◆フロントナックルについて 下図はフロントのナックルを内側(裏側)から見た所で、これ は以前 PCD100化 の際に調査用にオークションで入手したHA11アルトワークス のフロントナックルであるが、ホイールセンサーが無い事を除い てはほぼ同形状である。 そしてその中心には左下図の様にドライブシャフトが通る穴が 開いており、この部分には右下図の様にハブベアリングが圧入さ れている為に、今回はまとめて全て交換する事にした。 ◆交換部品について 以下にはフロントナックルとその取り付けに必要なネジ類も全 てリストに載せてみた。 ネジ類は再利用される事が多いと思われるが、せっかく交換す るのであれば錆び等の問題や着脱時のねじれ等も考慮し、全て新 品部品に交換した方が良いだろう。
◆ホイールセンサーについて キャブレター式のエンジンを除き、コンピュータ制御されている A/T全車又は4WD車とSR系の車両では、必ずフロントナック ルにホイールセンサーが取り付けられている。 センサーは下図の様にナックルにセンサーを取り付けられる部分 があり、ABSや4WD車ではフロントの左右とリアに付いており 、2WD車では助手席側だけにセンサーが付いている。 またネジ類に関しても錆が発生している可能性がある為に、以下 の様にセンサー1つに2個のボルトもまとめて購入しておくとよい だろう。
◆交換について 下図がナックルをはじめとしてドライブシャフト等を全て交換 し終えた後の画像である。 各部品は取り付ける前に全て塗装してもらった為に黒く綺麗で 、下回り用の塗装の為にある程度の年数は錆等も防げる様になる だろう。 またブレーキローターも黒く見えるが、ブレーキパッドが当た る面は光の加減で黒く見えるが、ハブが多い被せられている部分 はホルツ製のサビチェンジャーを使用している。 やはりブレーキローターは錆びやすく、直ぐに赤茶っぽくなっ てしまう事からこの、春・冬時期のタイヤ交換時には必ずサビチ ェンジャーを塗る様にしており赤錆発生を極力防止した結果、ブ レーキローター外周は熱くなる為か毎回塗らないと赤くなるのに 対し、ハブ部分の中央付近は2年で4回ほど繰り返し塗布した結 果、塗らなくとも図の様に黒い状態を維持する様になった。 その際には錆チェンジャー等を使用してから塗装しても良いが 、全く錆が無いと錆チェンジャーが効かない事もあり、最初は塗 装だけしてみて様子を見ると良いだろう。 センサーは防水されておりケーブルは可動ケーブルを使用され ているのだろうが、やはり断線や故障が起きないと言う保障は無 く、定期交換部品と言う訳でも無い為に今回の様にナックルを交 換する事を機会に交換してみた。 また右図の様にハブの固定用ナットも、回り止めとしてドライ ブシャフトにある凹溝につぶしてある事からも、当然ではあるが 新品のナットを使用して組み付けてある。 メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る オーバーホールメニューに戻る 第六段メニューに戻る 交換メニューに戻る |