付けられ ておらず、左図の様に付属のマーキングされたクリップをユーザー が取り付けて使用する様になっている。
 このマーキングクリップは左図の様に同じ番号が2つずつあり4 気筒用として用意してある様だが、このF6Bではプラグコードが 2本しか無い為に1種類だけで済むだろう。
 マーキングクリップは右図の様にプラモデルの部品を取り外す間 隔で取り外せば良く、ニッパー等で切り落とせば切り口が綺麗にな るだろう。
 このマーキングクリップをプラグ側とイグニッションコイル側へ と取り付けておき、取り外した場合にどこから取り外したのかをわ かる様にしておく。
 その為に、今回はプラグコードをエンジンに装着してからマーキ ングクリップを取り付けたが、ケーブル長の違い等もある事から予 め純正プラグコードで気筒番号を調べた際にこのマーキングクリッ プを取り付けておいた方が、エンジンへの装着時に迷わずに済み良 いのかも知れない。
 そして、プラグコードを装着した全体図は以下の様になる。
 エンジンのサイズからするとイグニッションコイルのサイズが大 きく、このサイズではイグニッションコイルを4気筒分装着するの は無理だったのだろう。
 年式が古い為に時期的にしょうがなかったのだろうが、イグニッ ションコイルも4個装着しシーケンシャルインジェクションとして 制御してもらえれば良かった。


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