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![]() ◆LAN用器具の配線 ![]() 右図の様に壁の中にケーブルを配線する際には、何処に行っている配線なのかを区別する 為に予め線材にキズを付けるとかインシュロックタイを使用するとかでマーキングして おくとよい。 もっとも、単にHUBに接続するだけであればどこにどう接続しても同じであるが、 そういった場合でも不具合や動作の確認を行なう際に便利な為に予め接続先はわかっていた 方が便利である。 これらの線材を配線し易いくらいの長さに壁より引き出しておくようにする。 ![]() あまり外皮を多くむき過ぎると、器具をスイッチボックスに収納した際に線材が スイッチボックス外に出てしまい、この部分がこすれてむけてしまう可能性が有り 断線やショートする可能性が出てくる為にこの辺の事に注意してむく様にする。 外皮をむく際には左図の様にストリッパーやカッター等で行なうが、直接外皮を 切り取ってしまうと確実に内部の線材まで切れてしまう為に、外皮にはキズを付ける 程度として外皮の外周全てにキズが付いたら手で引っ張ってはぎ取る様にする。 内部の線材の外皮は薄くて柔らかい為に、キズを付けてしまうと直ぐに芯線まで 到達してしまう為に注意して作業する様にする。 ![]() LANの場合はこのツイストペアになっている物同士を利用する為に、ペアになっている 物をむやみにほぐさない様に注意する。 このペアになっている色は線材のメーカーによって違っている為に、配線作業の際に 線材がほぐれてしまいわからなくならない様に、予め線材のペア同士の色をメモして おくとよい。 ![]() その為に作業し易い位にペアになっていた線材をほどいておき、ストリッパーでむき 終わったらペアどうしてなるべく多くペアになる様により直しておく。 線材をむく際には器具か箱に書いてある説明通りの長さに芯線が出る様にし、 あまり極端に長く短くなったりしない様にする。 普通一般的には線材をむく長さとして10mm〜15mm程度である。 ![]() 線材の色等は線材メーカーによりまちまちな為にどの色を配線しても問題ないが、 ペアになっている同士がうまく合うように接続しないと、違う信号同士をペアにして しまうと動作が不安定になったりし誤動作の原因となってしまう為に注意して配線する 必要が有る。 このペアとなる組み合わせを以下に記するが、これを参考に間違いない様に配線する。
参考までに10BASE−T用として販売されている1997年購入のケーブル3種類での 実際の線材色対応表を参考までに下記に載せておく。
上記表で線材色の指定で【白−白/青】等と表現してある部分があるが、これは白色の 線材と白色に青色の縦線か横線の入ったケーブルがペアになっている事を示している。 なお線材においては黒色と茶色の区別がつかなかったり、2色で表現してある物では 線材の長さ方向に色線が入れてある物は良いが横方向に色線が入れられている物では ある程度外皮を多くむかないと確認できない物や、同じ色の組み合わせだが横に入れられた 色線が1本と2本や3本と色線の数で表現している物もある。 この辺は使用しようとする実際の線材を確認してみて、この線材での全色を予め 確認してから配線作業を行なった方が良いだろう。 ![]() 外皮のむく長さも左図の様に配線後に線材を横に倒した時に器具の幅と同じくらいの 位置に切り口が来る長さが作業もし易く一番良いと思われる。 屋内配線でLANケーブルを使用する場合は、長さが不足したからといって途中で 中継するわけに行かないのでケーブル購入の際は十分に長いケーブルを購入する。 ケーブル自体は10BASE−Tの物で305m(1箱)で1万〜2万ぐらいで 販売されているが、多少高くつくがパソコン周辺機器メーカーも20/30/50/100mと 様々な長さのケーブルを販売している。 また100BASEの場合にはケーブル自体が違ってくる為に専用の物を購入しておく 必要が有り、現在は10BASEだが将来100BASEにする予定があるのであれば 予め100BASEタイプの線材で配線しておいた方が良いだろう。 メインに戻る ⇒ 修理・分解に戻る ⇒ 屋内配線に戻る ⇒ 器具取付に戻る ![]() |