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サンヨーテクニカ製 リモコンエンジンスタータ RS−601
アンテナ線の引きまわし

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◆フロントピラへの配線準備
cover.jpg  よくレーダー探知機をサンバイザーに取り付けて電源ケーブルをピラ部分の 隙間に押し込めてはあるものの、どうしても線材が飛び出てしまい見えてしま う事があるだろう。
 本格的に取り外して配線する人もあまり多くなく、ましてやレーダー探知機 だけとなると間に合わせで配線している物をよく見かける。
 今回のBH5レガシーではここで取り付けたリモコンエンジンスタータのア ンテナの他に、レーダー探知機用の電源ケーブルとナビ用の音声認識マイク等 の配線を行う為にピラ内部を配線する事にした。
plr-ot.jpg  フロントピラ部分はほとんどの車がワンタッチ式のピンで固定されているだ けで、右上図の様にピン位置に手を差し込み引き抜くと外れて来る様になって いるが、恐る恐るゆっくり引き上げるとピンが変形してしまう恐れがある為に 一気に引き上げる様にし、一気と言ってもむやみやたらに引っ張ってしまって はピラ自体が割れてしまう可能性がある。
 その為に引き上げはピンの外れる2〜3cmぐらいを一気に浮かすのがコツ で、それでもピンがピラカバーから外れてしまい車両側に残ってしまう場合が あるが、その際にはラジペン等を使用し変形させない様にクリップを取り外し ピラカバーのクリップを取り付ける位置に戻しておく様にする。
fp-prtct.jpg  ピラカバーを取り外すと左上図の様になり、内部には配線を通すには十分な スペースがあり、既に室内灯か何かの配線が固定されており黄色いクリップで 線材が固定されているのがわかる。
 これから追加して配線する本数もそれほど多くない為に、この純正のケーブ ルクランプをそのまま利用して固定する様にするが、車種によっては全く配線 されていない場合がある。
 その際には両面テープ式のコンベックスベース等を貼り付けてインシュロッ クタイ等で固定する様にする。
 また、線材をピラ部分からダッシュボード内へ取り込む場合には、右図の様 にピラ部分の保護カバーを取り外しておくと作業しやすく、これはただ単に引 っ張れば取り外れる様になっている。
 また、配線自体をダッシュボード内で行う為にも別ページで紹介した 『カバーロアDの取り外し』 を参考にして、ステアリング下部のアンダーカバーを取り外しておく必要があ る。


◆フロントピラ内への配線・結束
wiring.jpg  今回リモコンエンジンスタータのアンテナを取り付けたフロントガラス上部 中央からは、天井のカバーの隙間を利用して線材を押し込んでおく様にするが 、やはりここも線材が飛び出して来る可能性がある為にコンベックスベース等 の大きな物でなく、よく製品に付属してくる折り曲げ式や樹脂製の小型のケー ブルクランプを使用して、天井カバーの中に貼り付けて線材を固定しておくと 良いだろう。
 そしてピラ部分まで線材を引き回したならば、あとは右図の様にピラ内部に 線材を引き回すが、線材は純正の配線にインシュロックタイ等を使用して結束 しピラ内部で線材がブラブラしないようにしておく必要がある。
clump.jpg  線材の結束間隔は短い方がよく、間隔が長くなればなる程振動でブラブラし てしまう為に結束した部分にだけ負担がかかったりする。
 できれば結束の際には左図の様にケーブルクランプの周辺で結束できる様な 間隔で結束し、なるべく固定されている部分で多く結束して線材が振動しない 様に結束すると良いだろう。
 また、線材を結束する際にはできれば左図の様にケーブルクランプの内側に なるようにし、ピラカバーを取り付けた際にケーブル自体がはさまれたり押さ れたりしない様にする必要がある。
dsh-bd.jpg  このBH5レガシーではピラカバー内のスペースが十分にある為にまず線材 が押される事は無いと思うが、できるのであれば安全を考慮し全てケーブルク ランプ内に収まる様にした方がよいだろう。
 ピラ部分を下ろした線材は右図の様にピラカバーを取り外したダッシュボー ド部分の隙間から入れる様にする。
 その際には右図手前に見えるピラの角を保護するプロテクターを取り外して おくと、ダッシュボードの真横からの作業がし易くなる。
 これらの方法で線材を取り込む事により、一切線材が見える部分に出る事無 くダッシュボード内部に取り込める様になる。


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