SUZUKI CERVO MODE CN32S F6B engine 
イグニッションコイル・プラグ・プラグコードの交換

ロッカーカバーの取り外し (その2)


◆ロッカーカバーの取り外し
 ロッカーカバーは4本のネジで固定されており、この4本のネジ を取り外せば左図の様に持ち上げるだけで取り外せる様になる。
 今回は取り外す順序が異なってしまい、先に エアクリーナダクトのパイプを取り外し てからの方が良いだろう。
 そして別ページにある 【ロッカーカバーの取り外し(その1)】 を行ってからこのページの処理となる順序の方がよいだろう。
 ロッカーカバーを取り外すと下図の様にイグニッションコイルが 見えてくるが、右上図からもわかると思うが意外とイグニッション コイルやプラグコードが高い位置にあり、オイルフィラーキャップ が取り付けてある部分と同じぐらいの高さである事がわかるだろう 。
 そして本来左側のタイミングベルトカバー背面にはエアクリーナ 側からタービンまでのパイプが取り付けてあり、この部分を外さな くともロッカーカバーが取り外せる予定だったがパイプが邪魔で取 り外せなかった。
 しかし実際には上図からもこの部分には何も無く、ロッカーカバ ーの形状変更を行えばいちいちこの部分のパイプを取り外さずとも ロッカーカバーが取り外せる様である。
 これは白金プラグを使用する様になり、どのメーカーも10万キ ロ交換不要と言う話から、あまり着脱方法を考慮していないのだろ う。
 また、このF6Bに関しては上図の様にカムカバーから異常にイ グニッションコイルが飛び出している構造になっており、後から樹 脂製のカバーを取り付けた感じになっている事から、元々ダイレク トイグニッションシステムを搭載する予定が無かったのかも知れな い。
 この頃はトヨタも4A−Gや1G−Gでグループインジェクショ ンを採用している時代で、このF6Bでも同様の方式なのだがプラ グコードの劣化・ロス等を考慮すると、できればイグニッションコ イルは2個同時に駆動しても4つ搭載して欲しいところであった。

◆カバーの内側
 左図はイグニッションコイルをカバーする為に取り付けてあるロ ッカーカバーだが、その裏側からカムカバー面と当たる部分をよく 見るとパッキンの様な物が取り付けてある。
 その部分を拡大した物が右図だが、指で突いてみるとエンジンの 熱でボロボロに炭化?してしまっており、右図からもわかる様に本 来は全周に貼り付けてあった物が右図では上部の一部にしか付いて いないのがわかるだろう。
 同じ様に他の部分を見ても左図の様に部分的にしか残っておらず 、よく見るとカムカバー側に貼り付いてしまっている物もあり、こ れではこのまま取り付けると言う訳には行かない様である。
 本来はこの部分のパッキンは交換するのが望ましい為に、今回は 予めパーツリストで確かめて右図の様に購入しておいたが、材質を 見てみるとどうやら普通のウレタンスポンジの様な感じであり、取 り付けにも両面テープが取り付けてある様である。
 その為にこれらの部品は安価な事もあり、プラグ等の交換の際に は必ず購入して交換しておいた方が良いだろう。


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