製品の詳細(入力端子の種類等) ◆コネクターの接続場所 この製品の特徴は何と言っても入力種類の多さで、PCと映像 関係はほとんどと言って良いぐらいの入力数を搭載している。 コネクターの接続は左図の様に液晶表示器背面の下部より行い 、右図でもわかる様に電源を含む全ての入力信号関係の配線はこ こから行う事になる。 線材は左上図をよく見るとわかると思うが、スタンド下部背面 にあるフックへケーブルを引っ掛ける様にして配線する事で、液 晶表示器の正面から見た時にケーブル類が多数下部に垂れ下がっ て見えるのを防止できる様になっている。 製品によっては多ピンコネクター使用し変換ケーブルを用いて 接続する場合もあるが、下図を見てもわかる様にこの製品では全 ての入力コネクターにおいて標準コネクターを使用している為に 、製品に付属する特殊なケーブルや変換ケーブルや変換コネクタ ー等を一切必要とせず、PC側やAV側の入力についても一般的 なケーブルが使用できる様になっている。 ◆映像信号接続の為の入力 その中でも一般的なのが左図にある黄色の丸いコネクターで、 RCAピンコネクターを使用したコンポジットビデオ信号である 。 おそらくこの信号が付いていればどの様な映像機器でも接続で きる為に、ある意味ではチョッとした映像モニター用の端子とし て重宝するだろう。 そして右図にある物がS端子用のコネクターで、確か映像信号 と色信号が別々に出てくる形態で、D端子等が出る前には高画質 機器には必ず付いていたコネクターである。 ビデオカセットレコーダを使用していた時期には必ずこのS端 子を使用していたが、だいぶ前からD端子が主流となりつつあり 今後はHDMIのデジタル信号が主流となる事からも、先程のコ ンポジットビデオ信号は産業機器等の他の分野でも使用されてい る為に残る可能性はあるものの、このS端子は廃止方向になるの は避けられないだろう。 更に、左図にあるのがコンポーネント映像入力で、PCの様に 映像信号のR(赤)G(緑)B(青)と同期信号のH(水平)と V(垂直)の5つではなく、RGBに分けられた映像信号にそれ ぞれに同期信号ものせてある様な信号である。 その為に、コンポジットビデオ信号の様に映像信号と同期信号 の他に色差信号と複雑に信号が入り込んでいたり、S端子の様に 色信号が分離されたと言えども微妙な信号加減でも色が変わる為 に、ケーブルを延ばす部分ではやはりコンポーネント信号の様に 映像信号毎に色を予め分離しておいた方が良いだろう。 しかしこのコンポーネント出力一部機種等で採用している他は あまり見かけず、どちらかと言うと一般的にはD端子を採用して いる機器が多い様に思える。 そして左図がHDMI用の端子であるが、以前はD端子もデジ タルかと思われたがそうではなく、このHDMI端子でやっと映 像信号もデジタル化された様である。 信号的にはDVI−D端子の信号に音声データを追加した仕様 らしいのだが、この製品にはスピーカが付いていない為に結局は 映像信号のみの使用となっている。 以前のD端子の様に今後主流になるかと思われてもすぐに消え てしまう場合が多い為に何とも言えないが、現在ではこのHDM I端子で行く感じはある。 今後の規格はどうあれ、 現行のシステム ではHDMIで接続するのがベストで、今回この液晶ディスプレ ィの採用はこのHDMI端子が付いていた事だけと言っても良い だろう。 ◆PC接続の為の入力 ただ、映像入力であるHDMI端子はDVI−D端子の信号と 同じと言われるだけに、上図から見てもわかる様に隣同士にコネ クターが配置してある。 そのDVI−D端子が左図にある様なコネクターで、似た呼び 名でDVI−I端子もあるがピン配置が若干違い、物によっては D−Sub15ピンのRGB信号がそのまま利用できる物もある 様である。 今回の製品ではRGB入力としては使用できず、当然変換コネ クター等も付属していない。 また、このDVI−DにHDMI用の変換コネクターや変換ケ ーブルを使用しても使用できず、これは取扱説明書には無いのだ が別途ホームページ等で訂正されている様である。 その為か、このDVI−D端子をHDMI端子として2つ使え ると期待した人もいる様だ。 