エンジンオイル交換に使用したオイルやフィルター ◆エンジンオイルについて エンジンオイルには右図の様な BP製 の VervisRacing (10W−50) を使用している。 エンジンオイルについてはどれを選ぶかは色々とあるだろうが、15W−50 等とWが付く方が低温粘度表示で当然少なくなると粘度が柔らかくエンジンへの 負担も少なくなる。 この低温粘度が大きくなると硬くなりエンジンへの負担が大きくなり、特に冬 場には硬く暖気しないで走行するとエンジンにはかなりの抵抗になるだろう。 また、Wの後の方が高温粘度を示すもので低温粘度と高温粘度の差があまり大 きい物では添加剤が多く使用され使用環境によっては極端に性能低下を引き起こ す為に好ましくないだろう。 レガシー純正では5W−30を使用している様であるが、壊れはせずとも夏場 ではチョッと心配な所である。 オイルで気になったのはR33のGT−Rを乗った時であるが、夏場の熱い時 に登坂車線を3速で追い越しを終えた後に後付けの油温計を見ると軽く130度 を超えてしまっており、純正オイルは7.5W−30と言う事の為に本当に大丈 夫かと思う所であった。 GT−Rは既に10W−50のオイルに交換してはあったものの、その後すぐ にオイルクーラーを取り付けた結果、夏場でも110度になる事はなかった。 レガシー自体はどれだけ油温が上がるのかは定かでないが、GT−Rもオイル 交換のたびにオイルエレメントも交換している為に4.2gのオイルが必要とな り、毎回4g+1g缶を購入しオイルが余っていた為にレガシーにも同じオイル を使用し、レガシーは4.5gの為に丁度良い。 たぶんレガシーの場合にはGT−Rの様な温度上昇は無いと思われ、添加剤の 劣化も考えると10W−40ぐらいでも大丈夫であると思われるが、しっかり暖 気すれば冬場でも10W−50でも大丈夫であろう。 また、50を使用するとインテークマニホールドにオイルが溜まると言う話も ある様だが、特に0W−50や5W−50だとなお更で15W−50の方が良い との話もあるが、夏場はそれでも良いだろうが冬場の雪が降る地方では10W− 50ぐらいにはしたい所である。 しかしこの10W−50は以外に種類が少なく、夏場は15W−50を使用し て冬場は10W−40等を入れ替えて使用する方が経済的にもエンジンの負担や オイルの酸化による劣化を考えても良いのかも知れない。 ◆オイルフィルタとレンチについて オイルフィルタに関しては整備書上では1万キロ毎の交換を推奨しているが、 こちらも頻繁にオイル交換を必要とした場合には早めの交換が望ましいだろう。 また、オイルフィルタの交換時にはオイルフィルタのレンチが必要となり、純 正でも取り寄せる事は可能であるがたぶん高価な為にホームセンターやカーショ ップ等で扱っている千円前後の物でも十分であろう。 今回は右図の様なオイルフィルタレンチを使用したが、これは以前購入した R33型GT−R用のオイルフィルタレンチ で、オイルフィルタの頭部に合わせてみるとピッタリだった為に今回はレガシー 用としては購入しなかった。 購入の際には純正部品としては以下の名称と型式で最寄のディーラで注文でき るだろう。
その際にはオイルフィルタが半額と言う時があり、そのような場合に購入 しておけば社外品を購入するよりかなり安価に入手できるだろう。 しかし、ディーラによって違う為にいつどんな製品を特売としているかは 不明な為に、見つけたならばまとめ買いしておくと良いだろう。 ◆ドレンプラグについて オイルを抜く際にはオイルパンに付いているドレンボルトを抜き取って行 うが、取り付けの際には毎回新品と交換した方が良いだろう。 これはパッキン部分がつぶれて締め付けられている為に、再利用すると変 形した部分に隙間ができてオイルが漏れる場合があり、価格もそれほどする 部品でもない為にオイルが漏れてエンジンが壊れてからでは遅いだろう。 今回は納車の際に注文するのを忘れて、ホームセンターやカーショップ等 に置いてある製品を利用したが、右図の様なPIAAフィルター製のB−6 0を使用した。 このメーカー以外にもボルトサイズが20mm×1.5の物であれば取り 付けが可能で、パッキンだけも販売されている為にできるだけ新品と交換す る事をお奨めする。 スバル純正部品では以下の様にボルトとガスケットが別々に販売されてい る為に以下の物を注文すればよく、オイルエレメントとセットで毎回注文す るのも良いだろう。
◆ジャッキアップについて レガシーのオイルエレメントやドレンプラグは車体の下側にあり、更にアン ダーカバーを取り外さないと取り外せない様になっている。 その為にジャッキアップして作業をする事になるが、その際には純正のパン タジャッキではなく油圧式のガレージジャッキ等を使用した方が楽に車両を持 ち上げられる。 しかしガレージジャッキの持ち上げる部分をそのまま利用すると車両のジャ ッキアップポイントにある板金が曲がってしまう。 そんな時には上図の『スペースブロック』なる物を利用すると便利で、ガレ ージジャッキの先端に取り付けるだけでパンタジャッキと同様にジャッキアッ プポイントにある板金の折り返し部分を逃げてくれる様になる。 このスペースブロックの裏側は左図の様にガレージジャッキの先端に合う様 に丸い凹みが付いており、この部分にあわせると右図の様に丁度良く取り付け る事ができる。 また、ガレージジャッキの先端にある丸い皿には良く見ると四方に突起部分 があり、これをスペースブロックの4箇所の逃がし部分と合わせれば良く、右 図の様にピッタリと収まるがガレージジャッキのメーカーによっては上手く取 り付けられない物もある為に注意が必要である。 なっている。 後はスペースブロックの溝の部分を左図の様にして車両の下側にあるジャッ キアップポイントを挟むだけで良い。 これを利用する事で材質が樹脂製の為に車体側に傷を付ける事無く車を安定 して持ち上げる事ができる様になる。 また右図の様な油圧式のパンタジャッキも良いが、購入直後にGT−Rのフ ロントを1度持ち上げたらオイル漏れを起こしてしまい、結局1度も使わずに して壊れてしまった為にあまりお奨めできない。 メインに戻る 車両関係に戻る レガシー詳細に戻る オイル交換詳細に戻る |