断熱材の追加


◆用意した断熱材
 今回は予定に無かった断熱材の追加だったが、2階には7.5 畳と今回見つかった6畳に8畳と3つの部屋に、階段部分の天井 もあったが、今回は2間続きの6畳と8畳のみを確認した。
 しかし両方共に半分しか無いものと考えていた為に下図の様に 1パックと以前別ページで紹介したエアコン取付後の 試運転・稼動 で追加に余った物を用意した。
 
 ホームセンター等では左下図の様に1枚単位でも販売している 為に必要分を購入すれば良いが、ある程度まとまった数が必要な 場合には左上図の様な1パックごと購入した方が良い。
 今回購入した物は右上図にもある様にサイズが幅430mmで 長さが1,370mmとなっており、厚さは100mmタイプを 用意したが、この他にも厚さが50mmタイプもある為に必要に 応じて用意するが、一般的には住宅用断熱材としては100mm 厚が普通に使用されているだろう。
 100mm厚の場合には右上図の様に27枚入りであるが、5 0mm厚の場合には2倍の50枚以上が入っている為に、50m mを2枚重ねにして使用する事も考えられるだろう。
 
 断熱材1パックは結構大きい為にワゴンやバンでもあれば問題 ないが、2ドアや4ドアタイプでは助手席を倒せば入らない事も ないが、ホームセンター等では無料貸出車が用意されている場合 が多い事もあり、おそらく車を借りてしまった方が良いだろう。
 そして断熱材のパッケージを開けてみると、右図の様に一変に して部屋中に断熱材が広がった為に、開封の前には予め場所を確 保しておいた方が良い様である。

◆6畳の天井半分に追加
 以下の図は左右共に同じ部分の様子で、左下図が断熱材が無か った時のもので、今回新たに断熱材を追加した様子が右下図であ るが、隙間無く敷きつめてお互いの断熱材が重なり合って隙間が できない様に敷きつめる。
 そして念には念を入れて、足場に使用していた板材や天井の吊 りを補強した際に使用した角材等を断熱材の合わさり目前後に配 置し、浮き等も防いでみた。
 
 基本的に天井裏は簡単に登れる物ではなく、洋室の場合には石 膏ボード1枚で和室の場合には左上図の様に模様が印刷された薄 いベニヤ合板1枚である事から、これらに足を乗せれば確実に落 下してしまうだろう。
 その為に天井が吊られている部分のみに足がかけられる為に、 できれば左上図の様に足場代わりの長い板が残っていれば幸いだ が、無ければ足場用の板を用意する必要があるだろう。
 おそらく6〜8畳間で3箇所程しか吊られておらず、左上図の 場合にはこの吊られた部分から奥に見える部屋の端まで20mm 厚の幅150mm程度の板が入れられれば大丈夫だろう。
 どうしても足場用の板を入れられない場合には、吊りを増やし ていく方法もある為に、今回も押入れの入り口付近には2箇所程 の吊りを追加して補強してある。

◆ベランダ側の軒先
 そして下図は南側のベランダの天井であるが、ここは従来屋外 だった為に無かったのだろうが、数年前に洗濯物を雨や雪の日に も干せる様に部屋としてベランダを塞いでしまった。
 その為にベランダも1つの部屋となってしまった事から、夏場 の天井から来る熱をある程度は遮断できる様に断熱材を敷きつめ てみた。
 
 更に奥に見える柱の向こう側には屋外に出ている軒先になるが 、この部分には外気を取り込む為の穴が開いた合板が貼られてい る為に、この部分への断熱材の設置は厳禁である。
 逆に通気穴を塞いでしまうと屋根が熱せられた熱が逃げる事が できず、屋根裏が高温になり結果的に天井からの熱で部屋の温度 が上昇してしまうだろう。

◆押入れの天井部分
 更に左下図の様に押入れの上にある物入れの天井部分にも断熱 材が全く無く、こちらは普通のベニヤ板が1枚の為に屋根裏の熱 でいつも熱せられていたのだろう。
 
 その為に今回し右上図の様に全て断熱材を敷きつめ、部屋の天 井との段差部分にも断熱材で覆える様に、右上図の様に断熱材を 長手方向で使用してコの字型になる様に配置した。
 
 そしてこの部分にも断熱材の浮きによる移動や隙間が発生しな い様に、上図の様に吊りの補強の際に購入しておいた角材を使用 して重し代わりに設置した。
 この和室では断熱材が半分無かった為か昨年の夏場は南北にあ る窓を全開にしても40度を超えた日々が数日間あったが、断熱 材を入れた今年は35度程度に抑えられないかと期待していたが 、やはり想像通り35度以上は室内温度が上がる事は無く、この 年の夏は涼しかったとは言えなかった為に、やはりただ敷きつめ ただけの断熱材でも有ると無いとでは5度もの温度差が出る様で ある。


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