専用ハーネスによる配線 ◆車種別専用ハーネス リモコンエンジンスタータやターボタイマー等ではキーシリンダースイッチへの 配線として車種別の専用ハーネスが販売されている。 価格的には1〜2千円前後だが、取り付ける車種によってはアダプター等も必要 になるが、純正ハーネスに噛み込んで取り付ける場合には接触不良が起こり易く、 最悪の場合には純正の配線を切断してしまう可能性もあり、それらを考えると多少 高価でも確実で安全な為に後々のトラブル発生を防ぐためにも車種別専用ハーネス を購入して利用した方が良いだろう。 今回のBH5レガシーではリモコンエンジンスタータと同じメーカーであるサン ヨーテクニカ製のST−048を使用している。 この車種別専用ハーネスは同じ車種でもグレードやシリーズが違っていると同じ 種類のハーネスが利用できない事もあり、購入の際には最寄りのホームセンターか カーショップに備え付けの一覧表を参考にして購入して頂きたい。 また、どうしても希望する車種が載っていない場合には、サンヨーテクニカに直 接連絡すれば教えてもらえるであろう。 今回はリモコンエンジンスタータの他にターボタイマーも装着しており、そちら でも車種別専用ハーネスを使用するのだが購入したお店で専用品を置いておらず、 コネクターの形状とピン配置までもが同じだった為にサンヨーテクニカ製の同じS T−048を使用した。 その為に右図の様に同じハーネスを2つ直列にして利用しているが、この様にリ モコンエンジンスタータやターボタイマーではメーカーが違っていても合う場合が 多く、これまで取り付けてきた物ではサンヨーテクニカ,HKS,FET(極東) ,APEXi等が同じハーネスで使える様であるが、今後も同じとは限らない為に 購入の際にはコネクター形状だけでも確認すると良いだろう。 コネクターだけでも合えば車両側はどのメーカーのハーネスも同じである為に、 リモコンエンジンスタータやターボタイマー側に取り付けるコネクターのピンを入 れ替えれば利用できる。 ◆キーシリンダースイッチへの取り付け 車種別専用ハーネスをキーシリンダースイッチのコネクターに取り付ける際には 事前にコネクターの位置を調べてあれば早いが、ほとんどの車両がステアリングコ ラムの下にあるのに対してホンダのレジェンドの様にアクセルペダルの右側付近に ある車両もある様である。 今回取り付けたBH5レガシーではステアリング付近にあるが、ステアリングコ ラムカバーまで取り外さなくともキーシリンダースイッチのコネクターが見える様 になっている。 しかしアンダーカバーの取り外しは必要で、別ページにある 『カバーロアDの取り外し』 を参考にしてカバーを取り外しておく必要がある。 このBH5レガシーでは右上図の様に4Pコネクターとすごくシンプルで、普通 のリレーハーネスで使用する様なコネクターとなっている。 右上図の様に4Pの青いコネクターをオス・メスとに取り外しておきそこに今回 購入してきた車種別専用ハーネスを接続するが、このキーシリンダースイッチの間 に2本のハーネスを追加する為に接続後は左図の様にかなりの長さになってしまう 。 その為に車種別ハーネスを取り付け後は適度な長さに丸めてしまい、何ヶ所かを インシュロックタイ等で車両側のハーネスに固定してしまう様にし、振動等でバタ ついてコネクターの接触不良や断線等を起こさない様にする。 線材の結束はあまりきつ過ぎると外皮を痛めるが、結束個所はやり過ぎと思える ほど処理したぐらいが丁度良いかもしれない。 結束の際にはただむやみに結束せず、コネクター付近は線材が結束により引っ張 られたりする為に、常に線材への負担と振動による動きを考えて行う様にする。 結束後は左上図の様にリモコンエンジンスタータやターボタイマーに接続するコ ネクター部分だけを接続しやすい場所に出しておき、オーディオの電源配線キット 等を使用する場合には結束前に車種別専用ハーネスに線材を噛み込んで分岐した方 が純正のハーネスを傷付けずに済む為に、電源配線キット等を使用しない場合でも レーダー探知機等の他の電源としても利用できる事からここで処理しておいた方が 良いだろう。 また、線材を噛み込むと接触不良の原因になると言う事は先でも書いたが、左上 図の様に車種別専用ハーネスでは製品側のコネクターが一般市販の3Pが使用され ている為に、もう1本専用ハーネスを購入して3Pコネクターで電源を引き出すか 、3Pコネクターのオス・メスでリモコンエンジンスタータやターボタイマーの間 に中継兼分岐コネクターを作ると言う方法もあるだろう。 メインに戻る 車両関係に戻る レガシー詳細に戻る RS-601詳細に戻る |