コネクターについて


◆正面について
 下図がViP−STの正面であるが、正面部分にはほとんど何も 無く、液晶表示器が取り付けられている上フタの中央部分にはカバ ーロックを解除する為のレバーが配置されている。
 このレバーは通常下図の様に左側に寄っているが、カバーを開け る際には右に寄せたままで持ち上げる様にするのだが、本体が軽い 性かまだ新しく開閉のヒンジ部分が硬い性か、カバーを開ける際に は上部を持ち上げると同時に下部を手で押さえておかないと一緒に 持ち上がってきてしまう為に、カバーの開閉はチョッと面倒である 。
 おそらくこれは、開閉しているうちにヒンジ部分が若干軽くなる と思われ、そうすれば現在の様に下部を押さえたままでなくとも開 く様にはなるだろう。
 そしてよく見ないと見落としてしまうかも知れないが、正面下部 には下図の様に無線LANのON/OFFスイッチが取り付けられ ている。
 これは下図でもわかるかも知れないが、文字の色が薄い事とスイ ッチが全く突起していない為と、薄い本体の下部に取り付けてある 為に見逃してしまうだろう。
 同様に正面左側にも同程度の四角い物が見えるが、こちらは何も 取り付けられておらず、ケースが共用となっている為か拡張用とし て何かでは使用されるのかも知れない。

◆右側面について
 下図は本体の右側面にあたる部分だが、このノート型PCではこ ちらの面にコネクター関係の9割以上が実装されている。
 しかし、マウスを右側で使用する人であれば本体右側からケーブ ル等を引き出すのは邪魔になり易く、どちらかというと左側から出 してもらった方が良い感じがした。
 考え方によっては、右側にはマウススペースを確保した他に左側 にはコネクター関係の接続による突起を避ける為のスペースを確保 しなければならないとなると、使用スペースの幅が広く必要となっ てしまう事から、今回の様に右側に寄せればこちら側だけスペース を確保すればより小さい面積で作業ができると言った事も言えるだ ろう。
 右側面にあるコネクター関係を手前側から見ていくと、まずは下 図の様な【PUSH】と書かれた四角い物が見えるが、これは拡張 カードの挿し込み口となっている。
 この【PUSH】と書かれている部分を押してみると下図の様に 四角い部分が飛び出してくるが、カードを全て取り出す為にはここ からは手で引き抜く必要がある。
 以前はPCMCIAカードやカードバス方式等がほとんどであっ たが、最近ではExpressCardと呼ばれている様であるの だが、周辺機器を接続するとなると最近はほとんどがUSBタイプ の為に、おそらくこの拡張カードスロットを使用しているユーザー はいないのではないかと思われる。
 その拡張カードスロットの隣を見てみると下部の様なUSBコネ クターが付いており、今では普通となった480MbpsのUSB 2.0対応となっている様である。
 こちらは右側にある為に右利きの人のマウス用として利用できる が、USBコネクターが飛び出て邪魔になる場合には左側にもUS Bコネクターが付いている為に、USB延長ケーブルを使用してマ ウスを接続しても良いだろう。
 しかし、USB2.0規格では延長等の中継を認めていない事か ら誤動作してもしょうがないが、今までも延長・中継等を行って使 用しているが全く問題ないだろう。
 更にUSBコネクターの隣には下図左側の様なUSBコネクター の半分ほどのコネクターが付いているが、これはIEEE1394 /1394a用のコネクターである。
 このインターフェイスはDVカメラ等でよく使われている物であ るが、DVカメラにこのDV端子が付いていればケーブルを用意す るだけで簡単に動画を取り込める様になる。
 このIEEE1394コネクターの隣には上図中央の様な大きな 挿し込み口があるが、これはデジカメやオーディオプレーヤ等で使 用されているメモリーカードのカードリーダーとなっている。
 このカードリーダーは4−in−1となっており、直接使用でき るカードはSDカード・MS/MS Proカード・MMCカード となっている様である。
 その為に、最近携帯電話等で多く使用されているmicroSD カードやminiSDカードを使用する為には、別ページの メモリーカードについて でも紹介している様なカードアダプターを使用し、一旦SDカード サイズに変換してから挿し込む必要があるだろう。
 また、以前のデジカメ等ではスマートメディアやコンパクトフラ ッシュと言ったメモリーカードを使用している物もあるが、これら のメモリーカードを読み込む場合にはこのスロットは使用できず、 更にExpressCard用のアダプターも無いと思われる事か ら、USBタイプの30メディア対応カードリーダーでも2千円台 で購入できる事からも、こちらを利用する事をお薦めする。
 メモリーカードリーダー用ソケットの隣には上図の様な四角い周 囲がシールドされたコネクターがあるが、これはRJ−45のLA Nコネクターとなっている。
 その為に無線LANだけでなく有線のLANにも対応しており、 10/100/1000BASE対応の為に、多くの新旧HUBや ネットワーク機器に対応できるだろう。
 一番奥には上図の様に黄色く丸いコネクターと、その隣には四角 い多ピンのコネクターが取り付けられているが、黄色いコネクター は民生用のビデオ機器でよく見かけるS−Videoコネクターで 、白いコネクターはPC用で普及しているDVI−Iコネクターで ある。
 以前まではビデオ端子はコンポジットのRCA端子や、外部ディ スプレィコネクターはミニD−Subコネクターが多かったが、こ の様にS端子やDVI端子が付けられたPCも多くなってきている 。

