イグニッションコイル・プラグ・プラグコードの交換
ロッカーカバーの取り付け (その１)
◆古いウレタンスポンジの取り外し
ロッカーカバーを取り付ける前には、カムカバーと接触する部分
にウレタンスポンジが装着されて密着性を良くしてある。しかし別ページの 【ロッカーカバーの取り外し (その２) 】 でも説明してあるように、このウレタンスポンジがボロボロとなっ てしまい、そのまま組み付ける訳には行かない状態になっていた為 に左図の様にウレタンスポンジ部分を購入して用意しておいた。
しかし、部分的に残っている為にウレタンスポンジに付いた両面 テープが効かない事から、取り付け前には右上図の様にカッター等 を利用して、古いウレタンスポンジを綺麗に取り除いておく必要が ある。
◆ウレタンスポンジの貼り付け
ウレタンスポンジは左図の様に７分割になっており、これが全て
１つの型式で購入できる様になっている。このウレタンスポンジには右図の様に両面テープが取り付けてあ り、この白い剥離紙を取り外すだけでロッカーカバーに取り付けら れる様になる。
また全て剥がしておくと両面テープにホコリが付いて張り難く剥 がれ易くなる事から、必ず両面テープの剥離紙は貼付直前までは剥 がさない様にする必要がある。
ウレタンスポンジはどこから貼っても問題は無いが、おそらく一
番端である左図の様な部分から貼り付けると良いだろう。ウレタンスポンジは貼り付けるロッカーカバーの形状と同じにな っており、隙間無く丁寧に貼り付ける様にする。
そして左上図の様に真っ直ぐな部分に関してはインテーク側とエ キゾースト側がそれぞれ３分割となっているが、これは右図の様に ロッカーカバー固定用のネジ穴部分で途切れている為である。
ウレタンスポンジは７分割された物を全て取り付けておく様にす る。
◆ロッカーカバーの取り付け
全て新品のウレタンスポンジを貼り付けたならば、左右の図の様
にしてイグニッションコイルを覆い被せる様にしてロッカーカバー
を置いてみる。これはプラグコード等が当たりカバーが上手く取り付かず浮いて しまう等の問題が無いかを確認しておく。
通常は専用部品を使用していれば問題が発生する事は無いのだが 、まれに組み付けミスによる部品干渉があるかも知れない為に、合 わない場合には無理に組み付けず不具合が発生したならば原因を追 究し完全に解決しておく様にする。
そしてロッカーカバーを固定する訳だが、この固定用のネジも錆
の心配があったために、今回は左図の様に新品部品を用意しておい
た。こちらも１０本単位の販売と言う事で、４本使用して残りは予備 として保管しておき、問題が無ければ次回６万キロの交換時に使用 する分として保管しておく様にするが、錆の心配の場合には特に純 正部品を使用せずとも、ホームセンター等からステンレス製のトラ スコビスを調達しておいても良いだろう。
そしてこのロッカーカバーには取り付け方向があり、逆に取り付
けるとネジ穴が合わなくなる為に逆に取り付ける事は無いが、実際
には左図の様に直角に削られている方がタイミングベルトカバー側
に向け、ミッション側には丸いＲが付いて削られている方を向けて
取り付ける様にする。そして４箇所にプラスドライバーを使用してネジを仮締めするが 、ネジは一旦逆回しで緩む方に回して行きそのうちにカクッと落ち 込みネジ溝が合った部分から締め付ける様にする。
ネジは仮締めとしてロッカーカバーが抑え付けられる直前で止め ておき、４本共に仮締めが終わった時点で本締めをする様にする。
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