無線LANカードの取り付け ◆カバーの取り外し 今回、無線LANカードを取り付けるminiPCIスロット は別ページで説明してある メモリーの交換 時に取り外したカバー位置の隣にあるカバーで、左下図の様に背 面のACアダプターやLANのコネクター側に配置され、そのカ バーの端2箇所がビスで固定されている。 その為にもメモリー交換時と同様に、上図の様にしてPC本体に 取り付けられているバッテリーパックを取り外してから作業した方 が良く、できればカバーを取り外す前にバッテリーパックを取り外 しておけば、内部に蓄えられた物もカバーを取り外しているうちに 放電されて無くなるだろう。 但し、NotePCによってはもう一つ内部に内臓バッテリーと して搭載している物もある為に、これらの場合には取扱説明書等を 参考に取り外す様にする。 ◆アンテナを探す 無線LANカードを拡張するに当たり問題になるのがアンテナで 、本来このSatellite J11にもオプションとして無線 LAN仕様のモデルがある為に、もしかしたらアンテナは既に搭載 されていてカードだけ増設すれば良いのではと期待した。 また、その下側に見えるスペースが右上図で、おそらくここには オプション設定にあるモデムカードが増設されるスペースと思われ るが、右下の方にコネクターが見えるのがわかるだろう。 そして右上図中央にテーピングされている白黒の線材がアンテナ 線と思われたが、今回用意した無線LANカードとはコネクター形 状が違い、別ページにある NEC製LaVie LL770/6 容量の拡張について でメモリーやハードディスクを交換した際に見た無線LANカード や、よく色々なサイトで見かけるIntel製のminiPCI無 線LANカードも今回用意した無線LANカードと同じアンテナコ ネクターを使用していた事により、右上図に見える線材やコネクタ ーからアンテナ線ではないと判断した。 その為にとりあえず今回は付属のアンテナケーブルを使用して、 無線LANカードとして利用できるかどうかだけを確認する事にし た。 ◆基板の取り付け 今回用意した無線LANカードをminiPCI用のスロットに セットするが、その取り付け方法は別ページにある メモリーの交換 で説明してあるメモリーカードの取り付け方法と全く同じである。 しかしあまり大きく揺さぶるとコネクターに負担がかかり、コネ クターのリードが基板から剥がれるおそれがある為に十分注意して 挿し込む様にする。 このソケットには左上図の様にコネクター側の樹脂部分間とで指 で挟む様にして挿し込めばよく、十分にカードが挿し込まれた事を 確認したならば、あとは左上図の位置からカードを下側に押し付け 、右上図の様にカードの両端にある基板押さえ用の金具でカードが しっかり浮かない様に固定された事を確認する。 ◆アンテナの取り付け 今回購入した物はNotePCの内蔵用でなく、別ページの 拡張する為の部品を選定する の最後にある様にADSLルータ用の内臓拡張無線LANカー ドであった事で、内臓タイプの専用形状のアンテナだったこともあ りそのまま取り付ける事は不可能であった。 また、他も探してみたもののIntel製のminiPCI タイプのカードは多数あったものの、全てに於いてアンテナ付 が無かった事もあり間に合わせに実験的にアンテナを取り付け る事にした。 そして左上図で指に持っているのが今回付属していたアンテ ナケーブルで、ペンシルの芯かと思うほどのケーブルが2本1 50〜200mm程度の長さで両端に同じコネクターが取り付 けられており、このアンテナケーブルを右上図の様にMAIN とAUXにそれぞれ接続して、その付近に伸ばして貼り付けて おく様にする。 ◆カバーの取り付け カバーの裏側には左下図を見てもわかる様に、実際のカバー の色とは違う色の物がコーティングされており、その何箇所か は本体にカバーを装着すると接触させる為の接点が設けられて おり、一応電磁波防止の様な効果を持たせているものと思われ る。 その為に、今回のこの様なアンテナの設置では同軸ケーブル の先端に付くコネクターからの送受信に加え、シールド効果を 持ったカバーとで実用上は使えないだろう。 実際には認可された以外の状態で使用する事は電波法に触れ る事になる為に、できればPCメーカーに相談して純正品を入 手するか、現在では安価になったUSBタイプの無線LANユ ニットを購入した方が良いだろう。 メインに戻る ⇒ コンピュータ ⇒ 拡張メニュー ⇒ Satellite ⇒ 無線LANメニュー |