HAGIWARA SYS-COM製 HPC-CDA01
コンパクトフラッシュ型SDメモリーカードアダプター


◆アダプターについて
 現在使用中のデジカメである C−2500L では、メモリーカードとしてスマートメディアとコンパクトフラ ッシュが使用できる様になっている。
 スマートメディアは既に使用されているカメラも無いに等しく 購入も困難であるが、幸いにもC−2500Lではコンパクトフ ラッシュも使用できる事から、当分の間はメモリーカードが壊れ ても入手に関しては困る事は無いだろう。
 しかし、デジカメや家電部門では既にコンパクトフラッシュを 使用する製品はほとんど無く、FA関係等の機器組み込み用やN C機器等の加工機分野に限った使用となっている。
 その為に、入手するには一般販売店からでは入手困難となるお それがあり、更にメモリーの大容量化方向になる可能性があり、 小容量メモリーは生産されなくなるおそれがある。
 そんな時に見つけた物が下図の様なアダプターで、SDメモリ ーカードやマルチメディアカードをコンパクトフラッシュに変換 してくれる便利なアダプターである。
 
 この製品は5千円弱と現在となってはチョッと高価で、この金 額があれば2〜4GBのメモリーカードが購入できてしまうと言 う点ではもったいない感じがするが、携帯電話やメモリーカード 式のオーディオプレーヤ等で使用していたメモリーも使用できる 事からも、今後余ったメモリーをデジカメに利用できる利点があ る。
 
 当然であるが製品は左上図の様にコンパクトフラッシュの形状 をしており、その1部がSDメモリー等のソケットとなっている 。
 このアダプターはトレイに入れられているだけの為に、このま までポケット等にいれてしまうと左上図のコネクター部分にホコ リ付いてしまい接触不良の原因となってしまうだろう。
 その為に、右上図の様にコンパクトフラッシュが入っていたケ ースに入れて保管すると良いが、必ずしもコンパクトフラッシュ にケースが付属するとは限らない為に、もしも無い場合には10 0円ショップ等から手頃なケースを探しておくと良いだろう。

◆余ったメモリーの利用
 左下図にある左側のコンパクトフラッシュが現在使用している 64MBと128MBであり、そして今回の目的である以前携帯 電話の P901i で使用していた右下図の上にあるミニSDメモリーカードにSD サイズに変換するアダプターを使用して試してみる。
 そのついでに、現在使用中の携帯電話の 911SH や新しく導入したデジカメの PS−A570IS でも使用している右下図の下側にある1GBのマイクロSDカー ドにも、SDカードサイズに変換するカードアダプターを使用し て試してみる事にする。
 
 ミニSDカードの場合には左下図の様に、メモリーカードの手 前端に容量が書いてある事から、SDカードアダプターとCFカ ードアダプターに挿し込んだままでも容量が見えて便利である。
 また、CFカードアダプターからSDカードアダプターを取り 出さなくとも、ミニSDカードだけも抜き取る事ができる為に、 ミニSDが数枚ある場合にはメモリーカードだけの抜き挿しも可 能だろう。
 
 下図にあるマイクロSDも同じ様な挿し込み方法だが、容量は メモリーカードが小さい為にSDカードアダプターに挿し込んだ 段階で見えなくなってしまう。
 
 ここでは紹介しないが、別ページにある メモリーカードについて の最後にある残ったメモリーの使用例で記載した様に、マイクロ SDカードをミニSDカードアダプターに挿し込んでから更にS Dカードアダプターと3段階に挿し込んでも利用できる。

◆デジカメに入れてみる
 今回のコンパクトフラッシュアダプターをデジカメにセットし てみると右下図の様になり、コンパクトフラッシュカードと同形 状の為に全く問題なく使用できる。
 
 またアダプターは左上図の様に挿し込む為に、SDカード自体 は運良く丁度真上を向く事からセット後にアダプターから落下す る事は無く、もっともソケットのガイドでSDカード自体もガイ ドされている事から、万が一逆に挿し込むタイプであっても問題 は無いだろう。

