水道管用凍結防止ヒーター


◆凍結防止ヒーターについて
 寒冷地では地中からの水道配管を蛇口まで立ち上げる際には、 凍結を防止する為に下図の様な断熱材と一緒に凍結防止ヒーター を取り付けるのが普通となっているが、意外とコンセントだけ設 置されて下手すると年中電源を入れたままになっているケースも 少なくないだろう。
 
 左上図では既にコンセントを増設した後であるが、本来は3つ 口コンセントが用意された部分にボイラー電源と風呂用3本にト イレ用2本の凍結防止ヒーターを取り付けていた。
 その為にコンセントの口数が足りないばかりか、右上図の様に コンセントまで遠く届かない凍結防止ヒーターもあった為に、別 途テーブルタップを用意して接続していた。
 
 更に屋外にも左上図の様に凍結防止ヒーターがあり、全て電源 を入れたままでは意外と冬場には電気代がかかってしまう他、ヒ ーターの寿命等にもかかわってくるだろう。
 凍結防止ヒーターには右上図の様に温度調節を行うサーモスタ ットが付いている製品もあり、何度で動作するかは不明だがさす がに27度前後では自動的にスイッチが切れている様である。
 しかしこのサーモスタットにはバラ付があり、故障して通電し たままとなってしまう事も考えられる為に、やはり手元にはスイ ッチを用意して動作状況をモニターしたい所である。

◆コンセントの増設
 コンセントの口数は左図の様に凍結防止ヒーター全てに用意し 、テーブルタップや三つ又等による増設は行わない様にした。
 そして左下図の右側にあるコンセントは元々1連の3つ口コン セントが取り付けてあった部分を使用し、2連用のスイッチボッ クスを使用して右下図の様に増設した。
 右下図の左側の3つ口はこれまでの器具をそのまま使用し、風 呂関係で使用されていた3本の凍結防止ヒーター用とし、右上に はその通電表示灯を取り付けた。
 この通電表示灯は負荷の有無に関係なく点灯する物で、実際の 通電モニターは以下で説明する屋内のスイッチに付いているラン プで確認する様にする。
 
 そして左上図の左側には新規に2連のスイッチボックスを増設 し、トイレ用の2口コンセントとその通電表示ランプを用意した 。
 実際にはもっとトイレ側の壁面に寄せて増設すればよかったの だが、トイレ側との壁面に対する柱の通しが確認できなかった為 にスイッチボックスの取付位置が決められず、今回はこの位置に 決定したが、遠い部分の凍結防止ヒーターのケーブル長がピッタ リとなってしまった。
 更にボイラー用のコンセントは右上図の様に、通電表示灯の下 に引っ掛けコンセントを用意し、動作中に間違って外してしまわ ない様に簡単に外れない物とした。

◆電源の為のスイッチ
 そして凍結防止用ヒーターの電源スイッチは、左図の様に台所 の入り口に設置した。
 この部分には元々右下図にある台所の蛍光等用のスイッチが設 置してあったのだが、左下図の様に冷蔵庫が設置してあり玄関か ら真っすぐ見えてしまうと言う事で、反対側のドアを開閉する事 になり結局このスイッチは使用していなかった。
 その為に別ページで説明した 蛍光灯の分割点灯 の様に台所用の蛍光灯を別な位置に設置したが、元の位置でも操 作できる様に3路スイッチを使用しておいた。
 
 その為に1連のスイッチボックスから2連のスイッチボックス へと交換し、右側には右上図の様に3つの凍結防止用ヒーターの 為のスイッチを用意した。
 このスイッチは通電時にランプが点く物を使用し、それも負荷 に応じて点灯する物を使用してある為に、凍結防止ヒーターがO N/OFFするとそれに合わせて点灯する。
 その為に、スイッチの切り忘れはスイッチのボタンが倒れてい る方向を確認するか、屋外用以外はボイラー室に点灯しているパ イロットランプを確認してもスイッチの切れ忘れを確認できる様 にしてある。
 この様にスイッチを取り付ける事により、寒い冬でもわざわざ 外に出なくとも、天気予報や入れ忘れに気付いた時にはトイレに 起きた際や風呂のボイラーの電源を消す際にでもスイッチ一つで 操作できる様になる。


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