フォグランプスイッチの取り外し ◆スイッチの引き出し 今回はメーターパネル右下にあるフォグランプ用スイッチを利用してオート ライトを動作させるように配線を変更する為に、まずこのフォグランプスイッ チをパネルから取り外しておきスイッチの配線を変更し易い様にしておく必要 がある。 このフォグランプスイッチをパネルから取り外す際には別ページで説明して いる 【カバーロアDの取り外し】 を参考にしてメーターパネル下部にあるアンダーダッシュカバーを取り外して おく必要があるだろう。 その方がスイッチを抜き取り易いだけでなく、スイッチのハーネスを下側に 出した方がハーネスを長く引き出す事ができ作業効率がよい。 スイッチはパネルから飛び出している量が少ない為にそのまま引き抜くのは 不可能で、マイナスドライバー等で無理にこじ開けようとするとパネルに傷を 付けるだけで最悪の場合はスイッチの頭を破損しかねない為に必ずアンダーダ ッシュのカバーを取り外しておく様にする。 このフォグランプスイッチは左図の様にスイッチ下部より手を入れて、スイ ッチの後ろ側を押し出す様にするとスイッチ自体が抜け出て来る様になり、ス イッチ自体の固定がそれほどしっかりした物でない為に、スイッチの裏側を押 し出すだけで容易にスイッチが抜けるだろう。 スイッチはアンダーダッシュからどれだけ手を押し込められるかで、そう無 理に押し込まなくともある程度スイッチが飛び出てきたら正面からスイッチの つまみを引っ張れば簡単に取り外す事ができるだろう。 その際にはスイッチの頭を無理に引っ張らないで、スイッチの本体が見えて きたら本体の方を引き抜く様にする。 このスイッチのつまみを無理に引っ張るとつまみだけが取れてしまう場合が あり外れてしまってもはめ直せば元に戻るが、斜めに引っ張ったりするとスイ ッチの根元が割れてしまう可能性もある。 もしもスイッチを破損してしまった場合には、以下の型式で最寄のディーラ に注文すればスイッチ本体とつまみをセットで購入できるであろう。 #83001 AE000 ¥2,700 ◆コネクターの取り外し スイッチをパネルから引き出すと最終的には右図の様なくらいまで引き出せ る長さのハーネスになっているのがわかる。 但し、車両によっては内部ハーネスの結束が異なっている場合があると右図 の様に引き出せない場合があるかも知れない為に、ある程度引っ張ってみてど うしても引き出せない場合にはペダル側に頭を突っ込んでスイッチの裏側を見 てみるとよい。 もしも結束されていてフォグランプスイッチが引き出せない場合には一旦そ の結束部分を取り外し、フォグランプスイッチが十分引き出せる様にしてから 再び取り外した結束部分を結束し直しておくと良いだろう。 スイッチを引き出して後ろ側を見ると左図の様にコネクター式になっている のがわかり、スイッチを付けたままで作業するとスイッチが邪魔になり線材に も負担がかかるために取り外しておいた方が良いだろう。 このコネクターは左図の様に見ると下側の中心に突起部分が見えると思うが 、コネクターをスイッチから抜き取る場合にはこの突起部分を左図で下側の方 向から押しながらコネクターを手前方向に引き抜くと外れる様になっている為 に、この突起部分を押さずに無理やり引き抜こうとするとスイッチだけでなく コネクターまでもが破損する可能性がある。 その為にコネクターを取り外す際にはこの突起を十分押し付けたままで引き 抜く様にする。 コネクターを取り外すと右図の様になり、スイッチの後ろ部分がそのままコ ネクターになっており、スイッチ本体は別の安全な場所に保管しておきこのコ ネクター部分のピンを曲げない様にする。 スイッチから取り外したコネクター側のハーネスは、これから切断してオー トライトとの配線を接続する為に加工するが、この位置でも加工できなくない がこの場所で作業するとパネル面が近い為にハーネスを加工している際に傷が 付き易いだろう。 その為に次で説明する方法でハーネスを加工した方が良いだろう。 ◆ハーネスの引き出し スイッチから取り外したコネクターを取り外したスイッチの取り付け穴に再 度押し込んでやり、パネルの裏側に再度手を入れてコネクターを裏側から引き 出す様にする。 そして右図の様にその引き出したコネクターを足元側の下の方に引き出すと 先程のスイッチ取り付け穴から引き出した時より若干長く引き出せる様になる。 この状態であればハーネスの加工時にパネル等に傷を付ける事も無く、電気 回路図等も足元のフロアーカーペット上やシート上等の見易い位置に置いて作 業ができるようになる。 このフォグランプスイッチにはエンジンキーを切っておけば電源が供給され る事は無いが、万が一を考えるとバッテリーのマイナス端子を取り外しておい た方が良いだろう。 また、時計などがクリアーされるのが困りバッテリー端子を外したくない場 合には、絶対に線材を切断する際には1本づつ切断するようにし、線材を切断 して線材の被服をストリップした後には絶対に他の部分に接触しない様に注意 する必要がある。 特に、圧着ペンチやストリッパー等の工具を使用する際には、工具を通して 板金などとショートしない様に十分注意して作業するようにする。 メインに戻る 車両関係に戻る レガシー詳細に戻る オートライト詳細に戻る |