◆左側面について
 左側面は下図の様になっており、その半分以上がCD/DVDド ライブが占めている。
 そのCD/DVDドライブを開けてみると下図の様になり、どの ノート型PCでも同じなのだが、ピックアップ部分が全て飛び出し てくるタイプが使用されている。
 今回のViP−STではCD/CD−R/CD−RWやDVDも DVD±R/DVD±RW(DVD5)はもちろんだが、二層記録 (DVD9)のDVD±DLにも対応している他に、今回のViP −STからはDVD−RAMも読み込める様になっている。
 DVDの書き込み速度も意外と速くDVD−RWのみ6倍速にな っているもののその他は8倍速で書き込める様であり、二層記録メ ディアでも4倍速での書き込みが可能である。
 そしてドライブの奥側には下図の様にUSBコネクターが2個付 いており、こちらも480MbpsのUSB2.0対応となってい る様である。
 逆にドライブの手前側には下図の様にオーディオ関係の端子が2 つ並べてあり、その更に手前にはヘッドホンのボリュームが取り付 けてある。
 音声端子は2つ用意してあり、ピンク色の方はマイク用のミニピ ンジャックコネクターとなっており、緑色の方はヘッドホン用のミ ニステレオピンジャックとなっている。
 このヘッドホンコネクターはSPDIFの出力コネクターとして も兼ねており、DTSやAC3及びPCM関係が全てデジタル音声 として出力できる様になっている。
 その為に、外部機器として5.1ch対応機器等に接続する事で 、それらに対応したファイルを再生した際に5.1ch再生が可能 になる。

◆背面について
 背面にはほとんど何も無く、その大半はバッテリーパックが占め ている。
 そのバッテリーパックの右端には下図の様なコネクターが取り付 けてあるが、これはRJ−11のモデム用のモジュラーコネクター である。
 しかし、今回購入したViP−STではモデムが標準装備されて おらず、オプションでも搭載はできない様であるが、検討当初はV iP−STにもモデムは標準搭載とあったのだが、注文してからし ばらくしてお詫びのメールが届いた。
 最近ではモデムを使用する機会は全く無くなり、出張先のホテル 等でもLANが使えるところが多くなった事もあり、今後モデムは 無くとも全く問題にならないだろう。
 どうしてもモデムが必要な場合には、携帯電話用のUSBケーブ ルを購入すれば、数年前の機種からそのまま携帯電話がモデムとし て使える物が多い為に、こちらを用意した方が格安な為に携帯電話 をモデムとしてセットアップした方が良いだろう。
 そしてその右側にある丸いコネクターがACアダプター用のDC コネクターで、 製品の付属品とオプション でも多少記載したが頻繁なプラグの着脱はコネクターの破損につな がる様である。
 バッテリーの左側には下図の様なスリットが入れられており、次 のページで説明するが内部にあるCPUやチップセット等の放熱の 為の穴の様である。


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