ドライブシャフトの交換について


◆ドライブシャフトのブーツ
 2002年から始めた セルボモードのオーバーホール もかれこれ4年目と言う事にになり、いよいよ足回りでは最後まで 残していた部分に着手する事にした。
 このセルボモードも15年も経ったとは言えど走行距離はやっと 4万キロを超えた所で、フロントのドライブシャフトにあるジョイ ント部分のゴムブーツはまだまだ交換する時期には達していなかっ た。
 その為に一番最後にと言う事で後回しにしていたのだが、そろそ ろブーツ部分のゴムにはヒビが入り、車検や点検時には『そろそろ 交換時期ではないか・・・』とは言われていたものの、当初からド ライブシャフト毎交換する予定でいた為に、ブーツの破れによるジ ョイント部分破損が発生しても何の問題も無かった。
 逆に交換時期をこれ以上遅らせて新品部品が無くなってしまうの ではないかと言う心配の方が大きくなっていた為に、足回りの最後 と言う事で交換するに至った。
 以下の図は オーバーホール第2回 の時に撮影した物であるが、ジャッキアップしている為にサスペン ションが伸びきった状態で、尚且つステアリングを左側に目いっぱ い切った状態で撮影しているが、ブーツはこの様に伸ばされたり縮 んだりと負担がかかっている事がわかるだろう。
 このタイヤ側にあるブーツではドライブシャフト寄りにある部分 にヒビが多く、やはりジャバラ部分は折れ込んだ内側は比較的綺麗 なものの、外側部分になっている箇所にはタイヤで巻き上げた汚れ や水滴があたる事からも老朽化がひどくヒビが多く見える様である 。
 そして取り外したドライブシャフトをよく見てみると、下図の様 に汚れていてもゴムの表面だけで、ヒビも下図では右側のブーツバ ンドからひとつ左側の突起周辺だけの様である。
 そんな状態が確認できた事もあり、2002年時には交換を見送 っていた。
 更にミッション側のブーツを見てみると、下図の様にタイヤ側に あるブーツと比べてもわかる様に、あまり汚れも付いていない様に 感じられた。
 これはミッション側に入り込んでいる方は、車外であるにも関わ らずミッション側周辺でドライブシャフト周辺が部品等で多少覆わ れている為なのだろう。
 あれから4年、そろそろ時期的にも交換してみる事にした。


◆ブーツのみ交換の場合
 今回は元々ドライブシャフトごと交換するつもりでいたが、結構 高価な為にブーツ部分の交換だけの場合のパーツリストを以下に記 してみる。
フロントアクスル 441-B1 [CN32S]
部品 純正 部品名 定価 数量 金額
コード 部品品番
1 44118A 44118-70B50 ブーツセット,ホイール サイド \3,950 2 \7,900
2 44119 44119-69D01 ブーツセット,ディファレンシャル サイド \3,050 2 \6,100
3 44112 09381-24001 クリップ \70 2 \140
  合計 \14,140
 ブーツの場合はホイール側とミッション側との違いだけで左右 同一型番となっている。
 今回はナックルやハブベアリング交換も行っている事から、こ のドライブシャフトの交換工賃は元々作業内容に含まれる為に、 ドライブシャフト交換の工賃は発生せず部品代のみとなっていた が、ブーツのみの交換の際には別途工賃が発生する為に注意が必 要である。

◆ドライブシャフト交換の場合
 そしてドライブシャフトごと交換する際のパーツリストを以下 に記してみる。
フロントアクスル 441-B1 [CN32S]
部品 純正部品品番 部品名 定価 数量 金額
コード 統一先品番
1 44101 44101-60DD0 シャフトアッシ,フロント ドライブ,ライト \45,300 1 \45,300
44101-60DE0
2 44102 44102-60DD0 シャフトアッシ,フロント ドライブ,レフト \45,300 1 \45,300
44102-60DE0
3 44112 09381-24001 クリップ \70 2 \140
  合計 \90,740
 このドライブシャフトに関しては種類が多く、ホイールセンサー 用のセンサーリングの有無と左右への要・不要によって異なって来 る。
 上記のパーツリストではあくまでも2WDのSR−Four用で あるが、購入の際には年式とモデルによる違いで間違えない様にす る必要があるだろう。

◆交換について
 そして下図はドライブシャフトとベアリングも交換したナックル やブレーキディスクカバーも交換後の画像であるが、これらの部品 は錆びやすい事もあり部品を組み付ける前に予め塗装を行ってから 取り付けてもらった。
 その為に、通常は新品部品を交換してもここまで綺麗ではなく、 場合によっては新品部品でも保管状況によっては多少錆が付いてい るおそれもあるだろう。
 また、ドライブシャフトの手前でステアリングアームとの間に見 えるのがロアアームだが、こちらは以前 オーバーホール第四段 にある フロントスタビライザ&アーム関係の交換 を2004年の10月に行ったばかりなのだが、丁度2年でもここ まで汚れてしまう様である。
 そして下図右側に見える物がステアリングロッドであるが、こち らもまだ交換をしておらず今回もそのまま利用したが、この部分に も稼動部がありゴム製のカバーが取り付けてある事もある為に次回 の車検・点検時にでも交換する事にする。
 特にエンジンルーム側にある部分が上図の様にタイヤハウスの奥 ばった所にある割には、下図の様にゴム製のブーツにはヒビが多く あり、この感じではドライブシャフトのゴムブーツよりもヒビが多 く感じられた為に、間違いなく次回は交換した方が良さそうである 。
 この様に、細部に渡りチェックする事で予想していない部分が意 外と交換時期となっている事が多く、もしもブーツだけの交換で安 く仕上げたい場合には、なお更早期発見に努めないとアッセンブリ ー交換となってしまう為に、日頃から注意して観察しておく必要が あるだろう。


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