そして右図にあるのがPCではお馴染みのミニD−Sub15 ピンのRGB端子で、最近ではDVI−DやDVI−Iで接続す る機会が多くなってきているが、まずはこのRGB端子で接続で きないPC機器は無いだろう。 今回もPCが古くVGAカードを色々と探してみたものの、結 局はDVI−D端子付のカードを探せなかった為に残念ながらこ のRGB端子にて接続する事になった。 何れにしてもPC用のディスプレィとして販売するには、おそ らく現段階ではまだこのミニD−Sub15ピンのRGB端子を 省略してしまう事はできないだろう。 そして左図にあるコネクターはUSB用のコネクターであるが 、このディスプレィには3ポートのUSBハブが搭載されている 。 左図はその入力端子で、付属のUSBケーブルにてPC本体の USBコネクターと接続するする様にする。 コネクターは左図を見てもわかる様に、よくプリンターやスキ ャナー側で見かけるUSBのBタイプコネクターが使用されてい る。 その為に、PC本体が離れた場所にあり付属ケーブルで届かな い場合には、一般市販のA−BタイプのUSBケーブルを別途用 意すれば接続できるだろう。 特にUSB2.0規格ではケーブルの中継は行わない事になっ ている様なので、中継しても動作はするもののケーブル代がそれ ほど金額的に変るものではないために、USB2.0規格の長い A−Bタイプのケーブルを用意した方が良いだろう。 ◆USBコネクターについて 上記でも説明したがこのディスプレィには3ポートのUSBハ ブが搭載されており、そのうちの2ポートが左図の様にディスプ レィの左側面にコネクターが取り付けてある。 その部分を拡大したものが右図であるが、一般的なサイズのU SBメモリーを同時に2本挿し込んでもお互いに邪魔になる事無 く装着できる間隔が取られている。 今回設置しているPCは本体が邪魔にならない様に机の後ろに 設置し、CD/DVDドライブだけが見える高さにしている事も あり、たとえPCのフロントパネルにUSBコネクターが付いて いても使えない状態になるだろう。 その点、今回のディスプレィの様にUSBハブを搭載していれ ば、PC本体が見えない場所にあってもUSB機器が使える様に なる事は便利である。 そしてもう一つのUSBコネクターは左図の様にディスプレィ の上部にあり、この部分には通常右図の様にゴムカバーが取り付 けてあり、ホコリ等が入り込まない様になっている。 この部分のUSBコネクターはUSBカメラを接続する為に用 意されてあり、BENQからはこの部分に合うデザインの専用U SBカメラが発売されている。 今回は特に必要性が無かった為にUSBカメラは購入しなかっ たが、意外とこの位置はUSBメモリーを挿し込む際にも便利な 位置かも知れない。 ◆操作パネル そして左図の様に液晶ディスプレィの右側面には操作パネルが 配置され、下図の様に小さな縦長のボタンが8つほど縦方向につ ながって配置されている。 慣れれば違うのかも知れないが、どうしてもキー位置を確認す る為にディスプレィの横を覗かなければならないのは不便で、か と言って正面の枠が厚くなってしまうのも困ってしまう事から、 ここは慣れるしかないのだろう。 通常は元の電源をテーブルタップの手元スイッチでPC本体と 共に切ってあり使用する際に電源を入れているが、この元を入れ た1回目の電源スイッチで液晶ディスプレィが動作する事は無い 様で、どうしても毎回2度押さないと動作してくれない様である 。 電源スイッチを押してから立ち上がるまでの時間かと、電源ス イッチを1度押してから数秒待っていても動作せず、液晶がつか ないだけでなく電源スイッチのランプが点灯しない様である。 元の電源を入れてから数秒経ってから電源スイッチを押しても 同様である。 おそらく故障ではないと思われるが、同じBENQでもFP9 3GXを5台にFP91G(+)を10台使用してきたが、どれ もこの様な現象が発生した事が無い為に、今回のFP241W特 有の現象なのかどうかは不明である。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 拡張関連選択メニューに戻る FP241Wメニューに戻る |