◆デジカメでの認識
 そして実際にデジカメにて使用してみるが、今回使用したデジ カメでは最大256MBまでと思われていた為に、最後に試す1 GBのメモリーは試しただけで実用上は問題があるだろう。
 まずは通常このデジカメでコンパクトフラッシュと同時に挿し 込んである左下図の左下にある32MBのスマートメディアを認 識してみるが、このカメラで圧縮した記録の一番高画質なHQモ ードで認識させると右下図の様に55枚の撮影ができるのがわか るだろう。
 
 ここからコンパクトフラッシュのスロットを使用した認識容量 確認となるが、上記スマートメディアと常に同時に挿し込んでい る左下図にある64MBのメモリーを認識させてみると、右下図 の様に32MBの2倍の容量である為に撮影枚数もほぼ2倍の1 08枚となっている。
 本来32MBで55枚の2倍であれば110枚となるのだが 、その辺はファイル管理上の容量差と思われ、2枚程度であれ ば誤動作と言う事ではないだろう。
 
 更に64MBの2倍である128MBのメモリーを認識して みると右下図の様に217枚の撮影が可能で、こちらは1枚差 でほぼ2倍の撮影ができるのがわかるだろう。
 
 そして今回の目的である携帯電話の旧機種で使用していた2 56MBのミニSDを認識させてみたが、その結果右下図の様 に423枚の撮影ができる様である。
 しかし128MBから2倍となると434枚となるはずだが 、423枚の表示と言う事は11枚の差があるわけだが、この デジカメでは256MBまでの使用ができる為に問題ないと思 われるが、256MBのコンパクトフラッシュを入れた場合に は何枚の撮影となるかは不明である。
 
 更に今回は無理とわかっている1GBも試してみたが、右下 図の様に720枚の表示となった。
 しかし、よく考えてみると256MBから1GBでは容量が 4倍となる事から、単純に考えても上記の423枚を4倍した だけでも1,692枚となり、右下図からもわかる様にこのデ ジカメでは999枚までの表示しか出来ない事がわかるだう。
 その為に、これでは上手く認識しているかどうかは表示上か らでは判断不能である。
 
 しかし、もしかするとこの720枚という表示はもう一桁あ れば1,720枚と言う事になり、256MBの423枚から 4倍すると28枚差と言う事になる。
 そんな事からももしかすると上手く認識しているかも知れず 、とりあえず20〜30枚撮影してみたがそれらは全く問題な く撮影されており、画像が乱れたり色が変になったり解像度が 変わったりする事は全く無い様である。
 しかし、ファイル管理上の問題があるとすれば枚数を多く撮 ればバケる可能性があるが、試しにシャッターを押し続けたと しても1,700枚以上の撮影は大変な話である。
 これらの事からも今回は上記の結果だけにとどめた。

◆カードリーダーについて
 今回はデジカメでの使用の為に、撮影後はPCのカードリー ダーにて読み込む必要がある。
 その為に早速下図の様に現在使用中のカードリーダーで読み 出してみたが、左図の様に今回用意したコンパクトフラッシュ アダプターのままでは認識はしているかの様に思われたが、メ モリーの内容を参照しようとするとダンマリとなり、何時まで 経っても何も表示される事無く、しばらくの間はカーソルが砂 時計のままになってしまう。
 数分すると戻ってはくる様であるが何度やっても同じ結果で 、カードを挿し込み直しても結果は同じである為に、ここで使 用した カードリーター では今回用意したコンパクトフラッシュアダプターを使用して の読み込みは不可能な様である。
 
 その為に今回は右上図の様にコンパクトフラッシュアダプタ ーから引き抜いたSDカードアダプターのままで読み込ませる 様にしている。
 今回は現在使用中のカードリーダーでは読み込みができなか ったが、同時期に購入していたバッファロー製のUSB接続タ イプのカードリーダーでは読み込みが可能だった事から、この コンパクトフラッシュアダプターはカードリーダーとの相性が ある様である。
 しかしここで使用したカードリーダーも古く、今回新たに導 入したデジカメである PS−A570IS では高速・大容量のSDHCが使用できたのだがこれも使用で きず、何れカードリーダーも交換する必要性に迫られるだろう 。


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