現状の状態を調べる ◆右ドアについて 外装から見て一番ひどいのが右側のドアで、多少車から離れて も錆びた状態がわかるほどで、左下図を見てもわかる様にリアタ イヤ上からは極端な塗装の変色段差がわかる。 その裏側から見ると右上図の様に多少裏側にも錆が見え、表側 から錆が回り込みつつも板金の折り返し接合部分の為に何とか錆 を免れている様な状態である。 この部分には樹脂製のドアモールが貼り付けてある為に表から 見ると左上図の様な感じで済んでいるが、この部分を裏側から見 ると右上図の様にかなりの範囲で欠落している。 上図では錆びた金属が雨等で流れ落ちて付着する事で、塗装表 面から錆が発生してしまい、左上図はまさに一番ひどい部分から 流れ落ちた錆びによる物で発生した物と思われる。 更に右上図はドアの中心部分に当たる車体側であるが、ここで は画像を用意し忘れたがドアの下部にある折り返し接合部分はほ とんどが錆びているが、おそらくドアの前後と中心にある水抜き 穴から出た錆が丁度この辺に出てくるものと思われる。 ◆左ドアについて ドアの板金構造が同じな為か右ドアだけでなく下図の様に左ド アにも似た様な部分に錆ができており、右ドアよりはひどくはな いもののそれなりに大きく錆びている。 表面だけを錆び落としをして再塗装したとしても、おそらく塗 装面から見てもここまで錆びていると言う事は、内部はさびだら けになっている事は内部を見るまでもないだろう。 そして左ドア下部の右上図の部分にも錆が発生している。 幸いにも左上図の錆びの上には乗り下りの際に靴等でひっかい た傷跡が白く見えていると思うが、この様な所から錆び易いのだ が今回はドアのゴムパッキン内部の位置になっていると言う事も あった為か何とか錆びずに無事な様である。 しかし、ドアの作りが安いのか構造上の問題なのか、右上図の 様に奥側に見えるドア側の板金折り返し部分には薄っすらと錆が 見え、ドアは新車のうちに内側からの錆び止め処理が必要なのか もしれず、今回も新品ドアを用意して内側からの錆び止め処理を してから使用する事にする。 ◆リアゲートについて 次にひどいのが左下図にあるリアゲートで、特に上部と中央に あるスポイラー周辺からは多数錆が発生してしまっており、右下 図の様にリアワイパーもひどい状態になっている。 この部分に関しては同じ様に10年で3.5万キロ走行したセ ルボモードも同様にゴムはかなりの変色が見られた事から、どう してもこの部分はこの様な状況になってしまうのだろう。 特にリアは走行時の巻き上げた水しぶきがかかる程度で、フロ ントから比べれば条件的には良いはずだが、屋外駐車の為に年中 雨にさらされていた事から走行時よりも駐車時にタレ流れた雨水 が原因で錆が発生した物なのだろう。 パーツリスト等を見ても上部4箇所の固定となっている為に、 水や汚れがタレ落ちやすい部分にできた錆と思われるが、板金と 樹脂の隙間が乾き難いだけなのだろうか? ◆リアゲートを開けてみる リアゲートを開けてみると樹脂製のトレイではなくオプション だったと思われるトレイが取り付けてあり、その上には空気清浄 機なのかサブウーハにしては小さい様な物が置いてある。 その下にはレカロ純正のベースフレームも付けてくれた用だが 、シートを交換するか張り替えるかはまだ未定で、後からも触れ るがシートは意外とサポート性が良い事から、座面の補強と張替 えを中心として考え、金額的に高価な場合にはシート毎レカロや ブリッド等に交換する様にする。 その両端にあるヒンジ部分の中間にある板金にも錆びは無く、 この部分に関しては塗装自体も綺麗でドアやルーフの塗装よりも 全然綺麗である為に補修の必要は無い様である。 その中でも特にリアバンパー上部に位置するバックパネル下部 が右上図で、丁度バックパネルの塗装関係の水抜き穴が見えるが 、その部分よりもやはり板金の折り返し部分に関しての錆が多く 見られ、ドアも同様に元々の板金塗装処理に問題があるのかも知 れない。 ◆ボンネットについて ボンネットは錆がひどかったらしく今年の2月にオークション により購入して交換したとの事であるが、下図の様に黒いボンネ ットが取り付けてあった。 しかし、それでも右下図の様に白く斑に塗装が焼けてしまって おり、とりあえず錆びはないものの良くない状態で、板金屋さん の話しではルーフの白っぱげた状態よりも悪い様である。 ただ、ボンネットの手前に取り付けてあるハズのスポンジが剥 がされている。 ◆ルーフについて ルーフについては錆びは無いものの塗装面はひどい状態で、何 故か右下図の様にルーフのつなぎ目を保護する金属入り樹脂製の ルーフガイドが破損するほど変形してしまっている。 これは夏の炎天下に長時間放置し続けた為なのだろうが、ここ まで破損してしまうものかとと言う状態で、ボンネットは交換す るほどだった事を考えるとこちらも不幸中の幸いである。 塗装の状態も右下図を見てもらってもわかる様に、艶消し赤と 言うよりは白っぽい粉を付けた様な感じになっており、よく果樹 畑等で消毒をかぶった軽トラの様な状態に近いかも知れない。 こちらはフロントガラスを取り外さないと念入りな処置ができ 無い為に、丁度良くフロントガラス周囲のパッキン等も新品に交 換する必要があるだろう。 ◆エンブレム・ステッカーについて リアには左下図の様にスズキアルトのステッカーが貼られてい るが、これは同じこの位置に塗装後に新品を貼り直してもらうが 、右側にある右下図のエンブレムは使用しない事にする。 これは右図の様に新品を交換すれば私の乗り方ではプラスチッ クメッキが剥がれる事は無いにしても、洗車の度にこの凹凸のあ るエンブレムではどうしても汚れが残る部分がある。 その為に立体的なエンブレムは高級感はあるものの、手入れを 考えるとこのワークスのエンブレムは廃止して、再塗装後には取 り付けない様にする。 その為に左右のドアからもこのRS−Zのステッカーは廃止し 、ひの代わりにこのRS−Zステッカーは右上図のワークスのエ ンブレムが貼られている部分に貼り付ける事にする。 左上図のアルトステッカーを剥がしてしまうのもワザとらしい 為にそのまま貼り付けるが、左右のバランスを考えるとドアに貼 り付けてあるRS−Zステッカーが丁度良い。 その為に、このタイプはフロントバンパーとは別にフロントグ リルだけが分離している構造の為に、迷わずフロントグリルとス ズキのエンブレムは新品で交換する事にする。 ◆エンジンルームについて 距離数も25万キロ近くと言う事もあるが、エンジンの汚れよ りもエンジンルーム内の板金の汚れが目立ち、ドス黒い感じの赤 になっており茶色に近い様な感じもある。 この様な事も考えるとやはりエンジンを下ろしてエンジンルー ム内も塗装してもらった方が良く、どうせ塗装するのであればメ ーカーが行っている様な粗い塗装ではなく、ボディ表面に行うの と同じ様な塗装処理を行ってもらう事にする。 そして残念ながらこのタイプのアルトワークスにはダイレクト イグニッションシステムは搭載されておらず、左上図の様にプラ グコードにディストリビュータと言うタイプである。 プラグコードには以前のユーザーが交換したと思われるNGK 製のプラグコードが取り付けてあるが、今回か次回はプラグと共 に永井電子製の抵抗ワイヤーで無いタイプに交換する。 エンジンは冷却水が漏れると言う事からも、やはり右上図の様 にエンジン外部へも水・油のニジミがひどく、本格的に稼動させ る前には早めにエンジンの分解整備をする必要がある。 何れはセルボモードと同様にエナペタル特注のダンパーと共に 足回りのパーツは全て純正部品と交換するが、その際にはまたス トラットタワーバーを取り付けるとバッテリーの端子を逆向きに する必要が出てくる為に、現在の19B20Lを19B20Rの 新品に交換する事にする。 この内容は別ページにある バッテリーの交換 で紹介している為に参考にして欲しい。 また、以外に錆が無いと思われたエンジンルームだったが、以 外にも右上図のストラット部分に、ブラケットの裏側やフェンダ ー側の隠れた部分に錆が見つかってしまった。 そしてもう一つが右上図の様にボンネットフードを立てかけて おく支え棒を固定しておく樹脂製の受けの下にあり、こちらも前 後関係を見てみると板金のつなぎ目の様である。 この様な事を考えるとやはりエンジンを下ろしてしっかりとエ ンジンルーム内も錆処理と錆止めを行った上で、外装と同じ様に しっかりと綺麗な塗装を行った方が良いだろう。 ◆その他について その他の部分にもあちこちと傷や錆に塗装剥がれがあり、左下 図の様にバンパーには擦れた部分が多々あり、特にシルバーの上 に赤い塗装が塗られていた為に、赤い部分が剥がれてしまうと下 地のシルバーが目立ってしまう。 そしてリアフェンダー部分にも左右で大小はあれど右下図の様 な錆があり、こちらは交換するには切断して溶接となってしまう 事から、できる限り錆落としと錆処理で済ませる。 そして右下図の様にリアバンパーにあるダクト部分からは錆が 流れ落ちた後があり、バンパー取付金具にも錆が来ているかどう かだが、こちらはバンパーを取り外してからの確認となる。 そんな事からおそらく傷と言っても下地までは達しておらず、 表面の赤い部分の塗装だけが上手く剥がれた為に錆びるまでに至 らなかったのだろう。 ◆室内について 室内に関してはダッシュボードやドアの内張りにホコリは当然 だが結構擦り傷が多く、ダッシュボードまで交換するかどうかだ が、ドアの内張りは交換した方が良い様な感じである。 これらは以前別ページで紹介しているGT−Rの シート関連 のリアシート張り替えでお世話になった所に聞いてみるが、意外 と良い生地がある為に楽しみである。 また、その下にある車両全体をカバーしているシートも汚れて いる為に、これらも天井と一緒に純正部品で新品を用意して交換 する事にする。 また、穴の開いたフロアーカーペットは全て交換するが、こち らはカーショップやホームセンターで良く見かける滑り止め付き の自動車用を用意し、型紙を作って切り取り自作する事にする。 余談であるが、今回のアルトワークスにはシフトレバーの前に オプションのコンソールボックスが付いておらず、ETCやオー ディオ関係の取り付けによっては便利な為に、オークション等を 調べてみてオプションのコンソールボックスを探すと共に、この オプションコンソールに取り付けられるDINサイズのオーディ オ取付金具も探してみる事にする。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車 ⇒ アルトワークス ⇒ 廃車 |